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Interstage List Creator V10.5.0 環境設定・帳票運用編
FUJITSU Software

8.2.1 スタンドアロン型

スタンドアロン型とは、アプリケーションサーバと帳票出力サーバを同一コンピュータで運用する形態です。設計した帳票定義情報や帳票の出力時に必要な帳票資源を配置先コンピュータに配置します。ここでは、配置先コンピュータは、「アプリケーションサーバ/帳票出力サーバ」になります。

以下に、スタンドアロン型(【Windows版】の場合)の資源の配置方法について説明します。

図8.1 資源の配置方法(スタンドアロン型(【Windows版】の場合))

ここでは、資源の配置について、以下の順に説明します。

準備する資源

準備する資源は、“表8.1 準備する資源”を参照してください。

なお、資源の格納先は、ユーザアプリケーションなどで指定できます。

帳票資源の配置手順

以下に、資源を「アプリケーションサーバ/帳票出力サーバ」に配置する手順を示します。

帳票資源の実行環境の文字コード系の設定については、以下を参照してください。

⇒“表17.29 帳票資源の文字コード系(スタンドアロン型(Windows上))


=操作手順=
  1. 帳票格納ディレクトリを作成する

    1. 配置先コンピュータに帳票定義情報を格納するディレクトリを作成します。帳票を設計したコンピュータとディレクトリ名が異なっていても構いません。

      なお、作成した帳票格納ディレクトリは、List Creatorの環境設定、または帳票出力時に指定してください。

  2. 帳票資源を配置する

    1. ユーザアプリケーションをアプリケーションサーバ/帳票出力サーバに配置します。

    2. 帳票定義情報を配置先コンピュータの帳票格納ディレクトリに配置します。
      なお、同一コンピュータで帳票の設計と出力(運用)を行う場合、帳票定義情報を再配置する作業は不要です。

    3. データファイルを配置する場合は、配置先コンピュータに配置します。

    4. 以下の帳票資源を使用する場合は、これらの資源も配置先コンピュータに配置します。

      • メディアデータファイル

      • 情報ファイル

      • PDFファイルに添付するファイル

      • PDFメール配信時のメールに添付するファイル

      • PDFメール配信時に使用するメールのテンプレートファイル

      • XBRLタクソノミー(帳票設計時に使用したもの)

      • XBRLインスタンス

      • ECM連携ファイル

      • 組合せフォーム定義ファイル(*1)

        *1:
        同一コンピュータで帳票の設計と出力(運用)を行う場合、組合せフォーム定義ファイルを再配置する作業は不要です。

      • 項目属性切替え定義ファイル

  3. 帳票をテスト印刷する

    1. 帳票を印刷する場合は、実際に使用するプリンタを使用して、prtestコマンドで帳票様式のレイアウトをテスト印刷し、出力結果を確認します。コマンドの詳細は、以下を参照してください。

      ⇒“A.1.2 テストコマンド(prtest)

      ポイント

      • 組合せフォーム出力する場合は、テスト印刷で出力結果を確認することはできません。
        帳票設計時に組合せフォーム一覧からプレビューし確認するか、または、prprintコマンドなどを使用して出力結果を確認してください。