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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.2.0 リファレンスガイド (コマンド/XML編)
FUJITSU Software

15.20.1 ソフトウェア情報

ここでは、ソフトウェア情報を記述するXMLドキュメントについて説明します。
すでに登録してあるソフトウェア情報を使用できます。詳細については「付録C 登録済ソフトウェアID」を参照してください。

15.20.1.1 概要

クローニングイメージに含まれるソフトウェア(オペレーティングシステム)の構成情報を記述したXMLドキュメントです。
ソフトウェア1つに対して、1つのソフトウェア情報を作成し、登録します。
オペレーティングシステムに対するソフトウェア情報は、製品に添付されているため、通常はインフラ管理者が作成する必要はありません。本製品に添付されているソフトウェア情報については、「付録C 登録済ソフトウェアID」を参照してください。
ライセンス情報などが必要な場合は、インフラ管理者がファイル内容を修正する必要があります。項目(タグ)の説明については、「15.20.1.2 ファイルの詳細説明」を参照してください。
また、OSSなどのソフトウェアを登録する場合には、新規に作成する必要があります。ソフトウェア情報の雛形は、以下のフォルダーに格納されています。この雛形を参考に、インフラ管理者が作成する必要があります。

【Windowsマネージャー】

インストールフォルダ\RCXCFMG\templates\softwares\

【Linuxマネージャー】

/opt/FJSVcfmg/templates/softwares/

15.20.1.2 ファイルの詳細説明

ソフトウェア情報 (XMLファイル) は以下の形式となっています。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<software version="2.0">
	<id>[ソフトウェアID]</id>
	<lcid>[ロケールID]</lcid>
	<name>[ソフトウェア名称]</name>
	<ownerOrg>[オーナー(組織)]</ownerOrg>
	<ownerUser>[オーナー(ユーザー)]</ownerUser>
	<category>[ソフトウェア区分]</category>
	<osCategory>[OS区分]</osCategory>
	<version>[バージョン]</version>
	<officialVersion>[正式バージョン]</officialVersion>
	<patch>[パッチ版数]</patch>
	<license>[ライセンス]</license>
	<support>[サポート]</support>
	<productId>[型番]</productId>
</software>

以下にそれぞれの項目 (タグ) の説明および設定内容について示します。
この情報を参考にして、必要に応じてソフトウェア情報を修正してください。
タグ名の[ ]は、省略可能なタグであることを示しています。

タグ名

設定範囲

必須

説明

[ id ]

×

ソフトウェアIDを指定します。新規作成時は指定しません。

[ lcid ]

string
ASCII

選択

ソフトウェア情報のロケールを指定します。

・ja:日本語 (固定)

[ name ]

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアの名称を指定します。
ソフトウェア情報を登録する際に指定します。

ownerOrg

string
ASCII

固定値

ソフトウェアが所属するテナント名を指定します。"cfmgadm"固定です。

ownerUser

string
ASCII

固定値

ソフトウェアを登録するユーザーのユーザーIDを指定します。"cfmgadm"固定です。

category

string
ASCII

固定値

ソフトウェアのカテゴリを指定します。"OS"固定です。

osCategory

string
ASCII

選択

ソフトウェアのカテゴリを指定します。以下から選択します。
・"windows":Windows
・"linux":Linux
・"windows64":Windows (64bit)
・"linux64":Linux (64bit)
・"solaris":Solaris
・"other":その他

version

string
ASCII

1~10Bytes

ソフトウェアのバージョンを指定します。
例) 9.2.0

officialVersion

×

officialバージョンを指定します。

patch

×

適用済みパッチ情報を、イメージ情報に指定します。

license

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアのライセンス情報を指定します。
categoryの項目に"OS"を指定した場合、Windows OSのプロダクトキーを指定します。Windowsの場合だけ指定できます。

・サーバ仮想化ソフトウェアがRHEL-KVMの場合
ゲストOSに設定可能なOSは、Windows Server 2008 R2およびWindows Server 2012です。

・サーバ仮想化ソフトウェアがCitrix XenServerの場合
Linuxマネージャーの場合、またはWindowsマネージャーで"配備時のOS設定"が無効のクローニングイメージを利用する場合、指定してもゲストOSには設定されません。
なお、クローニングイメージ採取時の"配備時のOS設定"については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.5.1 採取・登録」を参照してください。
例) XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

・サーバ仮想化ソフトウェアがOVM for x86の場合
Linuxマネージャーの場合、またはWindowsマネージャーで"配備時のOS設定"が無効のクローニングイメージを利用する場合、指定してもゲストOSには設定されません。
なお、クローニングイメージ採取時の"配備時のOS設定"については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「17.5.1 採取・登録」を参照してください。
例) XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

support

string
UTF-8

85文字以内

ソフトウェアのサポート情報を指定します。

productId

×

ソフトウェアのプロダクトIDを指定します。

必須欄の記号は、以下を意味しています。
○:タグを指定した場合は、必ず値を指定してください。
△:値は省略可能です。
×:値の設定は不要です。タグだけの指定です。