ここでは、イメージ情報を記述するXMLドキュメントについて説明します。
クローニングイメージの構成情報を記述したXMLドキュメントです。
クローニングイメージ1つに対して、1つのイメージ情報を作成し、登録します。
イメージ情報の雛形は、以下のフォルダーに格納されています。この雛形を参考に、インフラ管理者が作成する必要があります。
【Windowsマネージャー】
インストールフォルダー\RCXCFMG\templates\images\
【Linuxマネージャー】
/opt/FJSVcfmg/templates/images/
項目 (タグ) の説明については、「15.20.2.2 ファイルの詳細説明」を参照してください。
イメージ情報内のソフトウェアIDについては、ソフトウェア情報の登録時に付与されたソフトウェアIDを記入する必要があります。
イメージ情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <image version="2.0"> <id>[クローニングイメージID]</id> <name>[イメージ情報の名称]</name> <resourceId>[リソースID]</resourceId> <imageName>[クローニングイメージ名]</imageName> <ownerOrg>[オーナー(組織)]</ownerOrg> <ownerUser>[オーナー(利用者)]</ownerUser> <publicCategory>[公開区分]</publicCategory> <serverCategory>[サーバカテゴリ]</serverCategory> <serverApplication>[サーバ用途]</serverApplication> <serverType>[デフォルトサーバタイプ]</serverType> <cpuBit>[CPUビット数]</cpuBit> <sysvolSize>[システムディスク容量]</sysvolSize> <maxCpuPerf>[最大CPU性能]</maxCpuPerf> <numOfMaxCpu>[最大CPU数]</numOfMaxCpu> <maxMemorySize>[最大メモリ量]</maxMemorySize> <numOfMaxDisk>[最大データディスク数]</numOfMaxDisk> <maxDiskSize>[最大データディスク容量]</maxDiskSize> <maxSysvolSize>[最大システムディスク容量]</maxSysvolSize> <numOfMaxNic>[最大NIC数]</numOfMaxNic> <initialPassword>[初期パスワード]</initialPassword> <icon>[アイコン種別]</icon> <virtualization>[サーバ種別]</virtualization> <virtualizetionMethod>[仮想化種別]</virtualizetionMethod> <filterPool>[フィルター文字列]</filterPool> <dataDiskFlag>[データディスク有無]</dataDiskFlag> <vmType>[VM種別]</vmType> <storeType>[格納先種別]</storeType> <relation>[関連製品名]</relation> <adminUser>[管理者ユーザー名]</adminUser> <rootPassword>[Root役割パスワード]</rootPassword> <softwares> <software> <id>[ソフトウェアID]</id> <order>[表示順序]</order> <patches> <patch> <id>[パッチID]</id> <locale> <lcid>[ロケールID]</lcid> <componentName>[コンポーネント名]</componentName> <description>[説明]</description> </locale> … </patch> … </patches> </software> … </softwares> <vdisks> <vdisk> <no>[ディスク番号]</no> <diskSize>[ディスク容量]</diskSize> </vdisk> … </vdisks> </image>
以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。
この情報を参考にして、必要に応じてイメージ情報を修正してください。
タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。
タグ名 | 型 | 設定範囲 | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|---|
id | string | 0~32Bytes | △ | クローニングイメージIDを指定します。 |
name | string | 85文字以内 | ○ | イメージ情報の名称を指定します。 |
resourceId | string | 1~256Bytes | ○ | リソースIDを指定します。 |
imageName | string | 1~32Bytes | ○ | クローニングイメージ名を指定します。 |
ownerOrg | string | 固定値 | ○ | クローニングイメージが所属するテナント名を指定します。"cfmgadm"固定です。 |
ownerUser | string | 固定値 | ○ | クローニングイメージを登録するユーザーのユーザーIDを指定します。"cfmgadm"固定です。 |
publicCategory | string | 選択 | ○ | クローニングイメージのカテゴリを選択します。以下から選択します。 |
serverCategory | string | 固定値 | ○ | クローニングイメージに含まれるサーバのカテゴリを選択します。"GENERAL"固定です。汎用のサーバです。 |
serverApplication | string | 選択 | ○ | クローニングイメージに含まれるサーバの用途を指定します。以下から複数選択できます。 |
serverType | string | 0~32Bytes | △ | L-Serverテンプレートを指定します。 |
cpuBit | integer | 選択 | ○ | クローニングイメージに含まれるサーバのCPUのビット数を指定します。以下から選択します。 |
sysvolSize | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | 配備するサーバのシステムディスクのディスク容量を指定します。GB単位で指定します。 |
[ maxCpuPerf ] | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | サーバに指定できるCPU性能の制限値を指定します。[L-Platformテンプレート]画面でサーバに指定できるCPU性能の制限値をGHz単位で指定します。 |
[ numOfMaxCpu ] | integer | 1~99 | ○ | サーバに指定できるCPU数の制限値を指定します。[L-Platformテンプレート]画面で利用者が指定可能なCPU数の上限を本指定値までとします。 |
[ maxMemorySize ] | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | サーバに指定できるメモリ量の制限値をGB単位で指定します。 |
numOfMaxDisk | integer | 0~99 | ○ | サーバに追加できるデータディスクの最大数を指定します。指定可能なディスク数の上限を本指定値までとします。 |
[ maxDiskSize ] | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | データディスクに指定できるディスク容量の制限値を指定します。GB単位で指定します。 |
[ maxSysvolSize ] | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | システムディスクに指定できるディスク容量の制限値を指定します。GB単位で指定します。 |
numOfMaxNic | integer | 1~99 | ○ | サーバに追加できるNIC(ネットワーク インターフェース カード)の最大数を指定します。 |
initialPassword | string | 85文字以内 | △ | オペレーティングシステムの初期パスワードを指定します。WindowsまたはSolarisの場合は、省略することで自動生成したパスワードを設定できます。 ・サーバ仮想化ソフトウェアがRHEL-KVMの場合 ・サーバ仮想化ソフトウェアがOVM for x86の場合 ・サーバ仮想化ソフトウェアがCitrix XenServerの場合 【Linux】 【Solaris】 ・サーバ仮想化ソフトウェアがOVM for SPARCの場合 【その他】 |
icon | string | 選択 | ○ | クローニングイメージに含まれるサーバのアイコンを指定します。 |
virtualization | string | 選択 | ○ | クローニングイメージの仮想/物理の種別を指定します。以下から選択します。 |
[ vitrualizationMethod ] | string | 選択 | △ | クローニングイメージの仮想化の種別を指定します。 |
[ filterPool ] | string | 85文字以内 | △ | クローニングイメージに対するVMプールの選択肢をフィルタリングするための文字列を指定します。 |
[ dataDiskFlag ] | string | 選択 | ○ | イメージにデータディスクが含まれている場合、trueを指定します。以下から選択します。 |
[ vmType ] | string | 選択 | ○ | イメージのVM種別を指定します。以下から選択します。 |
[ storeType ] | string | 選択 | ○ | RHEL-KVMのイメージの場合、イメージの格納先種別を指定します。以下から選択します。 ・"Virtual Disk":仮想ストレージ RHEL-KVM以外のイメージの場合は指定しても無視されます。 |
[ relation ] | string | 選択 | ○ | Solraisゾーンのイメージの場合、関連製品名を指定します。以下から選択します。 |
[ adminUser ] | string | 1~8Bytes | ○ | Solarisゾーン、かつ、Solaris11のイメージの場合、管理者ユーザー名を指定します。 |
[ rootPassword ] | string | 1~255文字 | ○ | Solarisゾーン、かつ、Solaris11のイメージの場合、Root役割パスワードを指定します。 |
softwares | - | - | × | サーバにインストールされているソフトウェアを指定します。タグは必須です。 |
software | - | 1個以上 | × | インストールしているソフトウェア数の分だけ指定します。 |
id | string ASCII | 1~32Bytes | ○ | ソフトウェアのソフトウェアIDを指定します。 |
order | integer | 0以上 | ○ | ソフトウェアを表示する順番を指定します。 |
patches | - | - | × | ソフトウェアのパッチ情報を指定します。 |
[ patch ] | - | 0個以上 | × | パッチ数の分だけ指定します。 |
id | string | 1~32Bytes | ○ | 修正番号など、パッチのパッチIDを指定します。 |
locale | - | 1個以上 | × | パッチ情報をロケールごとに指定します。 |
lcid | string | 選択 | ○ | パッチ情報のロケールを指定します。 ・ja:日本語 (固定) |
componentName | string | 85文字以内 | △ | パッチを適用するコンポーネントの名前を指定します。パッチの仕様にコンポーネントという概念がない場合は、空文字列を指定します。 |
description | string | 85文字以内 | △ | パッチの説明を指定します。 |
[ vdisks ] | - | - | × | イメージに含まれるデータディスクを指定します。 |
vdisk | - | 1個以上 | ○ | イメージに含まれるデータディスク数の分だけ指定します。 |
no | integer | 1~99 | ○ | L-Serverに接続されるディスクの番号を指定します。 |
diskSize | decimal | 10進小数点1桁 | ○ | ディスクの容量を指定します。 |
必須欄の記号は、以下を意味しています。
○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。
△:値は省略可能です。
×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。