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Interstage List Creator V10.5.0 アプリケーション作成ガイド
FUJITSU Software

4.1.2 prprintコマンド

4.1.2.1 [機能]

prprint コマンドは、帳票を出力する場合に指定するコマンドです。

prprintコマンドを実行すると、prprintコマンドを実行したコンピュータで帳票が出力されます。

4.1.2.2 [記述形式]

以下に、コマンドの記述形式を示します。

[ ]は、省略できることを示します。

prprint       [ オプション1 ] [ オプション2 ] [ オプション3 ] …

オプション1、オプション2、オプション3…には、prprintコマンドのオプションを記述します。

コマンド指定時の留意事項

【Windows版】を使用する場合
【UNIX系OS版】を使用する場合

ファイル、ファイルの格納先の指定に関する留意事項

4.1.2.3 [オプション一覧]

以下に、prprintコマンドのオプションの一覧を示します。

表4.1 prprintコマンドのオプション一覧

オプションの分類

オプション

【オペレーティングシステム】
W:Windows
W64:Windows(x64)
S:Solaris
L64:Linux for Intel64
L:Linux for x86
LI:Linux for Itanium
○:サポート
△:サポート(OWFファイル生成時のみ)
-:未サポート

W

W64

S

L64

L

LI

ユーザ資源情報に関するオプション

"帳票名"

(*1)(*2)

-assetsdir

帳票格納ディレクトリ(*2)

-indatacode

入力データの文字コード系(*2)

-f

データファイル名(*1)(*2)

-gxmlroot

データルートの親要素のパス

-gbardata

バーコードデータのBASE64エンコード指定

-visualdir

メディアデータ格納ディレクトリ(*2)

マルチフォーム出力/組合せフォーム出力用ユーザ資源情報に関するオプション

-grpdelimit

マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字(*1)

-grpbytes

マルチフォーム用帳票名データフィールド長

-gcbform

組合せフォーム出力指定(*1)

-gcbfile

組合せフォーム定義ファイル名(*2)

OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション

-y

接続先DBタイプ

-b

接続先DB名

-u

DB接続ユーザ名

-w

DB接続パスワード

-o

DB接続時のタイムアウト時間

-q

SELECT文の置換文字列

識別情報に関するオプション

-title

タイトル

-ttlcomment

コメント

-atuserid

出力ユーザID

動作情報に関するオプション

-r

開始ページ番号

-e

終了ページ番号

-atdirect

出力方法(*3)

-atmethod

出力方法

-s

SET演算子の置換文字列

-atoutputscale

用紙サイズに合わせた拡大/縮小指定

-atpos

原点位置指定

-atlfcode

改行コード制御指定

-atffcode

改ページコード制御指定

-atnodata

入力データにデータがない場合の動作指定

-atlabeldata

項目名ラベル付きデータファイル指定

-atpropertyreplace

項目属性切替え定義ファイル名(*2)

-atmapfontfile

置換フォント情報ファイル名(*2)

-atbcodadjust

バーコード補正情報ファイル名(*2)

-p

帳票出力情報ファイル名(*2)

印刷情報に関するオプション

-d

FM出力時のプリンタ機種名/FNP出力指定(*4)

-n

印刷プリンタ名

-atprintbin

給紙方法

-atprintbinname

給紙口名

-itemprintbin

給紙方法/給紙口名切り替え指定

-c

印刷部数(*5)

-atprintside

印刷面指定

-itemprintside

印刷面切り替え指定

-atpapercode

印刷用紙名の指定

電子保存情報に関するオプション

-astream

電子保存装置名(*3)

-lwmaker

電子保存時の作成者

-generateday

電子保存時の作成日

-generatetime

電子保存時の作成時間

-lwkeepdir

電子保存時の保管フォルダパス名

-lwnote1

電子保存時の備考1

-lwnote2

電子保存時の備考2

-lwnote3

電子保存時の備考3

-lwnote4

電子保存時の備考4

-lwterm

電子保存時の有効期限日数

-lwdeltype

電子保存時の有効期限経過後の自動削除指定

-lwsearch

電子保存時の抜き出し検索指定

-lwmail

電子保存時のメール送信指定

-lwmailrcv

電子保存時のメールの宛先

-lwprintbin

電子保存後印刷の給紙方法

-lwprintbinname

電子保存後印刷の給紙口名

-lwcopy

電子保存後印刷の印刷部数

-lwprintside

電子保存後印刷の印刷面指定

-lwitemprintside

電子保存後印刷の印刷面切り替え指定

-lwfaxsend

電子保存時のFAX送信者情報

-lwfaxrcv

電子保存時のFAX受信者情報

-lwfaxrcvfile

電子保存時のFAX受信者情報ファイル名(*2)

-lwfaxsubject

電子保存時のFAX送付状の用件

-lwfaxcomment

電子保存時のFAX送付状のコメント

-lwdstfolder

帳票印刷配信時の配信フォルダID

-lwdstmethod

帳票印刷配信指定

-in2

電子帳票情報ファイル名(*2)

FAX送信情報に関するオプション

-afax

FAX装置名(*3)

-atfaxsend

FAX送信時のFAX送信者情報

-atfaxrcv

FAX送信時のFAX受信者情報

-infaxrcvfile

FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名(*2)

-atfaxsubject

FAX送信時のFAX送付状の用件

-atfaxcomment

FAX送信時のFAX送付状のコメント

PDFファイル保存情報に関するオプション

-keeppdf

ファイル保存時の格納先ファイル名(*2)(*3)

-gpdfsubtitle

PDFファイルのサブタイトル

-gpdfauthor

PDFファイルの作成者

-gpdfprint

PDFファイルの印刷許可指定

-gpdfmodify

PDFファイルの文書変更許可指定

-gpdfselect

PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択許可指定

-gpdfannotate

PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更許可指定

-gpdfpwd

PDFファイルを開くパスワード

-gpdfsecupwd

PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワード(*6)

-gpdflimit

PDFファイルの閲覧期限/閲覧期間

-gpdfembed

PDFファイルの文字埋め込み指定

-gpdfreference

PDFファイルの埋め込み文字検索指定

-gpdfjpegquality

PDFファイルのJPEG圧縮時の品質指定

-gpdfembedfile

PDFファイルに添付するファイル名(*2)

-gpdfautoprint

PDFファイルの自動印刷指定

-gpdfhidetoolbar

PDFファイル表示時のアプリケーションのツールバー表示指定

-gpdfhidemenubar

PDFファイル表示時のアプリケーションのメニューバー表示指定

-gpdffullscreen

PDFファイル表示時のアプリケーションの全画面表示指定

-gpdfbookmark

PDFファイルに帳票が切り替わったときにしおりを挿入する指定

-gpdfbookmarkitem

PDFファイルにデータが切り替わったときにしおりを挿入する指定

-gpdfbookmarkitem2

PDFファイルにデータが切り替わったときにしおり(多階層)を挿入する指定

-in5

PDF文書情報ファイル名(*2)

-gpdfoutinfofile

ECM情報ファイル名(*2)

PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプション

-gpdfmailconffile

PDFメール配信情報ファイル名(*2)(*3)

-gpdfmailtoaddr

PDFメール配信時の送信先メールアドレス(*3)

-gpdfmailsmtpsv

PDFメール配信時のSMTPサーバ名

-gpdfmailfromaddr

PDFメール配信時の送信元メールアドレス

-gpdfmailfromname

PDFメール配信時の送信元名

-gpdfmaildelfile

PDFメール配信時のPDFファイル削除指定

印刷属性情報に関するオプション

-atprtmode

出力開始時の動作モード

-jobhresume

保留解除日時

-jobpriority

出力時の優先順位

-inform

メッセージ通知先(通知メッセージ)

-jobrmsghost

メッセージ通知先(返答メッセージ)

-jobbanner

区切りページ出力指定

-jobwait

出力完了待ち合わせモード

-jobkind

イベント通知指定

-jobpapercode

用紙交換メッセージ

-jobusername

印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定

OWFファイル生成情報に関するオプション

-gowffile

OWFファイルパス名(*2)(*3)

-gowfdestination

Webプラグイン起動時の動作モード

-gowfopenprtdlg

印刷時の印刷画面の表示指定

-gowfprtclose

印刷終了後にWebブラウザを閉じる指定

-gowfpreviewrate

プレビュー時のズーム率指定

-gowfprtprevention

プレビュー時の印刷制御指定

-gowfembed

OWFファイルへの外字エンベッド指定

-gowfregfont

外字フォント登録指定(*2)

-gowfcodereplace

代替文字指定

-gcmform

OWFファイル生成時のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名(*2)

-gcmvisualfile

OWFファイル生成時のメディアデータファイル名(*2)

Excelファイル出力情報に関するオプション

-keepxlsx

Excelファイル出力時の格納先ファイル名(*2)(*3)

-inexcelinfofile

Excel文書情報ファイル名(*2)

-gxlsxoutputform

Excelファイル出力時の明細の出力方法

-gxlsxsheetname

出力するExcelファイルのシート名指定

-gxlsxsheetnameitem

出力するExcel ファイルのシート名にする入力データの項目名指定

-gxlsxoutinfofile

ECM情報ファイル名(*2)

TIFF出力情報に関するオプション

-keeptiff

TIFF出力時の格納先ファイル名(*2)(*3)

*1:
出力する方法によって必須オプションが異なります。以下に、1 つの帳票を出力する場合、マルチフォーム出力する場合、および組合せフォーム出力する場合での必須オプションの違いを示します。
    ‐1つの帳票を出力する場合
          帳票名
    ‐マルチフォーム出力する場合
          -fオプション
          -grpdelimitオプション
          -gcmformオプション(OWFファイル生成時のみ)
    ‐組合せフォーム出力する場合
          -fオプション
          -grpdelimitオプション
          -gcbformオプション
          -gcmformオプション(OWF ファイル生成時のみ)

*2:
ファイル名、ファイルの格納先の指定に関する注意事項については、以下を参照してください。
⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

*3:
出力方法、または運用によって必須オプションが異なります。以下に必須オプションの違いを示します。
    ‐電子保存する場合
          電子保存装置名を-astreamオプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの
          「電子保存装置名」で指定する必要があります。
    ‐FAX送信する場合
          FAX装置名を-afaxオプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの「FAX装置名」で
          指定する必要があります。
    ‐PDFファイル保存する場合
          ファイル保存時の格納先ファイル名を-keeppdfオプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]
          タブの「格納先ファイル名」で指定する必要があります。
          また、PDFファイルのメール配信時には、以下のどちらかで送信先メールアドレスを指定する必要があります。
          ・-gpdfmailconffileオプションで指定するPDFメール配信情報ファイル
          ・-gpdfmailtoaddrオプション
    ‐OWFファイルを生成する場合
          OWFファイルを生成する場合は、-atdirectオプションのパラメータに「OWF」を指定する必要があります。
          また、-gowffileオプションで、生成するOWFファイルのフルパス名を指定する必要があります。
          また、OWFファイルを生成してマルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合は、-gcmformオプションで
          「帳票名」を指定する必要があります。
    ‐Excelファイル出力する場合
          Excelファイル出力時の格納先ファイル名を-keepxlsxオプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の
          [ファイル(Excel)]タブの「格納先ファイル名」で指定する必要があります。
    ‐TIFF出力する場合
          TIFF出力時の格納先ファイル名を-keeptiff オプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の
          [ファイル(TIFF)]タブの「格納先ファイル名」で指定する必要があります。

*4:
帳票出力サーバがLinuxの場合、FM出力はできません。

*5:
帳票出力サーバがLinuxの場合、部単位での印刷は、OWFファイルを生成する場合のみ有効となります。

*6
以下のオプションを指定する場合、このオプションで必ずパスワードを指定してください。
    -gpdfprint
    -gpdfmodify
    -gpdfselect
    -gpdfannotate

4.1.2.4 [説明]

prprintコマンドのオプションについて説明します。

オプションは、使用するオペレーティングシステムによって機能範囲や留意事項などが異なる場合があります。オペレーティングシステムによって記載内容が異なる場合は、それぞれの場合に分けて説明します。


4.1.2.4.1 ユーザ資源情報に関するオプション
"帳票名"

この帳票名は、1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)にのみ有効です。

帳票名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。

1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)は、この帳票名を必ず指定してください。

注意

  • 以下の場合、この帳票名は無効になります。

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

ポイント

  • マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、帳票名を入力データで指定しますので、この指定は必要ありません。なお、OWFファイル生成時に、マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合、帳票名は-gcmformオプションで指定します。


-assetsdir 帳票格納ディレクトリ

帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。【UNIX系OS版】の場合は、512バイト以内で指定してください。

このオプションの指定を省略すると、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合

環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります。

なお、List Creator デザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます。

【UNIX系OS版】の場合
  1. 環境変数OA_ASSETSDIR で指定した帳票格納ディレクトリ

  2. prsetassetsdir コマンドで設定した帳票格納ディレクトリ

注意

  • 帳票格納ディレクトリ名を指定する場合、以下の注意事項があります。

    ⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)


-indatacode 入力データの文字コード系

入力データの文字コード系を指定します。

SJIS:

Shift-JIS

UCS2LE:

UNICODE(UTF16 リトルエンディアン)

UCS2BE:

UNICODE(UTF16 ビッグエンディアン)

UTF8:

UNICODE(UTF8)

UTF32LE:

UNICODE(UTF32リトルエンディアン)

UTF32BE:

UNICODE(UTF32ビッグエンディアン)

このオプションを省略すると、環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード系が有効になります。

注意

  • このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の場合にのみ有効です。入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で文字コード系を指定します。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • prprintxコマンドでの帳票出力時(データファイルの1行目での指定)

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • データ到着監視時(データファイルの1行目での指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

  • OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合に扱える入力データの文字コード系は、Shift-JISとUNICODE(UTF8)のみです。

    NLS_LANGで指定したキャラクタセットの文字コード系が、環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード系と一致しない場合は、必ずこのオプションで文字コード系が一致するように指定してください。


-f データファイル名

このオプションは、データファイルを使用する場合(データ定義画面の[DB連携]タブのDBタイプに「データファイル」を指定してある場合、または-yオプションを指定した場合)にのみ有効です。

データファイル名をフルパスで指定します。【Windows版】の場合は、259バイト以内で指定してください。

1つの帳票を出力する場合(-grpdelimitオプションを指定しない場合)に省略すると、帳票格納ディレクトリ配下の帳票名と同名のデータファイル(「帳票名.dat」)が指定されたものとして動作します。

マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、このオプションを必ず指定してください。

注意

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • prprintxコマンドでの帳票出力時(データファイルの1行目での指定)

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • データ到着監視時(データファイルの1行目での指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

  • 【Windows版】の場合、データファイル中のデータは、環境設定画面の[全般]タブで指定した文字コード、または-indatacodeオプションで指定した入力データの文字コード系で記述してください。

  • 【UNIX系OS版】で、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV 形式」の場合は、データファイル中のデータは、環境変数LANG および環境変数OA_EUCTYPE で指定した文字コード系で記述してください。

    入力データ形式が「XML形式」の場合は、XMLファイル中のXML宣言で指定した文字コード系で記述してください。XMLファイル中のXML宣言を省略した場合、またはXML宣言で文字コード系の指定を省略した場合は、UNICODE(UTF8)とみなします。

  • Unicodeの文字が定義されている帳票定義情報を使用する場合、データファイル中のデータはUnicodeで記述してください。

  • 英語環境(英語ロケール)で帳票出力する場合、データファイル中のデータはUnicodeで記述してください。


-gxmlroot データルートの親要素のパス

入力データ形式が「XML形式」で、XMLルートとデータルートが異なる場合に、XMLデータ中のデータルートの親要素のパスを指定します。

データルートの親要素のパスは、「スラッシュ(/)」を始点にデータルートの親要素までの要素名を「スラッシュ(/)」で区切って指定します。それ以外の形式は指定できません。

XMLデータ中のこのオプションで指定したパス直下にデータルートが複数存在する場合は、すべてのデータルートを検索します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序でXMLデータからデータルートを検索します。

  1. XMLルートとデータルートが同じ名前の場合、XMLルートをデータルートとみなします。

  2. XMLルートとデータルートが異なる場合、XMLルート直下の子要素の中からデータルートを検索します。

以下に指定例を示します。この例では、XMLルート(Root)の子要素(Child)配下に存在するデータルートを検索して帳票を出力します。

-gxmlroot /Root/Child


-gbardata バーコードデータのBASE64エンコード指定

バーコードCODE128、EAN-128の入力データのエンコード方法を指定します。

NONE:

CODE128、EAN-128の入力データにエンコードしないデータを指定します。

BASE64:

CODE128、EAN-128の入力データにBASE64エンコードしたデータを指定します。

このオプションを省略すると、「NONE」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションを指定する場合は、帳票設計時に対象となるバーコード項目(CODE128、EAN-128)に、以下の設定をしてください。

    • 対象となるバーコード項目のプロパティの[プロパティ]タブの項目長

      BASE64エンコードする前のバーコードデータの長さに+2した長さ

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のバイト数(入力データ形式が「固定長」の場合)

      BASE64エンコードした後のバイト数

  • 以下の場合、このオプションに「BASE64」を指定しないでください。

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブの該当するデータ項目にオペランドを指定した場合

    • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのオペランドに該当するデータ項目名を指定した場合

    • データ定義画面の[拡張定義]タブに該当するデータ項目名を指定した場合


-visualdir メディアデータ格納ディレクトリ

メディアデータ格納ディレクトリをフルパスで指定します。

組込みメディア項目のデータがファイル名のみの場合、メディアデータ格納ディレクトリ配下を検索します。複数のメディアデータ格納ディレクトリを指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って512 バイト以内で指定します。

指定した複数のディレクトリ配下に同一名のメディアデータがある場合は、先に指定したディレクトリ配下のメディアデータが有効になります。

このオプションの指定を省略すると、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合
  1. -assetsdir オプションで指定した帳票格納ディレクトリ

  2. 環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリ

なお、List Creator デザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます。

【UNIX系OS版】の場合
  1. -assetsdir オプションで指定した帳票格納ディレクトリ

  2. 環境変数OA_ASSETSDIR で指定した帳票格納ディレクトリ

  3. prsetassetsdir コマンドで設定した帳票格納ディレクトリ

注意

  • 複数のメディアデータ格納ディレクトリを指定して512バイトを超えた場合は、512バイトを超えるディレクトリは無効になります。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時にメディアデータファイルを転送した場合

    • Database Direct連携機能使用時にメディアデータファイルを転送した場合

    • リモート帳票出力時にメディアデータファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にメディアデータファイルを転送した場合

    • 仕分けでメディアデータファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • OWFファイルを生成する場合

  • メディアデータ格納ディレクトリ名を指定する場合、以下の注意事項があります。

    ⇒“3.8 ユーザアプリケーションの開発・実行に関する留意事項


4.1.2.4.2 マルチフォーム出力/組合せフォーム出力用ユーザ資源情報に関するオプション

マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携はできません。

マルチフォーム出力する場合は、オンラインマニュアル“帳票設計編”のマルチフォーム出力時の留意事項に関する記載を参照してください。

組合せフォーム出力については、オンラインマニュアル“帳票設計編” の組合せフォームの設計に関する記載を参照してください。


-grpdelimit マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字

マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合に指定します。区切り文字は、データ定義画面の[環境定義]タブで指定した入力データ形式と区切り文字にしたがって指定します。

任意の1バイト文字:

以下の場合に、実際に使用する区切り文字を、「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。

  • 入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「バーティカルバー(|)」「シャープ(#)」「アスタリスク(*)」「任意」のいずれかの場合

  • 入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」の場合

注意

  • 組合せフォーム出力する場合、「コロン(:)」は指定しないでください。

SPACE:

入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「1個以上の空白」の場合に指定します。

TAB:

以下の場合に指定します。

‐入力データ形式が「可変長」、区切り文字が「タブ」の場合

‐入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「タブ」の場合

FIXED:

入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」の場合に指定します。

FIXED_DELIMIT:入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字あり」の場合に指定します。

XML:

入力データ形式が「XML形式」の場合に指定します。

マルチフォーム出力、または組合せフォーム出力をする場合、このオプションを必ず指定してください。

入力データ形式が「固定長」の場合(このオプションで「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、帳票名データのフィールド長を-grpbytesオプションで必ず指定してください。

注意

  • 以下の場合、このオプションは指定しないでください。

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • 入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1バイト文字を指定する場合、文字コードが0x007F/0x7F以下の文字を指定してください。

    • 入力データの文字コード系がUnicodeで、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x007F/0x7F以下の文字を指定してください。

  • 【UNIX系OS版】の場合、以下の注意事項があります。

    • 入力データの文字コード系がEUC(U90/S90)またはUNICODE(UTF8)で、入力データ形式が「可変長」で、マルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字に任意の1バイト文字を指定する場合、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。

    • 入力データの文字コード系がEUC(U90/S90)またはUNICODE(UTF8)で、入力データ形式が「固定長」で、区切り文字に「区切り文字あり」を指定した場合、入力データ中のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字には、文字コードが0x7F以下の文字を指定してください。

以下に指定例を示します。この例では、入力データ形式が「CSV形式」、区切り文字が「カンマ(,)」でマルチフォーム出力する場合の区切り文字を指定しています。

-grpdelimit ","


-grpbytes マルチフォーム用帳票名データフィールド長

マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)に、データファイル中の帳票名データのフィールド長を指定します。

入力データ形式が「固定長」の場合(-grpdelimitオプションに「FIXED」または「FIXED_DELIMIT」を指定した場合)は、このオプションを必ず指定してください。
「区切り文字あり」の場合は、区切り文字を含まない長さを指定してください。

注意

  • 以下の場合、このオプションは指定しないでください。

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

以下に指定例を示します。この例では、入力データ形式が「固定長」、区切り文字が「区切り文字なし」、データファイル中の帳票名データフィールド長が20バイトの場合でマルチフォーム出力する場合の区切り文字と帳票名データフィールド長を指定しています。

-grpdelimit FIXED -grpbytes 20


-gcbform 組合せフォーム出力指定

組合せフォーム出力する場合に指定します。

no:

組合せフォーム出力を行いません。

yes:

組合せフォーム出力を行います。

組合せフォーム出力する場合は、このオプションを必ず指定してください。

このオプションを指定した場合、-grpdelimitオプションで帳票名データの区切り文字を必ず指定してください。

このオプションを省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。


-gcbfile 組合せフォーム定義ファイル名

組合せフォーム出力する場合、組合せフォーム定義ファイル名をフルパスで指定します。

組合せフォーム定義ファイルとは、組み合わせて出力する帳票定義情報と、帳票定義情報の重なり順などが定義されたファイルです。

このオプションを省略すると、帳票格納ディレクトリ配下の組合せフォーム定義ファイル(Lccbform.ini)が有効になります。

注意

  • 組合せフォーム定義ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル"帳票設計編"を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に組合せフォーム定義ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に組合せフォーム定義ファイルを転送した場合


4.1.2.4.3 OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプション

OCI連携機能を使用したデータベース(Oracle)連携情報に関するオプションの詳細については、オンラインマニュアル“旧機能編”を参照してください。


4.1.2.4.4 識別情報に関するオプション
-title タイトル

タイトルを64バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。指定した場合、該当する文字が「ハイフン(-)」に置き換えられます。

/」、「,」、「:」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|」、「\

このオプションを省略すると、帳票名(組合せフォーム出力時は、組合せフォーム名)がタイトルになります。

注意

  • PDFファイル保存する場合、タイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


-ttlcomment コメント

帳票に関するコメントを64バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

;」、「"

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[全般]タブで指定したコメント

  2. 設定されない

なお、組合せフォーム出力する場合は、以下の優先順序で有効になります。

  1. 組合せフォーム定義で指定したコメント

  2. 設定されない

注意

  • 以下の場合、このオプションは無効となります。

    • PDFファイル保存する場合

    • Excelファイル出力する場合


-atuserid 出力ユーザID

帳票を出力したユーザを識別するために、帳票を出力するユーザの識別名(任意の文字列)を指定します。

このオプションで指定したユーザの識別名は、データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、または[データ定義]タブのオペランドでUSERID演算子を指定したデータ項目に対して出力されます。

指定するユーザの識別名は、識別名を出力するデータ項目の項目長に収まるバイト数以内で指定してください。

このオプションを省略すると、USERID演算子を指定した項目には何も出力されません。

ポイント

  • このオプションで指定したユーザの識別名が、監査証跡ログのユーザ情報として出力されます。

以下に指定例を示します。この例では、user1を帳票を出力するユーザの識別名として指定しています。

-atuserid user1


4.1.2.4.5 動作情報に関するオプション

ポイント

  • 帳票出力時のList Creatorの動作(優先順序含む)や留意事項などについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

    また、入力データなどに関する留意事項については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。


-r 開始ページ番号

出力を開始するページ番号を指定します。

マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、全帳票を通してのページ番号を指定します。

このオプションを省略すると、1ページ目から出力を開始します。


-e 終了ページ番号

出力を終了するページ番号を指定します。

マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、全帳票を通してのページ番号を指定します。

このオプションを省略すると、最終ページまで出力します。


-atdirect 出力方法
-atmethod 出力方法

帳票の出力方法を指定します。

-atdirectオプションは、帳票で指定されている出力方法に関係なく出力方法を指定したい場合に指定してください。

-atmethodオプションは、帳票で指定されている出力方法のうち、特定の出力方法で出力したい場合に指定してください。

マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、一番目に出力する帳票で指定されている出力方法から指定してください。

どちらのオプションも、出力方法を複数指定する場合は、「カンマ(,)」で区切って指定します。

print:

印刷

stream:

電子保存

fax:

FAX送信

file:

PDFファイル保存

owf:

OWFファイル生成
(-atdirectオプションでのみ指定できます)

excel:

Excelファイル出力

tiff:

TIFF出力

帳票の出力方法は以下の優先順位で有効になります。

  1. -atdirectオプションで指定した出力方法

  2. -atmethodオプションで指定した出力方法

  3. 帳票で指定されているすべての出力方法

    マルチフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、一番目に出力する帳票で指定されているすべての出力方法で出力されます。

注意

  • -atdirectオプションを指定する場合、出力方法ごとの指定が必要な情報を帳票で指定していない場合は、必ずコマンドオプションで指定してください。

  • -atmethodオプションを指定する場合、帳票で指定されていない出力方法を指定すると、エラーになります。

  • -atmethodオプションを指定して、OWFファイルを生成することはできません。OWFファイルを生成する場合は、-atdirectオプションを指定してください。

  • 帳票での出力方法の指定で、OWFファイルを生成することはできません。

以下に指定例を示します。この例では、印刷とPDFファイル保存を同時に指定しています。

-atdirect print , file

-atmethod print , file


-s SET演算子の置換文字列

データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目のオペランドでSET演算子に変数「%」を指定した場合に、「%」の置換文字列を指定します。[データ定義(レポート頭書き)]タブのデータ項目用の置換文字列に続けて[データ定義]タブのデータ項目用の置換文字列を指定します。

置換文字列の指定形式については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。

SET演算子に変数「%」を指定した場合は、このオプションで置換文字列を必ず指定してください。

ポイント

  • マルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合(-grpdelimitオプションを指定した場合)は、使用するすべての帳票に対して-sオプションで指定した同じ置換文字列が有効になります。

以下に指定例を示します。この例では、データ定義画面の[データ定義]タブで「会社コード」と「会社名」に「SET(%)」を指定し、帳票の出力時に「会社コード」の「%」を数字定数「123」に、「会社名」の「%」を文字定数「○×商会」に置換しています。

データ定義画面の[データ定義]タブでの指定

データ項目名

オペランド

会社コード
会社名
郵便番号
住所
名前

SET(%) ←数字定数「123」に置換したい
SET(%) ←文字定数「○×商会」に置換したい

【Windows版】の場合

⇒帳票の出力時に、「prprint -s "123;"○×商会"" ...」と指定します。

【UNIX系OS版】の場合

⇒List Creatorが提供するCOBOLインタフェースや、シェルプログラムから起動する場合は、以下のように指定します。

        「prprint -s \"123\;\ "○×商会\"\" ...」

    C言語などのプログラムからシェルを使用しない方法で起動する場合は、以下のように指定します。

        「prprint -s "123;"○×商会"" ...」


-atoutputscale 用紙サイズに合わせた拡大/縮小指定

指定した用紙サイズに合わせて帳票を拡大または縮小して出力したい場合に、出力したい用紙サイズを指定します。指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも大きい場合は、指定された用紙サイズに拡大されます。指定された用紙サイズが定義された用紙サイズよりも小さい場合は、指定された用紙サイズに縮小されます。

なお、拡大または縮小を行った場合、横幅と縦幅の比率は保たれます。

A3:

A3用紙

A4:

A4用紙

A5:

A5用紙

A6:

A6用紙

B4:

B4用紙

B5:

B5用紙

PS:

はがき

LT:

Letter

LG:

Legal

OT:

任意
(【UNIX系OS版】の場合、OWFファイル生成時のみ有効)

このオプションを省略すると、帳票様式定義画面のプロパティ画面の[拡大/縮小印刷]タブの拡大/縮小指定にしたがいます。

任意(OT)を指定した場合、-atpapercodeオプションで指定した用紙名に合わせて拡大/縮小が行われます。

注意

  • 【Windows版】の場合、このオプションで任意(OT)以外を指定して-atpapercodeオプションを指定した場合はエラーになります。また、このオプションで任意(OT)を指定して、-atpapercodeオプションを指定しない場合もエラーになります

ポイント

  • このオプションは、帳票様式定義に設定されている「印刷範囲」を、指定した用紙サイズから上下左右5mmの幅を除いた範囲に、等方性を守りながら拡大または縮小して出力します。

    そのため、帳票様式定義に設定されている用紙サイズと、このオプションで指定する用紙サイズが同じ場合でも、拡大または縮小される場合があります。


-atpos 原点位置指定

帳票出力時の原点位置をインチ単位またはミリ単位で指定します。

インチ単位で指定する場合、XXi,YYiの形式で指定します。

横方向の位置と縦方向の位置のそれぞれの後ろに単位「i」を指定し、「カンマ(,)」で区切って指定します。

XX:

印刷開始時の横方向の位置を指定します。
0.00~22.50の範囲で指定します。

YY:

印刷開始時の縦方向の位置を指定します。
0.00~22.50の範囲で指定します。

ミリ単位で指定する場合、XXm,YYmの形式で指定します。

横方向の位置と縦方向の位置のそれぞれの後ろに単位「m」を指定し、「カンマ(,)」で区切って指定します。

XX:

印刷開始時の横方向の位置を指定します。
0.0~571.5の範囲で指定します。

YY:

印刷開始時の縦方向の位置を指定します。
0.0~571.5の範囲で指定します。

このオプションを省略すると、帳票様式定義画面のプロパティ画面の[余白]タブで指定した原点位置が有効になります。

注意

  • このオプションは、出力方法が印刷、FAX送信、PDFファイル保存の場合、および電子保存した帳票を印刷する場合のみ有効になります。電子保存した帳票を表示する場合は無効になります。

  • 以下の場合、コマンド実行時にエラーになります。

    • 横方向の位置と縦方向の位置のいずれかを省略した

    • 横方向の位置と縦方向の位置のいずれかで単位を省略した

以下に指定例を示します。この例では、横方向に1インチ、縦方向に1.5インチの指定をしています。

-atpos 1i,1.5i


-atlfcode 改行コード制御指定

入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の入力データ中の改行コード(0x0D0Aまたは0x0A)のみの行の制御方法を指定します。

do:

改行コードのみの行は改行処理だけを行います。空の1行が出力されます。

skip:

改行コードのみの行は読み飛ばします。改行コードがなかったものとして動作します。

このオプションを省略すると、「skip」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。

  • このオプションは、以下の帳票形式を使用する際のオプションです。

    • フリーフレーム形式

    • 集計表形式

    • 伝票形式

    • 矩形繰返し形式

    • タックシール形式

    カード形式の場合、このオプションで「do」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。

  • このオプションで「do」(改行コードのみの行は改行処理だけを行う指定)を指定した場合、データ定義画面の[データ定義]タブのデータ項目のオペランドに「BREAK」を指定すると、意図しない動作(データのある行と改行コードのみの行でBREAKが発生したことになる)となります。


-atffcode 改ページコード制御指定

入力データ形式が「可変長」、「固定長」、または「CSV形式」の入力データ中の改ページコード(0x0D0Cまたは0x0C)の制御方法を指定します。

do:

改ページ処理を行います。

skip:

改ページ処理を行わず、改ページコードは読み飛ばします。

改ページコードがなかったものとして動作します。

none:

改ページ処理および改ページコードの読み飛ばしを行いません。改ページコードを意識せずに入力データの読み込みを行うため、改ページコードが含まれると、不当な文字が出力されることがあります。

このオプションを省略すると、「none」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションは、入力データ形式が「可変長」、「固定長」、「CSV形式」の場合に有効です。「XML形式」の場合はエラーになります。

  • このオプションは、以下の帳票形式を使用する際のオプションです。

    • フリーフレーム形式

    • 集計表形式

    • 伝票形式

    • 矩形繰返し形式

    • タックシール形式

    カード形式の場合、このオプションで「do」(改ページ処理を行う指定)を指定しないでください。指定した場合、入力データが出力されない空ページが出力されることになります。カード形式で改ページコードを含んだ入力データを使用する場合は、このオプションで「skip」を指定してください。

ポイント

  • 改ページコード(0x0D0Cまたは0x0C)の前には、改行コード(0x0D0Aまたは0x0A)は、あってもなくても構いません。


-atnodata 入力データにデータがない場合の動作指定

入力データが0バイトの場合に、エラーとなるかどうかを指定します。

no:

エラーとします。

yes:

エラーとせず出力します。
入力データが0バイトの場合もエラーになりません。その場合、0バイトの項目は、以下のように出力されます。

  • テキスト項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 数字項目:
    0が出力されます。

  • OCR-B項目:
    出力されません(空白となります)。

  • ラジオボタン項目:
    選択されません。

  • チェックボックス項目:
    選択されません。

  • バーコード項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 組込みメディア項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 郵便番号項目:
    出力されません(空白となります)。

  • 矩形テキスト項目:
    出力されません(空白となります)。

このオプションを省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 以下の場合、このオプションは指定しないでください。

    • 入力データ形式が「XML形式」の場合

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

    • OCI連携機能を使用してデータベース(Oracle)と連携する場合

ポイント

  • 入力データが0バイトでない場合の動作は、以下のとおりです。

    • 「no」を指定した場合

      数字項目以外は、このオプションで「yes」を指定した場合と同じ印刷動作となります。数字項目は、空白となります。

    • 「yes」を指定した場合

      このオプションの出力と同じ印刷動作になります。

  • マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時、入力データファイルにレコードが存在しない状態とは、以下の条件をすべて満たす状態を指します。

    • 帳票名およびマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名データ区切り文字が記述されている

    • レコードには帳票名に続くデータが存在しない

    • 同一の帳票名に対してレコードが連続していない

      レコードが連続している場合は、入力データにレコードが存在すると判断するため、このオプションの動作指定は1レコード目にのみ有効となりますが、以降のレコードは通常の帳票出力時の印刷動作となります。


-atlabeldata 項目名ラベル付きデータファイル指定

入力データを「項目名ラベル付きデータファイル」として扱うかどうかを指定します。

no:

入力データを項目名ラベル付きデータファイルとして扱いません。

yes:

入力データを項目名ラベル付きデータファイルとして扱います。

このオプションを省略すると、「no」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 以下の場合、このオプションに「yes」を指定しないでください。

    • 入力データ形式が「固定長」または「XML形式」の場合

    • クエリ機能を使用したデータベース連携時(prdbexecコマンドの-prtオプションでの指定)

    • Database Direct連携機能使用時(prnaviコマンドの-commandオプションでの指定)

    • 仕分け時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)

    • SAP R/3 RDI連携時(COMMANDキーワードでの指定)

    • OCI連携機能を利用してデータベースと連携する場合

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時(prdsexecコマンドの-commandオプションでの指定)


-atpropertyreplace 項目属性切替え定義ファイル名

帳票出力時に使用する項目属性切替え定義ファイルをフルパス名で指定します。

帳票定義情報で定義されている項目のプロパティを、項目属性切替え定義ファイルで指定したプロパティに置き換えて出力できます。

このオプションを省略すると、帳票定義情報で定義されている項目のプロパティで出力されます。

項目属性切替え定義ファイルは2つまで指定することができます。2つ指定する場合は、「セミコロン( ; )」で区切って1024バイト以内で指定します。1つ目の定義ファイルと
2つ目の定義ファイルに、同じ項目属性に対して異なる指定がある場合、2つ目の定義ファイル内の指定が有効となります。

以下に、項目属性切替え定義ファイルの指定例を示します。

例) -atpropertyreplace "C:\temp\propfile1.csv;C:\temp\propfile2.csv"

注意

  • 項目属性切替え定義ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル" 帳票設計編" を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に項目属性切替え定義ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に項目属性切替え定義ファイルを転送した場合

ポイント

  • 項目属性切替え定義ファイルの運用パターンにあわせて指定します。

    例えば、すべての帳票で共通となる定義と、出力単位固有の定義を別ファイルに分けて定義した場合は、帳票出力時に2つのファイルを指定します。


-atmapfontfile 置換フォント情報ファイル名

帳票出力時に使用する置換フォント情報ファイル名をフルパスで指定します。

置換フォント情報ファイルとは、帳票定義情報に定義されているフォントを帳票出力時に別のフォントに置き換えて出力する場合に、その置き換え情報を指定するファイルです。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に置換フォント情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に置換フォント情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、置換フォント情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、置換フォント情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、置換フォント情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

以下に【Windows版】の場合の指定例を示します。この例では、置換フォント情報ファイル(C:\temp\mapfontfile.txt)を指定しています。

-atmapfontfileC:\temp\mapfontfile.txt


-atbcodadjust バーコード補正情報ファイル名

帳票出力時に使用するバーコード補正情報ファイル名をフルパスで指定します。

バーコード補正情報ファイルとは、帳票にバーコードを出力する場合に、出力先の環境に合わせてバーコードの出力結果を補正する情報を指定するファイルです。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[ファイル]/[ファイル(Excel)]タブのバーコード補正情報の指定

  2. 設定されない

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にバーコード補正情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にバーコード補正情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、バーコード補正情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、バーコード補正情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、バーコード補正情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


-p 帳票出力情報ファイル名

帳票出力時に使用する帳票出力情報ファイル名をフルパスで指定します。

帳票出力情報ファイルとは、帳票出力に関する各種情報を定義するファイルです。

このオプションを省略すると、帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編” の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に帳票出力情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に帳票出力情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、帳票出力情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

ポイント

  • 帳票出力情報ファイルの詳細については、オンラインマニュアル“ 環境設定・帳票運用編” を参照してください。


4.1.2.4.6 印刷情報に関するオプション

ポイント

  • 使用するプリンタの設定、印刷時のサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


-d FM出力時のプリンタ機種名/FNP出力指定

帳票出力サーバがUNIX系OSで、プリンタ出力方法(FMまたはFNP)、およびFM出力時に使用する印刷プリンタの機種名を指定します。

帳票出力サーバがSolarisの場合
  • FM出力する場合

    出力するプリンタ装置の種別に合わせ、以下のいずれかを指定します。

    VSP4610A:

    VSP4620Aプリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4701:

    VSP4720、またはVSP4730Bプリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4900:

    VSP4902プリンタ装置の場合に指定します。

    VSP4950:

    VSP4971、またはVSP4980プリンタ装置の場合に指定します。

    VSPSP:

    VSP2740、VSP2740B、VSP3601A、VSP3710A、VSP3710B、VSP3802A、またはVSP3802Bプリンタ装置の場合に指定します。

  • FNP出力する場合

    FNP:

    FNP出力を行う場合に指定します。

帳票出力サーバがLinuxの場合
FNP:

FNP出力を行う場合に指定します。

このオプションを省略すると、PostScript出力されます。

注意

  • プリンタにPostScript出力する場合は、このオプションを指定しないでください。

  • FNP出力する場合、ここでの指定とは別に、必ず-nオプションで実際に印刷するプリンタ名を指定する必要があります。

    List Creatorでは、以下のプリンタ装置で出力できることを確認しています。

    • 帳票出力サーバがSolarisの場合

      VSP4902、VSP4971

    • 帳票出力サーバがLinuxの場合

      VSP4720

ポイント

  • List Creator がサポートするプリンタ装置については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


-n 印刷プリンタ名

指定できる印刷プリンタには、以下のものがあります。

  • ローカルプリンタ

  • Print Managerの高信頼プリンタ

また、ローカル出力およびOWFファイル生成時は、以下のリモートプリンタも指定できます(リモート帳票出力時、およびコネクタ連携時は指定できません)。

  • リモートプリンタ

  • Print Managerの高信頼リモートプリンタ

【Windows版】の場合、使用する印刷プリンタ名は、システムのプリンタフォルダで表示されるプリンタ名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。ただし、リモートプリンタを使用する場合は、「"\\サーバ名\プリンタ名"」の形式で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷プリンタ名

  2. 通常使うプリンタ

【UNIX系OS版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷プリンタ名

  2. システムのLP印刷サービス、またはプリンタ設定で設定したデフォルトプリンタ

注意

  • 印刷用プリンタ以外のプリンタを指定した場合、通常使うプリンタまたはデフォルトプリンタが印刷用プリンタになっていない場合、帳票の出力は正しく行われません。

  • 以下の場合、このオプションにPrint Managerの高信頼リモートプリンタ、リモートプリンタは指定しないでください。指定した場合、帳票の出力時にエラーになります。

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • データ到着監視時(データファイルの1行目での指定)

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、リモート帳票出力型またはコネクタ連携型での帳票出力時

    • Database Direct連携で、リモート帳票出力型またはコネクタ連携型での帳票出力時

    • 仕分けでリモート帳票出力型での帳票出力時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)


-atprintbin 給紙方法

用紙種別が単票の場合に、印刷プリンタの給紙方法を指定します。

CF:

カットシートフィーダ

H1:

ホッパ1

H2:

ホッパ2

H3:

ホッパ3

H4:

ホッパ4

MA:

手差し

NO:

指定なし
(プリンタドライバのプロパティの設定、またはプリンタ装置の設定にしたがいます)

AT:

自動

給紙方法は、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合
  1. -itemprintbinオプションの指定にしたがった給紙方法

  2. -atprintbinnameオプションで指定した給紙口名

  3. このオプションで指定した給紙方法

  4. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法

【UNIX系OS版】の場合
  1. -itemprintbinオプションの指定にしたがった給紙方法/給紙口名

  2. このオプションで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • 指定した方法で給紙されない場合は、給紙口名を-atprintbinnameオプションで指定してください。

    • このオプションで給紙方法を切り替えた場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙口名は無効になります。必要に応じて、給紙口名を-atprintbinnameオプションで指定してください。

    • 給紙方法に「NO(指定なし)」を指定した場合、給紙口名を-atprintbinnameオプションで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、「NO(指定なし)」以外を指定してください。

    • 給紙方法に「AT(自動)」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「NO(指定なし)」を指定してください。

    • その他の給紙方法を指定する場合は、給紙口名を-atprintbinnameオプションで指定してください。

  • 【UNIX系OS版】の場合、給紙方法を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。


-atprintbinname 給紙口名

以下の場合に、印刷プリンタの給紙口名を256バイト以内で指定します。指定できる給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認してください。

  • 用紙種別が単票で、給紙方法で指定した給紙口に切り替わらない場合

  • 用紙種別が連帳で、給紙口が正常に切り替わらない場合

給紙口名は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -itemprintbinオプションの指定にしたがった給紙方法/給紙口名

  2. このオプションで指定した給紙口名

  3. -atprintbinオプションで指定した給紙方法

  4. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。

  • 給紙口名の前後に半角空白は指定しないでください。指定した場合、前後の半角空白を削除した給紙口名で動作します。

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • -atprintbinオプションに「NO(指定なし)」を指定した場合、または帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名を-atprintbinnameオプションで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、給紙方法に「指定なし」以外を指定してください。


-itemprintbin 給紙方法/給紙口名切り替え指定

マルチフォーム出力で帳票を切り替えるときに、給紙方法/ 給紙口名も切り替える(各帳票で指定した給紙方法/ 給紙口名を有効にする)場合に、「!REPORT」を指定します。

このオプションは、用紙種別が単票のときのみ有効となります。

なお、マルチフォーム出力しない場合に指定すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/ 給紙口名が有効になります。

このオプションの指定を省略すると、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合
  1. -atprintbinnameオプションで指定した給紙口名

  2. -atprintbinオプションで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法/給紙口名

【UNIX系OS版】の場合
  1. -atprintbinオプションで指定した給紙方法

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した給紙方法

注意

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • 指定した給紙方法で給紙されない場合は、給紙口名を帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定し、このオプションを指定してください。

    • List Creatorの段組み印刷が指定されている場合、給紙口名の切り替え指定は無効になります。

      指定しても、一番目に出力する帳票に定義されている給紙口名の指定にしたがって印刷されます。

    • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

    • プリンタによっては、帳票ごとに給紙方法/給紙口名を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。

  • 【UNIX系OS版】の場合、給紙方法を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。


-c 印刷部数

帳票の印刷部数を1~999の範囲で指定します。

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷部数の設定にしたがう場合は、「PRT」を指定します。

部単位で印刷する場合は、先頭に「!」を指定します。「!」の指定は、印刷プリンタ名にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷部数が有効になります。

注意

  • 部単位で印刷する指定(先頭に「!」を指定)と、プリンタ装置(プリンタドライバ)で設定されている印刷部数にしたがって印刷する指定(「PRT」を指定)を同時に指定しないでください。指定した場合、エラーになります。

  • プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力する場合、以下のように動作します。

    • 部単位で印刷する指定をしないとき、印刷部数の指定は無効になります(1部だけ印刷されます)。

    • 部単位で印刷する指定をしたとき、印刷部数の指定は有効になります。

  • 【Windows版】の場合、先頭に「!」を指定しない場合でも、プリンタドライバのプロパティで部単位で印刷する指定ができるプリンタに出力する場合は、プリンタの指定が有効になります。

  • 【UNIX系OS版】の場合、「PRT」の指定はOWFファイル生成時にのみ有効となります。印刷時に指定すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷部数が有効になります。

  • 【Linux版】の場合、部単位での印刷(先頭に「!」の指定)は、OWFファイル生成時のみ有効です。

以下に、指定例を示します。

  • 部単位で3部印刷する場合

    -c !3

  • プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷部数の設定にしたがって印刷する場合

    -c PRT


-atprintside 印刷面指定

以下について指定します。

  • 両面印刷するかどうか、またはプリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがうか

  • マルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか

SINGLEFOLLOW:

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

BOTHFOLLOW:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

PRTFOLLOW:

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

SINGLE:

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

BOTH:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

PRT:

プリンタ装置(プリンタドライバ)の印刷面の設定にしたがって印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -itemprintsideオプションの指定にしたがった両面印刷と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

  2. このオプションで指定した印刷面指定

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • 以下の場合、このオプションに「SINGLE」、「BOTH」、または「PRT」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

      -プリンタの段組み印刷機能を使用する場合(List Creatorの段組みを使用した場合は、正しく動作します)

      -プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合

  • 【UNIX系OS版】の場合、以下の注意事項があります。

    • List Creatorで帳票を印刷する場合、両面印刷を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。

    • 「PRT」の指定はOWFファイル生成時にのみ有効となります。

      印刷時に指定すると、「BOTH」を指定したものとして動作します。

    • 「PRTFOLLOW」の指定はOWFファイル生成時にのみ有効となります。

      印刷時に指定すると、「BOTHFOLLOW」を指定したものとして動作します。

ポイント

  • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGE、またはBTPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このオプションに「SINGLE」、「BOTH」、または「PRT」を指定した場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。


-itemprintside 印刷面切り替え指定

マルチフォーム出力で帳票を切り替えるときに、印刷面も切り替える(各帳票で指定した印刷面指定を有効にする)場合に、「!REPORT」を指定します。

なお、マルチフォーム出力しない場合に指定すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した印刷面が有効になります。

このオプション省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -atprintsideオプションで指定した印刷面指定

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • List Creatorの段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、一番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

    • プリンタによっては、帳票ごとに印刷面を切り替えられないものもあります。必ず、実際に使用するプリンタで動作確認してください。

  • 【UNIX系OS版】の場合、以下の注意事項があります。

    • List Creatorで帳票を印刷する場合、両面印刷を指定しても、VSPシリーズのプリンタにPostScript出力する場合は無効となります。


-atpapercode 印刷用紙名の指定

印刷する用紙名を64バイト以内で指定します。64バイトを超える用紙名を指定した場合はエラーになります。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -atoutputscaleオプションで指定した用紙サイズ

  2. 帳票様式定義画面のプロパティ画面の[帳票定義体]タブで指定した用紙サイズ、または用紙名

注意

  • このオプションと同時に-atoutputscaleオプションを指定する場合、-atoutputscaleオプションで「任意(OT)」以外を指定した場合はエラーとなります。

  • プリンタで利用できない用紙名を指定した場合は、A4の用紙サイズで印刷されます。

  • プリンタで利用できない用紙名を指定し、-atoutputscaleオプションで「任意(OT)」を指定してプレビューした場合は白紙ページが表示されます。同様の指定で印刷した場合は白紙ページが印刷されます。

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります

ポイント

  • 指定した用紙名に合わせて拡大/縮小を行う場合は、-atoutputscaleオプションに「任意(OT)」を指定してください。


4.1.2.4.7 電子保存情報に関するオプション

ポイント

  • 電子保存時のサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびList Worksに添付のオンラインマニュアルを参照してください。


-astream 電子保存装置名

使用する電子保存装置名を指定します。

電子保存装置名は、List Worksで定義した電子保存装置名を指定します。

【Windows版】の場合は、List Worksで定義した電子保存装置名を「ダブルクォーテーション(" )」で囲んで指定してください。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブで指定した電子保存装置名が有効になります。

電子保存時、電子保存装置名を指定する必要があります。

帳票定義情報で電子保存装置名を指定していない場合は、必ずこのプロパティで指定してください。

注意

  • 電子保存装置以外を指定した場合、帳票は正しく出力されません。

    なお、【Windows版】の場合は、電子保存装置名を指定しない場合、Windowsの通常使うプリンタに電子保存装置名を指定しておく必要があります。


-lwmaker 電子保存時の作成者

帳票の作成者を64バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブで指定した作成者

  2. 設定されない


-generateday 電子保存時の作成日

帳票の作成日をYYYYMMDDの形式で指定します。

YYYY:

年を西暦で指定します。

MM:

01~12(月)の範囲で指定します。

DD:

01~31(日)の範囲で指定します。


-generatetime 電子保存時の作成時間

帳票の作成時間をHHmmの形式で指定します。

HH:

00~23(時)の範囲で指定します。

mm:

00~59(分)の範囲で指定します。


-lwkeepdir 電子保存時の保管フォルダパス名

帳票を電子保存するリスト管理サーバ上の保管フォルダのディレクトリ名を185バイト以内のフルパスで指定します。保管フォルダ名ではなく、ディレクトリ名で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

【Windows版】の場合

/」、「,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|

【UNIX系OS版】の場合

,」、「;」、「*」、「?」、「"」、「<」、「>」、「|

このオプションを省略すると、以下の優先順序で指定が有効になります。

【Windows版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した保管フォルダパス名

  2. リスト管理サーバの受信フォルダで指定されている保管フォルダ

【UNIX系OS版】の場合
  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した保管フォルダパス名

  2. リスト管理サーバの受信フォルダで指定されている保管フォルダまたは印刷フォルダ

注意

  • 保管フォルダパス名の末尾には、パスの区切り文字(/や\)を指定しないでください

ポイント

  • 保管フォルダパス名を省略した場合は、リスト管理サーバ上であらかじめ指定しておいた振り分け条件にしたがって、保管フォルダまたは印刷フォルダに振り分けられます。振り分け条件には、タイトル(帳票の出力時にタイトルを省略した場合は帳票名)、コメント、作成者、備考が使用できます。


-lwnote1 電子保存時の備考1

帳票の備考1を64バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した備考1

  2. 設定されない


-lwnote2 電子保存時の備考2

帳票の備考2を64バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した備考2

  2. 設定されない


-lwnote3 電子保存時の備考3

帳票の備考3を64バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した備考3

  2. 設定されない


-lwnote4 電子保存時の備考4

帳票の備考4を64バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した備考4

  2. 設定されない


-lwterm電子保存時の有効期限日数

帳票をリスト管理サーバに登録した日からの有効期限日数を指定します。

0:

リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。

1~9999:

有効期限日数を指定します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した有効期限日数が有効になります。


-lwdeltype 電子保存時の有効期限経過後の自動削除指定

帳票をリスト管理サーバに登録した日から有効期限を過ぎたらリストクリーナの削除対象とするかどうかを指定します。

no:

削除対象としません。

yes:

削除対象とします。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した有効期限の「有効期限を過ぎたら自動削除する」の指定が有効になります。

注意

  • このオプションを指定する場合は、以下のいずれかで有効期限日数を指定しておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の有効期限の日数

    • -lwtermオプション


-lwsearch 電子保存時の抜き出し検索指定

電子保存時に抜き出し検索を有効にするかどうかを指定します。

folder:

リスト管理サーバの保管フォルダの設定にしたがいます。

no:

抜き出し検索を有効にしません。

yes:

抜き出し検索を有効にします。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した抜き出し検索の指定が有効になります。

注意

  • 抜き出し検索を有効にする場合は、あらかじめリスト管理サーバに登録されている帳票で抜き出し検索範囲を指定しておく必要があります。

  • リスト管理サーバがSolarisで、データベース検索を行う場合、以下のいずれかで「抜き出し検索を有効にする」設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面の抜き出し検索の指定

    • このオプション(「yes」を指定する)


-lwmail 電子保存時のメール送信指定

帳票がリスト管理サーバに登録されたことをメールで通知するかどうかを指定します。

server:

リスト管理サーバの設定にしたがいます。

no:

メールを送信しません。

entry:

メールに帳票エントリファイルを添付して送信します。

file:

メールに帳票ファイルを添付して送信します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定したメール送信の指定が有効になります。

ポイント

  • 帳票エントリファイルを指定すると、電子保存時に帳票の管理情報だけがメール送信されます。したがって、送信されるメールのサイズは帳票ファイルの場合よりも小さくなります。ただし、このファイルをList Worksクライアントで受信した場合、実際に帳票を表示するためには、リスト管理サーバに接続する必要があります。

  • 帳票ファイルを指定すると、電子保存時に帳票そのものが送信されます。このファイルをList Worksクライアントで受信した場合、帳票をそのまま表示できますが、送信されるデータ量は大きくなります。


-lwmailrcv 電子保存時のメールの宛先

電子保存時に帳票がリスト管理サーバに登録されたことを通知するメールの宛先を指定します。宛先は、リスト管理サーバで設定されているメール環境にしたがって指定してください。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面で指定した宛先

  2. リスト管理サーバで設定されている宛先

注意

  • このオプションを指定する場合は、以下のいずれかでメール送信する指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの詳細設定画面のメール送信

    • -lwmailオプション(「entry」または「file」を指定する)


-lwprintbin 電子保存後印刷の給紙方法

電子保存後の印刷で、用紙種別が単票の場合に、印刷プリンタの給紙方法を指定します。

CF:

カットシートフィーダ

H1:

ホッパ1

H2:

ホッパ2

H3:

ホッパ3

H4:

ホッパ4

MA:

手差し

NO:

指定なし
(プリンタドライバのプロパティの設定にしたがいます)

AT:

自動

給紙方法は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwprintbinnameオプションで指定した給紙口名

  2. このオプションで指定した給紙方法

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 指定した方法で給紙されない場合は、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定してください。

  • このオプションで給紙方法を切り替えた場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙口名は無効になります。必要に応じて、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定してください。

  • 給紙方法に「NO(指定なし)」を指定した場合、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、「NO(指定なし)」以外を指定してください。

  • 給紙方法に「AT(自動)」を指定しても自動給紙が正しく動作しない場合は、プリンタドライバのプロパティで自動給紙を指定し、給紙方法に「NO(指定なし)」を指定してください。


-lwprintbinname 電子保存後印刷の給紙口名

電子保存後の印刷で、以下の場合に、印刷プリンタの給紙口名を32 バイト以内で指定します。指定できる給紙口名は、プリンタドライバのプロパティで確認してください。

  • 用紙種別が単票で、給紙方法で指定した給紙口に切り替わらない場合

  • 用紙種別が連帳で、給紙口が正常に切り替わらない場合

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwprintbinオプションで指定した給紙方法

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した給紙方法/給紙口名

注意

  • 給紙口名は、プリンタドライバによって異なります。プリンタドライバのプロパティで確認し、文字および空白の全角・半角の違い、空白の有無などに注意して、正確に指定してください。

  • 給紙口名の前後に半角空白は指定しないでください。指定した場合、前後の半角空白を削除した給紙口名で動作します。

  • -lwprintbinオプションに「NO(指定なし)」を指定した場合、または帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で給紙方法に「指定なし」を指定した場合、給紙口名を-lwprintbinnameオプションで指定しても無効になります。給紙口名を指定する場合は、給紙方法に「指定なし」以外を指定してください。


-lwcopy 電子保存後印刷の印刷部数

電子保存後の印刷で、帳票の印刷部数を1 ~9999の範囲で指定します。部単位で印刷するか、ページ単位で印刷するかを装置の設定にしたがう場合は、部数のみ指定します。部単位で印刷する場合は、先頭に「!」を指定します。ページ単位で印刷する場合は、先頭に「p」を指定します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した印刷部数が有効になります。

注意

  • プリンタドライバのプロパティで印刷部数が指定できないプリンタに出力する場合、以下のように動作します。

    • 部単位で印刷する指定をしないとき、印刷部数の指定は無効になります(1部だけ印刷されます)。

    • 部単位で印刷する指定をしたとき、印刷部数の指定は有効になります。

以下に指定例を示します。

-lwprintside 電子保存後印刷の印刷面指定

電子保存後の印刷で、以下について指定します。

  • 両面印刷するかどうか

  • マルチフォーム出力する場合に、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷するか、新しい用紙に印刷するか

SINGLEFOLLOW:

片面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

BOTHFOLLOW:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに同じ用紙に続けて印刷します。

BOTH:

両面印刷します。
マルチフォーム出力する場合は、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷します。

印刷面指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwitemprintsideオプションの指定にしたがった両面印刷と、マルチフォーム出力時に帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

  2. このオプションで指定した印刷面指定

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • 以下の場合、このオプションに「BOTH」を指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。

    • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合

    • プリンタの白紙の出力を抑止する機能を使用する場合

ポイント

  • データ定義画面の[データ定義(レポート頭書き)]タブ、[データ定義]タブのデータ項目にPAGE、TPAGE、PAGE-ALL、TPAGE-ALL、BPAGE、またはBTPAGEのいずれかを指定した項目が存在する帳票で、このオプションに「BOTH」を指定した場合、印刷せずにページ送りされた分はカウントされません。


-lwitemprintside 電子保存後印刷の印刷面切り替え指定

電子保存後の印刷で、マルチフォーム出力し、帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定も切り替える(各帳票で指定した帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定を有効にする)場合に、「!REPORT」を指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwprintsideオプションで指定した印刷面指定

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存後の印刷設定画面で指定した両面印刷と、マルチフォーム出力時の動作の帳票を切り替えたときに新しい用紙に印刷する指定

注意

  • 使用する印刷プリンタに両面印刷機能がない、または両面印刷機能が無効になっている場合、両面印刷の指定は無効となります(片面で印刷されたり、白紙が出力されたりする場合があります)。

  • 帳票が切り替わったときに、両面印刷の指定を切り替えることはできません。

    先頭の帳票で指定した両面印刷の指定が有効となります。

  • List Creatorの段組み印刷が指定されている場合は、両面印刷の指定は切り替えられません。指定を行っても、一番目に出力する帳票に定義されている両面印刷の指定にしたがって印刷されます。

  • プリンタの段組み印刷機能を使用する場合、このオプションを指定しないでください。指定した場合、正しく動作しません。


-lwfaxsend 電子保存時のFAX送信者情報

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの送信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した送信者情報

  2. 設定されない

ポイント

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送信者情報を変更することもできます。


-lwfaxrcv 電子保存時のFAX受信者情報

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。FAX受信者情報は、1件だけ指定できます。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwfaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. このオプションで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報

  4. 設定されない

注意

  • このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • リモート帳票出力時に電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

ポイント

  • FAX受信者情報を複数件指定したい場合は、複数件のFAX受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイルを作成し、-lwfaxrcvfileオプションで指定してください。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。


-lwfaxrcvfile 電子保存時のFAX受信者情報ファイル名

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -lwfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブの電子保存のFAX属性設定画面で指定した受信者情報

  3. 設定されない

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • リモート帳票出力時に電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、電子保存時のFAX受信者情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

ポイント

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX受信者情報を変更することもできます。


-lwfaxsubject 電子保存時のFAX送付状の用件

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、送信するFAXの用件を127バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面で指定した用件

  2. 設定されない

ポイント

  • このオプションを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAXの先頭(1ページ目)に送付状が付加されます。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送付状の用件を変更することもできます。


-lwfaxcomment 電子保存時のFAX送付状のコメント

電子保存した帳票をFAX送信する場合に、FAXの受信者への連絡事項などのコメントを511バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面で指定したコメント

  2. 設定されない

ポイント

  • このオプションを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブのFAXの詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAXの先頭(1ページ目)に送付状が付加されます。

  • 電子保存後にFAX送信する場合は、FAX送信時にFAX送付状のコメントを変更することもできます。


-lwdstfolder 帳票印刷配信時の配信フォルダID

帳票印刷配信を行う場合のList Worksの配信フォルダIDを80バイト以内で指定します。

List Worksと連携し、帳票印刷配信を行う場合は必ず指定してください。

ポイント

  • 帳票印刷配信に関する指定は、電子帳票情報ファイルで指定します。

  • 帳票印刷配信の詳細については、List Workのオンラインマニュアルを参照してください。


-lwdstmethod 帳票印刷配信指定

List Worksと連携し、帳票印刷配信またはList Creator互換印刷を行う場合に指定します。

spl:

帳票印刷配信を行う場合に指定します。
帳票印刷配信機能の詳細については、List Worksのマニュアルを参照してください。

mat:

List Creator互換印刷を行う場合に指定します。
List Creator互換印刷機能の詳細については、以下を参照してください。

⇒“付録C List Creator互換印刷機能

このオプションを省略すると、「spl」が指定されたものとして動作します。


-in2 電子帳票情報ファイル名

帳票出力時に指定する電子帳票情報ファイル名をフルパスで指定します。

電子帳票情報ファイルとは、電子保存情報(電子保存時の動作、および属性情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、および他のコマンドオプションでサポートしていない電子保存情報を指定する場合に使用します。

注意

  • 電子帳票情報ファイルには、帳票業務情報のプロパティ画面の[電子保存]タブ、またはprprintコマンドの他のコマンドオプションでサポートされている電子帳票情報は指定しないでください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に電子帳票情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時に電子帳票情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、電子帳票情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、電子帳票情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、電子帳票情報ファイルを配信して帳票出力サーバで帳票を出力した場合


4.1.2.4.8 FAX送信情報に関するオプション

ポイント

  • FAX送信の留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびPrint Managerのオンラインマニュアルを参照してください。


-afax FAX装置名

使用するFAX装置名は、システムのプリンタフォルダで表示されるプリンタ名を「ダブルクォーテーション(" )」で囲んで指定します。

指定できるFAX装置には、以下のものがあります。

  • Print ManagerのFAX連携プリンタ

また、ローカル出力およびOWFファイル生成時は、以下のリモートプリンタも指定できます(リモート帳票出力時、およびコネクタ連携時は指定できません)。

  • Print Managerのリモートプリンタ(FAX連携プリンタ)

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定したFAX装置名

  2. 通常使うプリンタ

注意

  • FAX装置以外のプリンタを指定した場合、または通常使うプリンタがFAX装置になっていない場合、帳票の出力は正しく行われません。

  • 以下の場合、このオプションにリモートプリンタは指定しないでください。指定した場合、帳票の出力時にエラーになります。

    • リモート帳票出力時(prputprtコマンドの-zオプションでの指定)

    • コネクタ連携時(prputexコマンドの-zオプションでの指定)

    • データ到着監視時(データファイルの1行目での指定)

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、リモート帳票出力型またはコネクタ連携型での帳票出力時

    • Database Direct連携で、リモート帳票出力型またはコネクタ連携型での帳票出力時

    • 仕分けで、リモート帳票出力型での帳票出力時(仕分け先設定画面の[動作]タブのコマンドオプションでの指定)


-atfaxsend FAX送信時のFAX送信者情報

FAXの送信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した送信者情報

  2. 設定されない


-atfaxrcv FAX送信時のFAX受信者情報

FAXの受信者情報を以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

FAX受信者情報は、1件だけ指定できます。

FAX番号[,名前[,所属[,住所[,電話番号]]]]

FAX受信者情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -infaxrcvfileオプションで指定したFAX受信者情報(ファイル)

  2. このオプションで指定したFAX受信者情報

  3. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定した受信者情報

FAX受信者情報は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • リモート帳票出力時にFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

ポイント

  • FAX受信者情報を複数件指定したい場合は、複数件のFAX受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイルを作成し、-infaxrcvfileオプションで指定してください。


-infaxrcvfile FAX送信時のFAX受信者情報ファイル名

FAXの受信者情報を記述したFAX受信者情報ファイル名をフルパスで指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -atfaxrcvオプションで指定したFAX受信者情報

  2. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブで指定したFAX受信者情報

FAX受信者情報は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • このオプションを指定する場合は、FAX番号を必ず指定してください。

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • リモート帳票出力時にFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にFAX受信者情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、FAX送信時のFAX受信者情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


-atfaxsubject FAX送信時のFAX送付状の用件

送信するFAXの用件を127バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面で指定した用件

  2. 設定されない

ポイント

  • このオプションを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAXの先頭(1ページ目)に送付状が付加されます。


-atfaxcomment FAX送信時のFAX送付状のコメント

FAXの受信者への連絡事項などのコメントを511バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面で指定したコメント

  2. 設定されない

ポイント

  • このオプションを指定した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[FAX]タブの詳細設定画面の「送付状を付加する」の指定にかかわらず、FAXの先頭(1ページ目)に送付状が付加されます。


4.1.2.4.9 PDFファイル保存情報に関するオプション

ポイント

  • PDF変換機能のサポート範囲、使用する資源、および留意事項については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。


-keeppdf ファイル保存時の格納先ファイル名

格納先ファイル名(保存するPDFファイル名)は、以下の範囲で指定してください。

【Windows版】の場合

259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

【UNIX系OS版】の場合

512バイト以内のフルパスで指定します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブで指定した格納先ファイル名が有効になります。

格納先ファイル名は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名ファイルがすでに存在するときにPDFファイル保存に失敗した場合は、元のPDFファイルも削除されることがあります。

  • 仕分け機能を使用してPDFファイル保存する場合、一度の仕分け処理で同じコンピュータに同じ仕分け先情報を使用して複数のデータが仕分けられないようにしてください。同じコンピュータに同じ仕分け先情報を使用して複数のデータを仕分けた場合、最後に仕分けたデータを使用して出力したPDFファイルのみ作成されます。

ポイント

  • PDFファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダやディレクトリが存在しない場合は自動生成されます。自動生成されると、親ファイルやディレクトリと同じアクセス権が設定されます。

    なお、自動生成されたフォルダやディレクトリに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、エラーになります。

  • 指定した格納先ファイル名と同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、エラーになります。

  • データ到着監視時の帳票を出力するユーザは、サービス「ListCREATOR Service」のログオンユーザです。


-gpdfsubtitle PDFファイルのサブタイトル

PDFファイルのサブタイトルを254バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要のサブタイトル

  2. 設定されない

注意

  • サブタイトルは、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


-gpdfauthor PDFファイルの作成者

PDFファイルの作成者を254バイト以内で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した概要の作成者

  2. 設定されない

注意

  • 作成者は、日本語(JIS非漢字/第一水準漢字/第二水準漢字)または英数字で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルの文書情報(一般)で正しく表示されないことがあります。


-gpdfprint PDFファイルの印刷許可指定

PDFファイルの印刷を許可するかどうかを指定します。

Y:

印刷を許可します。

N:

印刷を許可しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの権限の「印刷の許可」の指定が有効になります。

注意

  • このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションにパスワードを必ず指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


-gpdfmodify PDFファイルの文書変更許可指定

PDFファイルの変更を許可するかどうかを指定します。

Y:

変更を許可します。

N:

変更を許可しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの権限の「文書変更の許可」の指定が有効になります。

注意

  • PDFファイルの変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。

  • PDFファイルの変更を許可しない指定とする場合は、-gpdfsecupwdオプションに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


-gpdfselect PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択許可指定

PDFファイルのテキストとグラフィックスの選択を許可するかどうかを指定します。

Y:

テキストとグラフィックスの選択を許可します。

N:

テキストとグラフィックスの選択を許可しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの権限の「テキストとグラフィックスの選択の許可」の指定が有効になります。

注意

  • このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


-gpdfannotate PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更許可指定

PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可するかどうかを指定します。

Y:

注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可します。

N:

注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定したセキュリティの権限の「注釈とフォームフィールドの追加と変更の許可」の指定が有効になります。

注意

  • PDFファイルの注釈とフォームフィールドの追加と変更を許可する指定をしても、PDFファイルの文書情報(セキュリティ)では「許可しない」となる場合があります。

  • このオプションを指定する場合は、-gpdfsecupwdオプションに必ずパスワードを指定してください。パスワードを指定しない場合、PDFファイルのセキュリティの指定が有効にならないことがあります。


-gpdfpwd PDFファイルを開くパスワード

PDFファイルを開くときのパスワードを32バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

"

このオプションを省略すると、開くパスワードは設定されません。

注意

  • パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。

  • このオプションと-gpdfsecupwdオプションに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定するとセキュリティオプションの設定が変更される場合があります。


-gpdfsecupwd PDFファイルのセキュリティオプション変更パスワード

PDFファイルのセキュリティオプションを変更するときのパスワードを32バイト以内で指定します。

以下の文字は指定しないでください。

"

このオプションを省略すると、セキュリティオプション変更パスワードは設定されません。

注意

  • パスワードは、半角の英数字または記号(ASCIIコードの文字範囲)で指定してください。その他の文字を指定した場合、PDFファイルを表示できない場合があります。

  • このオプションと-gpdfpwdオプションに同じパスワードを指定しないでください。同じパスワードを指定するとセキュリティオプションの設定が変更される場合があります。


-gpdflimit PDFファイルの閲覧期限/閲覧期間

PDFファイルの閲覧期限(閲覧開始日時または閲覧終了日時)、または閲覧期間のいずれかを指定します。

閲覧開始日時:

閲覧開始日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以前は、PDFファイルの閲覧が制限されます。

閲覧終了日時:

閲覧終了日時を「YYYYMMDDhhmmss」の形式で指定します。
指定した日時以降は、PDFファイルの閲覧が制限されます。

閲覧期間:

閲覧期間を日単位で指定します。
PDFファイルの作成日から指定した期間(日数)を過ぎると閲覧が制限されます。

閲覧開始日時/閲覧終了日時「YYYYMMDDhhmmss」を指定する場合は、以下のように指定します。

YYYY:

年を西暦で指定します。

MM:

01~12(月)の範囲で指定します。

DD:

01~31(日)の範囲で指定します。

hh:

00~23(時)の範囲で指定します。

mm:

00~59(分)の範囲で指定します。

ss:

00~59(秒)の範囲で指定します。

閲覧期間を指定する場合は、「1」以上の値を指定します。

閲覧期限および閲覧期間を指定する場合、以下の順にそれぞれの値を「カンマ(,)」で区切って指定します。

  1. 閲覧開始日時

  2. 閲覧終了日時

  3. 閲覧期間

閲覧期限と閲覧期間を同時に指定した場合、閲覧期限の指定が有効になります。

閲覧期限と閲覧期間のどちらも指定されていない場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定は無効となり、閲覧制限は行われません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した閲覧制限の「期間による閲覧制限を行う」の指定が有効になります。

注意

  • 帳票定義情報で指定されている値とこのオプションで指定されている値が異なる場合、このオプションで指定されている値が有効となります。

  • 以下の場合は、エラーとなります。

    • 帳票定義情報で「期間による閲覧制限を行う」が指定されていない場合

      ただし、このオプションで閲覧期限と閲覧期間のどちらも指定されていない場合はエラーとなりません。

    • 指定可能な値以外が指定された場合

  • Javaスクリプトが実行不能な場合など、このオプションを指定してもPDFファイルのビューアアプリケーションによっては無効となる場合があります。

以下に指定例を示します。

-gpdfembed PDFファイルの文字埋め込み指定

PDFファイルに文字を埋め込むかどうかを指定します。

ALL:

すべての文字をPDFファイルに埋め込みます。

NONE:

すべての文字をPDFファイルに埋め込みません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理の文字の埋め込み指定が有効になります。

注意

  • 利用者定義文字やJEF拡張文字を使用する場合は、文字をPDFファイルに埋め込んでください。PDFファイルに埋め込まない場合、PDFファイルを表示するシステムの環境によっては、見え方が異なる、または正しく表示されないことがあります。

ポイント

  • PDFファイルに埋め込んだ文字を検索しない場合は、-gpdfreferenceオプションで「N」を指定してください。


-gpdfreference PDFファイルの埋め込み文字検索指定

PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにするかどうかを指定します。

Y:

検索できるようにします。

N:

検索できるようにしません。

このオプションを省略すると、「Y」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションを指定する場合は、以下のいずれかでPDFファイルに文字を埋め込む指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の文書管理の文字の埋め込み指定

    • -gpdfembedオプション(「ALL」を指定する)

  • PDFファイルに埋め込んだ文字を検索できるようにする場合、PDFファイルサイズが大きくなります。


-gpdfjpegquality PDFファイルのJPEG圧縮時の品質指定

PDFファイルのJPEG圧縮時の品質を指定します。

HIGH:

高画質、低圧縮率でJPEG圧縮します。

MID:

「HIGH」と「LOW」の中間の画質/圧縮率でJPEG圧縮します。

LOW:

低画質、高圧縮率でJPEG圧縮します。

NONE:

JPEG圧縮されません。画質劣化のないflate圧縮が施されます。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のJPEG圧縮時の品質の指定が有効になります。


-gpdfembedfile PDFファイルに添付するファイル名

PDFファイルに添付する任意のファイル名をフルパスで指定します。ファイルは最大で99個まで指定できます。複数指定する場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。同一ファイルを複数指定すると、エラーとならずに指定したとおり重複して添付されます。指定されたファイルが存在しない場合は、エラーになります。

このオプションを省略すると、以下の優先順序になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面で指定した文書管理のPDFファイルに添付するファイル名

  2. ファイルは添付されない

注意

  • PDFファイルに添付するファイルは、PDFファイル保存時にセキュリティオプションを指定した場合には抽出することができません。

  • 以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にPDFファイルに添付するファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にPDFファイルに添付するファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、PDFファイルに添付するファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、PDFファイルに添付するファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、PDFファイルに添付するファイルを配信して帳票出力サーバで帳票を出力した場合


-gpdfautoprint PDFファイルの自動印刷指定

PDFファイルの自動印刷および印刷実行のタイミングを指定します。

OFF:

自動印刷しません。

OPN:

PDFファイルを開くと、自動的に印刷ダイアログボックスを表示します。

OPN+CLS:

PDFファイルを開くと、システムで設定されているデフォルトプリンタへ自動的に印刷されます。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作の「PDFファイルの自動印刷を行う」の指定にしたがいます。

注意

  • Javaスクリプトが実行不能な場合など、このオプションを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


-gpdfhidetoolbar PDFファイル表示時のアプリケーションのツールバー表示指定

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのツールバーを表示するかどうかを指定します。

N:

PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示します。

Y:

PDFファイルを表示する場合、ツールバーを表示しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「ツールバーを表示する」の指定にしたがいます。

注意

  • このオプションを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。

  • Adobe Acrobat DC、またはAdobe Acrobat Reader DCがインストールされた環境では、このオプションの指定は無効となります。


-gpdfhidemenubar PDFファイル表示時のアプリケーションのメニューバー表示指定

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアのメニューバーを表示するかどうかを指定します。

N:

PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示します。

Y:

PDFファイルを表示する場合、メニューバーを表示しません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「メニューバーを表示する」の指定にしたがいます。

注意

  • このオプションを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


-gpdffullscreen PDFファイル表示時のアプリケーションの全画面表示指定

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示するかどうかを指定します。

N:

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示しません。

Y:

PDFファイルを表示する場合、PDFのビューアを全画面で表示します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の動作のPDFファイル表示時のアプリケーションの設定の「全画面で表示する」の指定にしたがいます。

注意

  • このオプションを指定しても、PDFのビューアであるアプリケーションによっては無効となる場合があります。


-gpdfbookmark PDFファイルに帳票が切り替わったときにしおりを挿入する指定

PDFファイルに、帳票名をしおりとして挿入するかどうかを指定します。帳票が切り替わるタイミングで、帳票名がしおり文字列として挿入されます。

N:

帳票が切り替わっても、しおりは挿入されません。

Y:

帳票が切り替わると、帳票名がしおり文字列として挿入されます。

このオプションを省略すると、「N」が指定されたものとして動作します。

注意

  • マルチフォーム出力の場合、帳票が切り替わるタイミングでしおりが挿入されます。

  • 組合せフォーム出力の場合、しおりとして挿入される名前は、組合せフォーム名となります。組合せフォーム名が切り替わったタイミングで、しおりが挿入されます。

  • このオプションで設定されるしおりは1階層です。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードで、PDFを開いた場合の表示方法を「OUTLINES」と設定してください。


-gpdfbookmarkitem PDFファイルにデータが切り替わったときにしおりを挿入する指定

PDF ファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおり文字列として挿入されます。

項目名には、「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が1つ指定できます。

また、指定した項目に対し、それぞれ以下の出力のタイミングでしおりが挿入されます。

  • テキスト項目の場合

    ページ内の最初の項目を出力するタイミングでしおりが挿入されます。

  • 非出力項目

    ページ内の最初のレコードを出力するタイミングでしおりが挿入されます。

また、上記の出力のタイミングで、しおりを挿入するタイミングを任意で複数指定することができます。複数指定する場合は、項目名の先頭に「!」を付けて「カンマ(,)」で区切って指定します。「!」を付けて指定した項目の入力データが切り替わるタイミングで、しおりを挿入する項目のその時点の「データ値」がしおりとして挿入されます。

このオプションを省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。

このオプションと同時に-gpdfbookmarkitem2オプションは指定できません。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。

このオプションと同時に -gpdfbookmarkオプションを指定した場合、-gpdfbookmarkオプションによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このオプションの指定にしたがって、以下の形式でしおりが挿入されます。

[帳票名]-[データ値]

データ値は、このオプションによって挿入される最初のデータ値となります。この場合、このしおりが最上位のしおりとなり、その下の階層にこのオプションで指定した項目の値がしおりとして挿入されます。

注意

  • -gpdfbookmarkitem2 オプションと同時に指定しないでください。

  • 指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。

  • 集団項目およびデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。

  • しおりを挿入する項目のデータは、必ずページの先頭でデータを切り替えてください。ページの先頭でデータを切り替えなかった場合、帳票出力時にエラーとなります。

  • このオプションで設定されるしおりは1階層です。マルチフォーム出力/組合せフォーム出力時に-gpdfbookmarkオプションと合わせて指定した場合、設定されるしおりは2階層となります。

  • 集計表形式、およびフリーフレーム形式の帳票の場合、テキスト項目はページの最初に出力するパーティションに定義した項目を指定してください。

  • しおり文字列が128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードで、PDFを開いた場合の表示方法を「OUTLINES」と設定してください。

以下に指定例を示します。

この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、[名前]のデータ値をしおり文字列としてしおりが挿入されます。

-gpdfbookmarkitem !部門,!所属,名前


-gpdfbookmarkitem2 PDFファイルにデータが切り替わったときにしおり(多階層)を挿入する指定

PDFファイルに、帳票の項目データの値をしおりとして挿入する場合に、対象となる項目名を指定します。指定した項目の入力データの値が切り替わるタイミングで、その項目の値がしおり文字列として挿入されます。

項目名には「テキスト項目」、および「非出力項目」で項目形式がテキスト項目である項目が指定できます。項目は「カンマ(,)」で区切って最大10個まで指定できます。項目を複数指定した場合は、指定した順番で階層化されたしおりが挿入されます。

このオプションを省略すると、帳票の項目データが切り替わるタイミングでしおりは挿入されません。

このオプションと同時に-gpdfbookmarkitemオプションは指定できません。指定した場合、帳票出力時にエラーとなります。

このオプションと同時に-gpdfbookmarkオプションを指定した場合、-gpdfbookmarkオプションによって帳票名で挿入されたしおりの階層がもっとも高く、その階層下に、このオプションの指定にしたがってしおりが挿入されます。

注意

  • -gpdfbookmarkitemと同時に指定しないでください。

  • 指定した項目に対する入力データ値がない場合、しおりは挿入されません。

  • 集団項目およびデータ定義画面の[環境定義]タブで、集団項目の扱いに「集団項目名を使用」を選択した場合の集団項目の構成項目は指定できません。

  • 集計表形式、およびフリーフレーム形式の帳票の場合、しおりは、このオプションに指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるタイミングで挿入されます。このため、このオプションで下位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションが、上位の階層に指定したテキスト項目が挿入されたパーティションよりも先に出力されると、正しくしおりが挿入されません。しおりを挿入する際は、このオプションで指定した階層の順に、テキスト項目が挿入されたパーティションが出力されるよう考慮してください。

  • しおり文字列が128文字を超えた場合、129文字目以降は切り捨てられます。

  • 挿入したしおりを表示した状態でPDFファイルを作成する場合は、PDF文書情報ファイルのPDF-PAGEMODEキーワードで、PDFを開いた場合の表示方法を「OUTLINES」と設定してください。

以下に指定例を示します。

この例では、[部門]、[所属]、および[名前]の入力データが切り替わったタイミングで、しおりが3階層で挿入されます。このとき、[部門]の階層がもっとも高く、その階層下に[所属]、[名前]と3階層となります。

-gpdfbookmarkitem2 部門,所属,名前


-in5 PDF文書情報ファイル名

PDFファイルの文書情報ファイル名をフルパスで指定します。

PDF文書情報ファイルとは、帳票をPDFファイル保存する場合のPDFファイル保存情報(PDFファイル保存時の属性情報やプロパティ情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、およびコマンドの各オプションでサポートしていないPDFファイル保存時のPDFファイル保存情報などを指定する場合に使用します。

注意

  • PDF文書情報ファイルには、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブ、またはprprintの他のコマンドオプションでサポートされているPDFファイル保存情報は指定しないでください。

  • PDF文書情報ファイルには、PDFメール配信時の情報は指定しないでください。PDFメール配信時の情報は、PDF ファイル保存(メール配信)のオプション、またはPDFメール配信情報ファイルで指定してください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にPDF文書情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にPDF文書情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、PDF文書情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、PDF文書情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、PDF文書情報ファイルを配信して帳票出力サーバで帳票を出力した場合

  • 【Windows版】の場合、以下の注意事項があります。

    • PDF文書情報ファイルで、PDF-LIMITURIキーワードを指定する場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の閲覧制限で「URIによる閲覧制限を行う」が指定されている必要があります。指定されていない場合はエラーとなります。

    • PDF文書情報ファイルで、PDF-LIMITURIキーワードを指定した場合、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル]タブの文書情報設定画面の閲覧制限で設定した「閲覧可能なサイト」は無効となります。

ポイント

  • PDF文書情報ファイルは、prprintのコマンドオプションにないPDFファイル保存情報を使用する場合に指定します。


-gpdfoutinfofile ECM情報ファイル名

出力するPDFファイルに対するECM情報ファイル名を、259文字以内(512バイト以内)のフルパスで指定します。

出力するPDFファイルを、ECM製品との連携フォルダへ配置する場合は、必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にECM情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にECM情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、ECM情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


4.1.2.4.10 PDFファイル保存情報(メール配信)に関するオプション

ポイント

  • メールを暗号化して送信、またはテンプレートを使用したメール送信機能を利用する場合は、PDF文書情報ファイルを利用してください。

  • PDFメール配信機能、および以下のファイルの記述形式については、オンラインマニュアル“PDF 変換機能編”を参照してください。

    • PDF メール配信情報ファイル

    • PDF メール環境設定ファイル


-gpdfmailconffile PDFメール配信情報ファイル名

PDFファイルのメール配信時に必要な情報を記述したPDFメール配信情報ファイル名をフルパスで指定します。

PDFメール配信情報ファイルには、文書情報ファイルのPDFメール配信に関する[MLF_Mail]および[MLF_Message]セクションを指定します。

PDFメール配信情報は、以下の優先順序で有効になります。

  1. -gpdfmailtoaddrオプションなどのPDFメール配信関連オプション

  2. このオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル

  3. PDFメール環境設定ファイル

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にPDFメール配信情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にPDFメール配信情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、PDFメール配信情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • Database Direct連携で、PDFメール配信情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合

    • 仕分けで、PDFメール配信情報ファイルを配信して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


-gpdfmailtoaddr PDFメール配信時の送信先メールアドレス

PDFメール配信時の送信先のメールアドレスを、4000バイト以内の以下の形式で指定します。[  ]は、省略できることを示します。

複数件指定する場合は、各メールアドレスを「カンマ(,)」で区切って指定します。

ただし、ニックネームを指定する場合は、メールアドレスを複数件指定できません。

間違って同一アドレスに対して複数指定しても、宛先の重複が発生しないように送信されます。

メールアドレス[<ニックネーム>]
  • メールアドレス(必須)
    メールアドレスを“メールボックス名@ドメイン名”の形式で指定します。
    以下の文字が使用できます。

    半角英数字、「.」、「_」、「-

  • ニックネーム(任意)(帳票出力サーバがWindows/Solarisの場合のみ)
    ニックネームを80バイト以内で指定します。
    以下の文字が使用できます。

    半角英数字

    ニックネームを指定すると、より安全に確実にメール配信できます。

このオプションを省略すると、-gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイルで指定した送信先メールアドレスが有効になります。

送信先のメールアドレスは、いずれかで必ず指定してください。


-gpdfmailsmtpsv PDFメール配信時のSMTPサーバ名

PDFメール配信時のSMTPサーバ名を設定します。

PDFメール環境設定ファイルに定義した[MLF_SMTPServer-設定名]セクションの設定名を指定します。

以下の文字が使用できます。

半角英数字、「.」、「_」、「-

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_SMTPServerキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイルに定義されたSMTPサーバ


-gpdfmailfromaddr PDFメール配信時の送信元メールアドレス

PDFメール配信時の送信元のメールアドレスを指定します。

指定されたアドレスは、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。

以下の文字が使用できます。

半角英数字、「.」、「_」、「-

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード

  2. -gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード

  3. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromAddressキーワード

  4. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_EnvelopeFromAddressキーワード

  5. 設定されない


-gpdfmailfromname PDFメール配信時の送信元名

PDFメール配信時の送信元名を指定します。

指定された名前は、配信されるメールのFromヘッダに設定されます。

以下の文字が使用できます。

全角日本語、半角英数字、「.」、「_」、「-

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_FromFullNameキーワード

  3. 設定されない


-gpdfmaildelfile PDFメール配信時のPDFファイル削除指定

PDFメール配信後にPDFファイルを削除するかどうかを指定します。

yes:

メール配信後、PDFファイルを削除します。

no:

メール配信後、PDFファイルを削除しません。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. -gpdfmailconffileオプションで指定したPDFメール配信情報ファイル内の[MLF_Mail]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード

  2. PDFメール環境設定ファイル内の[MLF_Default]セクション配下にあるMLF_DeleteFileキーワード

  3. 設定されない


4.1.2.4.11 印刷属性情報に関するオプション

注意

  • 印刷属性情報に関するオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを利用する場合にのみ有効です。

ポイント

  • Print Managerと連携した機能や留意事項については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”およびPrint Managerのオンラインマニュアルを参照してください。


-atprtmode 出力開始時の動作モード

このオプションは、印刷/FAX送信する場合で、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

帳票の出力開始時の動作モードを指定します。

output:

すぐに帳票を出力します。

holdsv:

すぐに帳票を出力しないで、いったんサーバ側のスプールに保留します。サーバ側とは、Print Managerの印刷サーバが動作するコンピュータを指します。

holdcl:

すぐに帳票を出力しないで、いったんクライアント側のスプールに保留します。クライアント側とは、List Creatorの帳票出力サーバが動作するコンピュータを指します。

env:

装置の設定(Print Managerの環境設定(プリンタ)の保留印刷の設定)にしたがって出力します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した出力開始時の動作モードが有効になります。

注意

  • サーバ側で保留する場合は、自動での保留解除はできないため、手動で保留解除する必要があります。

  • Print Managerの印刷サーバとList Creatorの帳票出力サーバが同一コンピュータ上で動作する環境で運用している場合に帳票の出力を保留するときは、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • -atprtmodeオプション(「holdcl」を指定する)

  • 「env」の指定が有効になるのは、Print Manager(Windows版)の場合のみです。

  • 【Linux版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

ポイント

  • 電子保存する場合、このオプションは無効になります(すぐに電子保存されます)。例えば、印刷と電子保存を同時に行う場合、このオプションは、印刷時には有効になりますが、電子保存時には無効になります。


-jobhresume 保留解除日時

このオプションは、印刷/FAX送信する場合で、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

スプールしたドキュメントの保留状態をいつ解除するかをHHmmDDDの形式で指定します。

HH:

00~23(時)の範囲で指定します。

mm:

00~59(分)の範囲で指定します。

DDD:

000~999(日後)の範囲で指定します。

このオプションを省略すると、以下の優先順序で有効になります。

  1. 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した保留解除日時

  2. 自動保留解除しない

注意

  • このオプションを指定する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • -atprtmodeオプション(「holdcl」を指定する)

  • 保留状態のドキュメントを保留解除する日時は、最大20分の誤差が生じる場合があります。

  • 【Linux版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

ポイント

  • 電子保存する場合、このオプションは無効になります。例えば、印刷と電子保存を同時に行う場合、このオプションは、印刷時には有効になりますが、電子保存時には無効になります。


-jobpriority 出力時の優先順位

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

帳票の出力処理の優先順位を1~99の範囲で指定します。数字が大きいほど優先順位は高くなります。

印刷/FAX送信時に省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定した出力時の優先順位が有効になります。

電子保存時に省略すると、「1」が指定されたものとして動作します。

注意

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。


-inform メッセージ通知先(通知メッセージ)

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

以下の場合に、255バイト以内のTCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。

  • 帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合

  • 出力経過の通知メッセージを通知したい場合(【Windows版】のみ)

印刷/FAX送信時に省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で指定したメッセージの通知先が有効になります。

電子保存時に省略すると、装置の設定(Print Managerのプリンタの設定)にしたがって通知メッセージが通知されます。

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

  • 【Linux版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

ポイント

  • メッセージの通知先に指定したコンピュータで、Print Managerの「到着通知パネル」を起動しておいてください。

以下に指定例を示します。この例では、host1に通知メッセージを通知する指定をしています。

-inform host1


-jobrmsghost メッセージ通知先(返答メッセージ)

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合のみ有効です。

帳票の出力中に出力装置にエラーが発生した場合や出力経過の返答メッセージの通知先を、255バイト以内のTCP/IPのホスト名またはIPアドレスで指定します。

このオプションを省略すると、装置の設定(Print Managerのプリンタの設定)にしたがって返答メッセージが通知されます。

注意

  • 帳票出力サーバがWindowsの場合、コンピュータ名とTCP/IPのホスト名は同一となるようネットワークの設定を行ってください。コンピュータ名とTCP/IPのホスト名が異なる場合は、IPアドレスで指定してください。

  • 返答メッセージの通知先に指定したコンピュータで、Print Managerの「到着通知パネル」を起動しておいてください。

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

以下に指定例を示します。この例では、host1に返答メッセージを通知する指定をしています。

-jobrmsghost host1


-jobbanner 区切りページ出力指定

このオプションは、印刷時に印刷プリンタ名にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

区切りページを出力しない場合に、「N」を指定します。

このオプションは、区切りページを出力しない場合にだけ指定してください。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの区切りページ出力設定画面の指定が有効になります。

注意

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションはOWFファイル生成時のみ有効になります。


-jobwait 出力完了待ち合わせモード

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

出力完了待ち合わせモードを指定します。

mode1:

スプール完了後も以下のいずれかの状態になるまでコマンドの終了を待ち合わせます。
復帰値により、エラーの詳細を特定できます。エラーの詳細については、以下を参照してください。

⇒“4.1.2.6 [復帰値]

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

  • エラー発生

mode2:

スプール完了後も以下のいずれかの状態になるまでコマンドの終了を待ち合わせます。
エラー発生時には復帰しません。

  • 帳票の出力完了

  • スプールドキュメント削除

  • スプールドキュメント保留

このオプションを省略すると、出力完了を待ち合わせません(コマンドは、スプール完了時点で復帰します)。

注意

  • 印刷/FAX送信時にこのオプションを指定する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをすぐに帳票を出力する指定にしておく必要があります。

    • 帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード

    • -atprtmodeオプション(「output」を指定する)

  • 印刷時、以下に示すプリンタ装置以外では、実際の出力完了のタイミングがずれる場合や、エラーが正しく通知されない場合があります。

    • VSP/VS/PS5000シリーズ

    • PrintiaLASERシリーズ(Printianavi搭載機のみ)

    • Print ManagerのLANプリンタ連携機能を使用して接続したネットワークプリンタ

  • 印刷/FAX送信時に帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]/[FAX]タブの印刷属性設定画面で出力開始メッセージおよび用紙交換メッセージを通知する指定を行っている場合、「mode2」を指定してください。「mode1」を指定すると、出力開始メッセージおよび用紙交換メッセージの通知時に復帰値「-108」でprprintコマンドが復帰します。

  • 帳票の出力完了待ち合わせ中にスプールドキュメントを他の出力装置に移動した場合、移動先の出力装置での出力完了を待ち合わせます。

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

  • 【Solaris版】の場合、このオプションを指定すると、Solaris上での出力完了を待ち合わせません。生成したOWFファイルをWebプラグイン上で出力する場合に出力完了を待ち合わせます。

以下に指定例を示します。この例では、帳票の出力完了、スプールドキュメント削除、スプールドキュメント保留、エラー発生のいずれかの状態になると待ち合わせを終了する指定をしています。

-jobwait mode1


-jobkind イベント通知指定

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合にのみ有効です。

イベント通知機能を使用して、帳票を出力したアプリケーションとは別のアプリケーションで、帳票の出力結果を取得したい場合に、アプリ識別子とドキュメント識別子を「カンマ(,)」で区切って、全体を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。

アプリ識別子:

OaJgAsyncGetAplKind関数で取得したアプリ識別子を10進文字列に変換して指定します。

ドキュメント識別子:

アプリ識別子ごとに、帳票の出力要求を一意に識別するための、1~4294967296の範囲の任意に値を指定します。

このオプションを指定した場合、-jobwaitオプションを指定しても、無効となります。

イベント通知機能については、以下を参照してください。

⇒“第11章 イベント通知機能

以下に指定例を示します。この例では、アプリ識別子に「1」を、ドキュメント識別子に「10」を指定しています。

-jobkind "1,10"


-jobpapercode 用紙交換メッセージ

以下の情報を「セミコロン(;)」で区切って指定します。

  • 用紙交換メッセージを通知する用紙名

  • 常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定

このオプションを指定した場合は、必ず「用紙交換メッセージを通知する用紙名」を指定してください。指定しない場合はエラーとなります。

用紙交換メッセージを通知する用紙名

用紙交換メッセージを通知する用紙名を40 バイト以内で指定します。40バイトを超えた部分は切り捨てられます。用紙名には「セミコロン(;)」は指定できません。

常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定

常に、用紙交換メッセージを通知するかどうかを指定します。

Y:

常に用紙交換メッセージを通知します。
このオプションで指定した用紙コードが前回の印刷時と同じでも、用紙交換メッセージを通知します。

N:

用紙の変更時にのみ用紙交換メッセージを通知します。
このオプションで指定した用紙コードが前回の印刷時から変更されている場合、用紙交換メッセージを通知します。

「常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定」を省略した場合は、「N」が指定されたものとして動作します。

このオプションの指定を省略した場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面の「常に用紙交換メッセージを通知する」と「以下の用紙名で通知する」の指定が有効になります。

注意

  • 出力開始メッセージも通知する場合、出力開始メッセージと用紙交換メッセージが二重で通知される場合があります。

    「常に用紙交換メッセージを通知するかどうかの指定」に「N」を指定した場合、帳票の用紙情報とプリンタにセットされている用紙が同じでも、「用紙交換メッセージを通知する用紙名」で指定した用紙名が異なれば、用紙交換メッセージが通知されます。

  • VSP/VS/PS5000 シリーズのプリンタに印刷する場合、用紙交換メッセージを通知する指定を行うと、用紙交換メッセージが二重に通知される場合があります。

  • 【UNIX系OS版】の場合、このオプションは、OWFファイル生成時のみ有効になります。

以下に指定例を示します。以下の例では、用紙交換メッセージの用紙名「A4」、常に用紙交換メッセージ通知するかどうかの指定を「Y(通知する)」と指定します。

-jobpapercode A4;Y


-jobusername 印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定

このオプションは、出力装置にPrint Managerで定義したプリンタを指定した場合のみ有効です。

印刷ドキュメントの所有者名を変更する場合に、ユーザ名を指定します。

このオプションを省略すると、所有者は帳票出力プロセスのユーザとなります。

注意

  • このオプションは、帳票出力時のユーザが「Administrator」アカウント、または「SYSTEM」アカウントの場合のみ有効です。

  • ユーザ名指定が有効になるのは、Print Manager(Windows版)の場合のみです。

  • このオプションでユーザ名を指定しても、List Creatorの監査証跡ログのユーザ情報には「-atuserid(出力ユーザID)」で指定したユーザ名、またはプロセスのユーザ名が出力されます。


4.1.2.4.12 OWFファイル生成情報に関するオプション

ポイント

  • OWFファイル生成(Webアプリケーション連携機能)に関するサポート範囲や留意事項、外字エンベッドやフォントの登録などについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照してください。


-gowffile OWFファイルパス名

OWFファイル生成時の格納先ファイル名を259文字以内(512バイト以内)のフルパスで指定します。OWFファイルを生成する場合は、このオプションでOWFファイル名を必ず指定してください。

なお、OWFファイルのファイル名には、以下の文字は指定しないでください。

【Windows版】の場合

全角文字、半角空白文字、および以下の文字は指定しないでください。

「(」、「)」、「|」、「\」、「^」、「~」、「[」、「]」、「`」、「<」、「>」、「#」、「%」、「"」、「;」、「/」、「?」、「:」、「@」、「&」、「=」、「,」、「*」

【UNIX系OS版】の場合

全角文字、半角カナ文字、半角空白文字、および以下の文字は指定しないでください。

「(」、「)」、「|」、「\」、「^」、「~」、「[」、「]」、「`」、「<」、「>」、「#」、「%」、「"」、「;」、「/」、「?」、「:」、「@」、「&」、「=」、「,」、「*」

注意

  • OWFファイル名の拡張子は必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。

    「.owf」以外の拡張子を指定した場合、Webプラグインが起動されません。

  • このオプションで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合はエラーとなります。ただし、存在するファイルのサイズが0バイトの場合、エラーとならずに上書きされます。

  • 同一名ファイルがすでに0バイトで存在する場合にOWFファイルの生成に失敗したときは、元のOWFファイルも削除されることがあります。


-gowfdestination Webプラグイン起動時の動作モード

Webプラグイン起動時(Webブラウザ起動時)の動作モードを指定します。

PREVIEW:

プレビューします。

PRINT:

印刷します。

このオプションを省略すると、「PREVIEW」が指定されたものとして動作します。


-gowfopenprtdlg 印刷時の印刷画面の表示指定

印刷時(-gowfdestination オプションに「PRINT」を指定した場合)に、印刷画面を表示するかどうかを指定します。印刷画面を表示する場合は、印刷出力時の情報を指定することができます。

NO:

印刷画面を表示しません。

YES:

印刷画面を表示します。

このオプションを省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。

ポイント

  • このオプションに「YES」を指定した場合、-rオプション(開始ページ番号)および-eオプション(終了ページ番号)で指定した印刷範囲は有効になりません。表示される印刷画面で印刷範囲を指定してください。


-gowfprtclose 印刷終了後にWebブラウザを閉じる指定

印刷完了後、Webブラウザを閉じるかどうかを指定します。

NO:

印刷完了後に、Webブラウザを閉じません。

YES:

印刷完了後に、Webブラウザを閉じます。

このオプションを省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。

注意

  • このオプションは、-gowfdestinationオプションに「PRINT」を指定して印刷した場合のみ有効となります。

  • HTMLのフレーム機能使用時には設定しないでください。


-gowfpreviewrate プレビュー時のズーム率指定

プレビュー時のズーム率を指定します。

ALL:

ページ全体を表示します。

WIDTH:

ページの横幅に合わせて表示します。

30~200:

指定した倍率(%)で表示します。30~200の範囲の文字列を指定します。

このオプションを省略すると、「ALL」が指定されたものとして動作します。


-gowfprtprevention プレビュー時の印刷制御指定

プレビュー時の印刷制御を指定します。

NO:

印刷を抑止しません。

TWICE:

2重印刷を抑止します。

YES:

印刷を抑止します。

このオプションを省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。


-gowfembed OWFファイルへの外字エンベッド指定

OWFファイルに外字をエンベッド(貼り付け)するかどうかを指定します。

NONE:

外字をエンベッドしません。

USER:

外字をエンベッドします。

このオプションを省略すると、「NONE」が指定されたものとして動作します。

注意

  • エンベッドする外字は、以下のいずれかの方法で登録する必要があります(登録されていない外字はエンベッドされません)。

    • prprint の -gowfregfontオプションによるフォントの登録

    • 「OWFファイルフォント登録」画面によるフォントの登録(【Windows版】の場合)

    • 外字エンベッドコマンドによるフォントの登録(【UNIX系OS版】の場合)

  • 以下の場合、外字エンベッド機能は未サポートです。

    • 英語環境でOWF ファイルを生成する場合

    • 英語環境でWeb プラグインを使用する場合

    • 組合せフォーム出力する場合


-gowfregfont 外字フォント登録指定

任意のフォルダに格納されている外字フォントファイルを登録します。コマンドによる外字フォントファイルの登録は、以下のような場合に使用します。

  • 環境設定で登録されていないフォントの外字をエンベッドしたい場合

  • 環境設定で登録されているフォントの外字を一時的に異なる外字に変更し、変更した外字をエンベッドしたい場合

このオプションを省略する、またはこのオプションで指定されなかったフォントについては、環境設定で登録したフォントが有効となります。

以下に、TTFファイル、およびTTCファイルを指定する場合について示します。複数ファイルの登録を行う場合は、「セミコロン(;)」で区切って指定します。

なお、フォントファイルに対して複数回指定した場合は、最後に指定した外字フォントファイルが有効になります。

TTFファイルを指定する場合

「ttfpath,ttepath」の形式で指定します。

ttfpath:

フォントファイル(TTF)のフルパス

ttepath:

リンクする外字フォントファイルのフルパス

フォントファイル(TTF)のフルパスとリンクする外字フォントファイルのフルパスを「カンマ(,)」で区切って指定します。

TTCファイルを指定する場合

「ttcpath,ttepath,order」の形式で指定します。

ttcpath:

フォントファイル(TTC)のフルパス

ttepath:

リンクする外字フォントファイルのフルパス

order :

TTCファイル内の何番目の書体を登録するかを指定する
(先頭の書体を指定する場合は「1」を指定する)

フォントファイル(TTC)のフルパスとリンクする外字フォントファイルのフルパスとフォントファイル(TTC)内の何番目の書体を登録するかを「カンマ(,)」で区切って指定します。

以下に、【Windows版】の場合の指定例を示します。以下の例では、TTFファイル(c:\temp\f.ttf)とリンクする外字フォントファイル(c:\temp\1.tte)、およびTTCファイル(c:\temp\c.ttc)内の一番目の書体とリンクする外字フォントファイル(c:\temp\2.tte)を登録します。

-gowfregfont c:\temp\f.ttf,c:\temp\1.tte;c:\temp\c.ttc,c:\temp\2.tte,1

注意

  • 環境設定で登録されているフォントに対して、このオプションで外字フォントファイルを登録した場合、このオプションで指定した外字フォントファイルが有効になります。

  • -gowfregfontオプションを指定する場合、ttfpathパラメータにTTCファイルを指定することはできません。指定した場合、エラーになります。

    また、ttcpathパラメータにTTFファイルを指定することはできません。

  • 外字フォントファイル名が同一で格納先が異なる指定は行わないでください。

  • ファイルパスに「カンマ(,)」、「セミコロン(;)」は指定できません。

  • 以下の場合、外字エンベッド機能は未サポートです。

    • 英語環境でOWFファイルを生成する場合

    • 英語環境でWebプラグインを使用する場合

    • 組合せフォーム出力する場合


-gowfcodereplace 代替文字指定

Web手元印刷型の運用(OWFファイル生成)時、出力できない文字が存在した場合の処理について、代替文字を使用して出力するかどうかを指定します。

NO:

代替文字を使用しません。

YES:

代替文字を使用します。

このオプションを省略すると、「NO」が指定されたものとして動作します。

List Creatorでは、以下の条件を満たす場合、帳票や入力データ(データファイル)をプログラム内部的にShift-JISの文字コード系に変換して処理しています。

  • UNIX系OS環境でWeb手元印刷型の運用を行う場合(OWFファイル生成時)

  • ユーザアプリケーションの実行環境の文字コード系(環境変数LANGの設定)が、EUCまたはUNICODE(UTF8)の場合

上記の条件を満たす場合、帳票の出力先であるWebクライアント側(Windows環境)の文字コード系に変換する必要があるため、Shift-JIS環境で出力できない文字が含まれる場合があります。

注意

  • このオプションの指定を省略すると、帳票や入力データ(データファイル)にShift-JISに変換できない文字が存在した場合はエラーとなります。

  • SolarisのShift-JIS環境、およびWindows環境では文字コード変換を行わないため、このオプションの指定は無効となります。


-gcmform OWFファイル生成時のマルチフォーム/組合せフォーム用帳票名

マルチフォーム出力、および組合せフォーム出力時の帳票名を指定します。

複数の帳票名を、以下のように「セミコロン(;)」で区切って、帳票を出力する順に指定します。

帳票1;帳票2;帳票3

注意

  • 以下の場合は、必ずこのオプションで帳票名を指定してください。

    • OWFファイル生成時にマルチフォーム出力/組合せフォーム出力する場合

      (-grpdelimitオプションを指定した場合)

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能使用時にOWFファイルを生成する場合

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • コネクタ連携時に、OWFファイルを生成する際に使用する帳票を転送した場合


-gcmvisualfile OWFファイル生成時のメディアデータファイル名

OWFファイル生成時に使用するメディアデータファイル名をフルパスで指定します。

複数のファイルを使用する場合は、以下のように「セミコロン(;)」で区切って、帳票を出力する順に指定します。

ファイル名1;ファイル名2;ファイル名3

注意

  • 組込みメディア項目に対するデータファイル中のメディアデータファイル名は、ファイル名のみ指定してください。

  • 以下の場合、このオプションではファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時に、OWFファイルを生成する際に使用するファイルを転送した場合

  • 以下の場合、このオプションは無効になります。

    • コネクタ連携時に、OWFファイルを生成する際に使用するファイルを転送した場合

  • グラフ出力機能を利用する場合、グラフ属性ファイルとグラフデータファイルの両方を「;」(セミコロン)で区切って、フルパスで指定してください。
    複数のグラフ属性ファイルとグラフデータファイルを使用する場合も「;」(セミコロン)で区切ってください。

    例:

    "C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\LineChart.grd;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grh;C:\ListCREATOR\Samples\RadarChart.grd"


4.1.2.4.13 Excelファイル出力情報に関するオプション

ポイント

  • Excelファイル出力に関するサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


-keepxlsx Excelファイル出力時の格納先ファイル名

格納先ファイル名(保存するExcelファイル名)は、以下の範囲で指定してください。

【Windows版】の場合

259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

【UNIX系OS版】の場合

512バイト以内のフルパスで指定します。全角文字と半角カナ文字は使用できません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した格納先ファイル名が有効になります。

格納先ファイル名は、いずれかで必ず指定してください。

注意

  • Excelファイル名の拡張子には、必ず「.xlsx」を指定してください。

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名のファイルがすでに存在するときにExcelファイル出力に失敗した場合は、元のExcelファイルも削除されることがあります

ポイント

  • Excelファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダやディレクトリが存在しない場合は自動生成されます。自動生成されると、親フォルダやディレクトリと同じアクセス権が設定されます。

    なお、自動生成されたフォルダやディレクトリに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、エラーになります。

  • 指定した格納先ファイル名と同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、エラーになります。


-inexcelinfofile Excel文書情報ファイル名

Excelファイルの文書情報ファイル名をフルパスで指定します。

Excel文書情報ファイルとは、帳票をExcelファイル出力する場合のExcelファイル出力情報(Excelファイル出力時の属性情報やプロパティ情報など)をまとめて指定できるファイルです。

帳票のプロパティ、およびコマンドの各オプションでサポートしていないExcelファイル出力時のExcelファイル出力情報などを指定する場合に使用します。

注意

  • Excel文書情報ファイルには、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)タブ]、またはprprintの他のコマンドオプションでサポートされているExcelファイル出力情報は指定しないでください。

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にExcel文書情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にExcel文書情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応/Navigator連携で、Excel文書情報ファイルを転送して帳票出力サーバで帳票を出力した場合


-gxlsxoutputform Excelファイル出力時の明細の出力方法

集計表形式の帳票出力時に明細データが印刷範囲の縦幅を超えた場合の動作を指定します。

PAGE:

印刷範囲の縦幅でシートを変えて出力します。

CONT:

印刷範囲の縦幅でシートを変えずに出力します。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定した明細の出力方法が有効になります。

注意

  • 帳票形式が集計表形式以外の場合、このオプションは無効になります。


-gxlsxsheetname 出力するExcelファイルのシート名指定

出力するExcelファイルのシート名の設定方法(命名方法)を指定します。

FORM:

帳票名をシート名として出力する場合に指定します。
帳票名をシート名とする場合、マルチフォーム出力を行うと、帳票が切り替わる際にシート名も切り替わります。
また、組合せフォーム出力を行う場合、組合せフォーム名がシート名に設定されます。組合せフォーム名が切り替わる際にシート名も切り替わります。

FIXED:

固定文字列をシート名として出力する場合に指定します。固定文字列をシート名とする場合、「FIXED=」に続けてシート名とする文字列を31文字以内で指定します。
固定文字列をシート名とする場合にマルチフォーム出力を行うと、すべての帳票のシート名が指定した固定文字列になります。

このオプションを省略すると、-gxlsxsheetnameitemオプションで指定したシート名が有効になります。このオプションと-gxlsxsheetnameitemオプションの両方が省略された場合は、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定したシート名が有効となります。

以下に、指定例を示します。

  • 帳票名をシート名に出力する場合

    -gxlsxsheetname FORM

  • 固定文字列(部門別売上)をシート名にする場合

    -gxlsxsheetname FIXED=部門別売上

注意

  • 以下の文字はシート名に指定しないでください。

    \」、「/」、「?」、「*」、「[」、「]」、「:」

    また、文字列前後の「’」(シングルクォーテーション)も指定できません(文字列間では使用できます)。

  • 固定文字列を指定時、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定する場合は、以下のように指定する必要があります。

    -gxlsxsheetname "FIXED=XXXX"

    なお、固定文字列を囲む目的以外で「ダブルクォーテーション(")」を固定文字列に使用することはできません。

  • FIXEDとイコール(=)の間に空白が含まれる場合(FIXED =XXXX)は、エラーになります。

  • 「FIXED=」に続けて固定文字列を指定しなかった場合は、このオプションが指定されなかった(省略した)とみなされます。

ポイント

  • シート名は、全角・半角およびアルファベットの大文字・小文字は区別されず、同じ文字として扱われます。

  • 32文字以上のシート名を指定した場合は、31文字で収まるように文字が切り詰められます(32文字以降の文字は切り捨てられます)。

  • Excelシート名の指定と出力結果の対応、および指定に関する留意事項など、Excelシート名の指定に関する詳細は、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


-gxlsxsheetnameitem 出力するExcel ファイルのシート名にする入力データの項目名指定

Excelファイル出力時に、項目のデータ値をシート名として出力する項目名を1つ指定します。

このオプションを指定すると、出力されるExcelファイルの各シートで、ここで指定した項目に出力される最初のデータ値がシート名となります。

指定できる項目は、「テキスト項目」または「非出力項目」(項目形式がテキスト項目のみ)です。

以下に、項目名が「得意先名」の項目のデータ値をシート名とする場合の指定例を示します。

-gxlsxsheetnameitem 得意先名

注意

  • このオプションで指定した項目名が集団項目の構成項目の場合、データ定義画面の[環境定義]タブで「構成項目名を使用」を選択する必要があります。なお、伝票形式、タックシール形式および、矩形繰返し形式のボディ部集団項目の場合は、「集団項目名を使用」になっていても指定できます。

  • このオプションで指定した項目が帳票に存在しない場合は、シート名の指定が無効となります。

ポイント

  • -gxlsxsheetname オプション、または帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(Excel)]タブで指定したシート名と同時に指定した場合は、指定値がハイフン(-)で連結されたシート名となります。

    • 帳票名を指定した場合:帳票名-データ値

    • 固定文字列を指定した場合:固定文字列-データ値

  • シート名は、全角・半角およびアルファベットの大文字・小文字は区別されず、同じ文字として扱われます。

  • 該当項目のデータ値が32文字以上の場合、31文字で収まるように文字が切り詰められます(32文字以降の文字は切り捨てられます)。

  • 組合せフォーム出力を行う場合、最初に出力された帳票定義情報の項目名にしたがって、シート名が設定されます。

  • Excelシート名の指定と出力結果の対応、および指定に関する留意事項など、Excelシート名の指定に関する詳細は、オンラインマニュアル“Excelファイル出力機能編”を参照してください。


-gxlsxoutinfofile ECM情報ファイル名

出力するExcelファイルに対するECM情報ファイル名を、259文字以内(512バイト以内)のフルパスで指定します。

出力するExcelファイルをECM製品との連携フォルダへ配置する場合は、必ず指定してください。

注意

  • 情報ファイルの文字コード系については、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の情報ファイルの文字コード系についての記載を参照してください。

  • 以下の場合、このオプションにファイル名のみ指定してください。

    • リモート帳票出力時にECM情報ファイルを転送した場合

    • コネクタ連携時にECM情報ファイルを転送した場合

    • XBRLデータ対応機能/Navigator連携機能で、ECM情報ファイルを転送して、帳票出力サーバで帳票を出力した場合


4.1.2.4.14 TIFF出力情報に関するオプション

ポイント

  • TIFF出力に関するサポート範囲や留意事項については、オンラインマニュアル“TIFF出力機能編”を参照してください。


-keeptiff TIFF出力時の格納先ファイル名

格納先ファイル名(保存するTIFFファイル名)は、以下の範囲で指定してください。

【Windows版】の場合

259文字以内かつ512バイト以内のフルパスで指定します。

【UNIX系OS版】の場合

512バイト以内のフルパスで指定します。全角文字と半角カナ文字は使用できません。

このオプションを省略すると、帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(TIFF)]タブで指定した格納先ファイル名が有効になります。

注意

  • TIFFファイル名の拡張子には、必ず「.tif」を指定してください。

  • フォルダ名のみの指定はできません。

  • 同一名のファイルがすでに存在するときにTIFF出力に失敗した場合は、元のTIFFファイルも削除されることがあります。

ポイント

  • TIFFファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

  • 指定されたフォルダやディレクトリが存在しない場合は自動生成されます。自動生成されると、親フォルダやディレクトリと同じアクセス権が設定されます。

    なお、自動生成されたフォルダやディレクトリに対し、帳票を出力するユーザがアクセス権を持たない場合は、エラーになります。

  • 指定した格納先ファイル名と同一名ファイルがすでに存在する場合は、ファイルを上書きする権限があれば新しいファイルに置き換えられます。ファイルを上書きする権限がない場合は、エラーになります。


4.1.2.5 [記述例]

prprintコマンドの記述例は、以下を参照してください。

⇒“3.1.2 prprintコマンドの記述例

4.1.2.6 [復帰値

以下に、prprintコマンドの復帰値を示します。

Windows版】を使用する場合

-jobwaitオプションを指定しない場合

復帰値

意味

0

正常終了

-1

異常終了

-jobwaitオプションを指定した場合

復帰値

意味

0

(帳票の出力が完了しました。メッセージは出力されません)

-101

スプールドキュメントが削除されました。

-102

スプールドキュメントが保留されました。

-103

出力装置がオフライン、またはストップ状態のため、帳票を出力することができませんでした。

-104

出力装置が用紙切れのため、帳票を出力することができませんでした。

-105

出力装置がエラー状態のため、帳票を出力することができませんでした。

-106

リモート出力装置へスプールドキュメントを転送中にエラーが発生しました。

-107

出力後保存中にエラーが発生しました。

-108

用紙交換メッセージ、または出力開始メッセージ応答待ち状態のため、出力完了待ち合わせが解除されました。

-1

(その他の異常が発生しました。その他のメッセージが表示されます)

OWFファイルの生成に失敗した場合のエラー詳細コード

詳細コード

意味

1

ファイルまたはディレクトリへのアクセスが拒否されました。パラメータで指定したファイルまたはディレクトリのアクセス権を確認してください。

2

OWFファイルの圧縮処理に失敗しました。

3

OWFファイルを生成するディスクに十分な容量がありません。

5

ボリューム上にファイルまたはディレクトリを作成できません。以下の点を確認してください。

  • OWFファイルを生成するディレクトリにすでに同一名のOWFファイルが存在する可能性があります。

  • ファイルをオープンできる上限を超えている可能性があります。

7

ファイルを生成するディスクに十分な容量がありません。

8

指定されたハンドルは無効です。

9

パラメータで指定されたファイルまたはディレクトリが見つかりません。

10

パラメータが正しく設定されていません。OWF ファイルを生成する場合に必要なパラメータが設定されていない可能性があります。

12

作業に必要な十分なメモリを確保できませんでした。以下の点を確認してください。

  • 不要な処理が動作していないか。

  • 仮想メモリ領域が十分確保されているか。

  • 搭載しているメモリは十分か。

13

製品でサポートされていない処理が指定されました。

14

その他のエラーが発生しました。

26

パラメータに指定した値に誤りがあります。

101

コード変換に失敗しました。

102

既に同一名のファイルが存在するため、OWFファイルを生成できませんでした。

201

環境設定の参照に失敗しました。

202

環境設定が壊れている可能性があります。OWF ファイルのフォント登録を行い、再度実行してください。

203

環境設定またはメソッドで指定されたフォントファイルのアクセスに失敗しました。

204

環境設定または-gowfregfontオプションで指定されたフォントファイルが壊れている可能性があります。

205

環境設定またはメソッドで指定された外字フォントファイルのアクセスに失敗しました。

206

環境設定または-gowfregfontオプションで指定されたフォント番号のフォントが、フォントファイルに見つかりません。

207

帳票読み込み時にエラーが発生しました。

208

パラメータで指定した帳票へのアクセスに失敗しました。ファイルの存在とアクセス権を確認してください。

209

パラメータで指定した帳票定義ファイルが壊れている可能性があります。

210

パラメータで指定したデータファイルへのアクセスに失敗しました。ファイルの存在とアクセス権を確認してください。

211

パラメータで指定したデータファイルが壊れている可能性があります。

212

作業ファイルの作成に失敗しました。

213

置換フォント情報ファイルの読み込みに失敗しました。

214

置換フォント情報ファイルの解析に失敗しました。

UNIXOS版】を使用する場合

復帰値

意味

0

正常終了

0以外

異常終了

OWFファイルの生成に失敗した場合のエラー詳細コード

詳細コード

意味

1

ファイルまたはディレクトリへのアクセスが拒否されました。パラメータで指定したファイルまたはディレクトリのアクセス権を確認してください。

2

OWFファイルの圧縮処理に失敗しました。

3

OWFファイルを生成するディスクに十分な容量がありません。

5

ボリューム上にファイルまたはディレクトリを作成できません。以下の点を確認してください。

  • OWFファイルを生成するディレクトリにすでに同一名のOWFファイルが存在する可能性があります。

  • ファイルをオープンできる上限を超えている可能性があります。

7

ファイルを生成するディスクに十分な容量がありません。

8

指定されたハンドルは無効です。

9

パラメータで指定されたファイルまたはディレクトリが見つかりません。

10

パラメータが正しく設定されていません。OWF ファイルを生成する場合に必要なパラメータが設定されていない可能性があります。

12

作業に必要な十分なメモリを確保できませんでした。以下の点を確認してください。

  • 不要な処理が動作していないか。

  • 仮想メモリ領域が十分確保されているか。

  • 搭載しているメモリは十分か。

13

製品でサポートされていない処理が指定されました。

14

その他のエラーが発生しました。

26

パラメータに指定した値に誤りがあります。

101

コード変換に失敗しました。

102

既に同一名のファイルが存在するため、OWFファイルを生成できませんでした。

201

環境設定の参照に失敗しました。

202

環境設定が壊れている可能性があります。OWF ファイルのフォント登録を行い、再度実行してください。

203

環境設定またはメソッドで指定されたフォントファイルのアクセスに失敗しました。

204

環境設定または-gowfregfontオプションで指定されたフォントファイルが壊れている可能性があります。

205

環境設定またはメソッドで指定された外字フォントファイルのアクセスに失敗しました。

206

環境設定または-gowfregfontオプションで指定されたフォント番号のフォントが、フォントファイルに見つかりません。

207

帳票読み込み時にエラーが発生しました。

208

パラメータで指定した帳票へのアクセスに失敗しました。ファイルの存在とアクセス権を確認してください。

209

パラメータで指定した帳票定義ファイルが壊れている可能性があります。

210

パラメータで指定したデータファイルへのアクセスに失敗しました。ファイルの存在とアクセス権を確認してください。

211

パラメータで指定したデータファイルが壊れている可能性があります。

212

作業ファイルの作成に失敗しました。

213

置換フォント情報ファイルの読み込みに失敗しました。

214

置換フォント情報ファイルの解析に失敗しました。

4.1.2.7 [注意