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ServerView Resource Orchestrator V3.2.0 リリース情報
FUJITSU Software

2.3.5 V3.1.2(T009379LP-05/T009378WP-06)とV3.1.2(T009379LP-04/T009378WP-05)の非互換情報

2.3.5.1 VDI管理サーバとの連携方法の変更について

変更内容

VDI連携機能を利用するために、本製品をVDI管理サーバと連携させる方法を変更します。

対処方法

以下の手順を実施し、VDI管理サーバ定義ファイルの情報をもとに、VDI管理サーバをVDI管理製品として本製品に登録します。

未登録の場合、VDI連携が有効なL-PlatformおよびL-Serverの作成、変更、削除が行えないため、すみやかに登録してください。

ただし、すでに作成済みのVDI連携が有効なL-PlatformおよびL-Serverを仮想デスクトップとして利用することに影響はありません。

手順の実施後、VDI管理サーバ定義ファイルは削除してもかまいません。

なお、VDI管理サーバ定義情報の移行ツールを使用して、VDI管理サーバ定義ファイルの情報を移行できます。

移行ツールの利用方法については、「VDI管理サーバ定義情報の移行ツールの利用方法」を参照してください。

  1. 以下の表に従い、VDI管理サーバ定義ファイルの情報を、VDI管理製品の登録ダイアログの入力項目と対応づけます。

    VDI管理サーバ定義ファイル

    VDI管理製品の登録

    項目名

    キー

    VDI管理サーバ名

    vdi番号.name

    [管理製品名]に指定します。

    VDI管理サーバ種別

    vdi番号.type

    手順2で、VDI管理サーバ種別に応じた、VDI管理製品の登録ダイアログを選択します。

    VDI管理製品の登録ダイアログの入力項目には対応する項目はありません。

    VDI管理サーバのIPアドレス

    vdi番号.ipaddr

    [IPアドレス]に指定します。

    VDI管理サーバの管理者ユーザー名

    vdi番号.user

    [ユーザーID]に指定します。

    VDI管理サーバの管理者パスワード

    vdi番号.password

    [パスワード]に指定します。

    VM管理製品名

    vdi番号.vmmgr

    [VM管理製品一覧]に指定します。

    VDI管理サーバの接続情報

    vdi番号.connect_info

    [接続情報]に指定します。

    注意

    VDI管理サーバ定義ファイルで定義していたVDI管理サーバ名と、VDI管理製品の登録で指定する[管理製品名]は一致させてください。
    一致しない場合、すでに作成済みのVDI連携が有効なL-PlatformおよびL-Serverの変更、削除操作が失敗することがあります。
    誤って、一致しない[管理製品名]でVDI管理製品を登録した場合は、本製品からVDI管理製品を削除し、一致する[管理製品名]で再登録してください。

  2. VDI管理製品を登録します。詳細については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「5.15 VDI管理製品の登録」を参照してください。

  3. VDI管理サーバ定義ファイルに、複数のVDI管理サーバが定義されている場合は、手順1、2をVDI管理サーバの数だけ、繰り返します。


VDI管理サーバ定義情報の移行ツールの利用方法

以下の手順を実行してください。

  1. 管理サーバにシステム運用管理者(OSの管理者権限)でログインします。

  2. 移行ツールを実行します。

    コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。

    > cd インストールフォルダー\SVROR\Manager\opt\FJSVrcxmr\sys\VdiMigrationTool <RETURN>
    > migrate_vdi.bat <RETURN>

    処理が完了するまでに数分かかります。
    VDI管理サーバ定義情報を移行する対象がVDI管理サーバ1台の場合、約2分かかります。それ以降は、VDI管理サーバが1台増えるごとに、処理にかかる時間が約40秒ずつ増えていきます。

    移行ツールの実行結果は、VDI管理サーバごとに以下の形式で標準出力に出力されます。

    • VDI管理サーバ情報の移行が完了した場合

      Succeeded: VDI管理サーバ名, ip=VDI管理サーバのIPアドレス

    • 同じ名前のVDI管理サーバがすでに登録済みで、移行がスキップされた場合

      Warning: VDI管理サーバ名, already exist

      実行結果の出力例

      Succeeded: horizonview1, ip=192.168.2.1
      Warning: horizonview2, already exist
      Succeeded: horizonview3, ip=192.168.2.2

    VDI管理サーバ定義ファイルの先頭に定義されたVDI管理サーバから、順番に移行されます。
    すべてのVDI管理サーバ定義情報の移行が完了した場合、移行ツールは終了ステータスが"0"になって正常終了します。
    VDI管理サーバ定義情報の移行に失敗した場合、その時点で移行ツールは終了ステータスが"1"になって異常終了します。このとき、標準エラー出力にエラーメッセージが出力されます。
    エラーメッセージをもとにエラーの原因を取り除き、再度、移行ツールを実行してください。

    ポイント

    • 本製品のマネージャーが起動している状態で移行ツールを実行してください。

    • 移行ツールは、必ず格納先フォルダー上で実行してください。

  3. VDI管理製品の登録結果を確認します。

    コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行し、VDI管理サーバ定義ファイルに定義されていたVDI管理サーバの情報が、VDI管理製品として表示されることを確認します。

    > インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxadm vdimgr list <RETURN>

    VDI管理製品の一覧表示コマンドの表示例

    > C:\Program Files (x86)\Resource Orchestrator\SVROR\SVROR\Manager\bin\rcxadm vdimgr list <RETURN>
    NAME                              TYPE           IPADDRESS       STATUS
    ----                              ----           ---------       ------
    horizonview1                      Horizon View   192.168.2.1     normal
    horizonview2                      Horizon View   192.168.2.2     normal

    上記の表示例は、VDI管理サーバ定義ファイルが以下のように定義されている場合のものです。

    #VDI1
    vdi1.name=horizonview1
    vdi1.type=vmwareview
    vdi1.ipaddr=192.168.2.1
    vdi1.user=viewdomain1\admin1
    vdi1.password=password1
    vdi1.vmmgr=vc1,vc2
    vdi1.connect_info=192.168.123.1, http://192.168.123.1/vmwareview/
    #VDI2
    vdi2.name=horizonview2
    vdi2.type=vmwareview
    vdi2.ipaddr=192.168.2.2
    vdi2.user= viewdomain2\admin2
    vdi2.password=password2
    vdi2.vmmgr=vc3,vc4
    vdi2.connect_info=192.168.123.2


2.3.5.2 ネットワークデバイスのVLAN情報の取得について

変更内容

製品の負荷上昇を抑止するため、ネットワークデバイスのリソース登録後に行う、ネットワークデバイスから取得するVLAN情報の初回の取得処理を変更します。

影響

ネットワークデバイスをリソース登録後、RORコンソールのリソース詳細画面でネットワークデバイスの属性情報にVLAN情報が反映されるまでに時間がかかることがあります。

対処方法

対処は不要です。

ネットワークデバイスをリソース登録後、VLAN情報をすぐに反映させ確認したい場合、対象のネットワークデバイスのポップアップメニューで[更新]を選択してください。