ここでは、帳票設計時に利用するコマンドについて説明します。
prtestコマンド(帳票定義情報のレイアウト情報をテスト印刷する)
List Creatorデザイナで作成した帳票定義情報の帳票様式のレイアウトをテスト印刷します。
このコマンドは、[スタート]-[プログラム]-[List Creator]-[ユーティリティ]-[テスト印刷]を選択してテスト印刷画面を表示し、オプションを指定することもできます。
注意
このコマンドは、帳票設計時に利用するコマンドです。
組合せフォーム出力する場合は、テスト印刷で出力結果を確認することはできません。
帳票設計時に組合せフォーム一覧からプレビューし確認するか、または、prprintコマンドなどを使用して出力結果を確認してください。
コマンドの記述形式を示します。
[ ]は、省略できることを示します。
prtest [ "帳票名" ] [ -assetsdir 帳票格納ディレクトリ ] [ -n "印刷プリンタ名" ]
オプションについて説明します。すべてのオプションを省略すると、オプションを指定するテスト印刷画面が表示されます。
帳票名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
オプションを指定する場合は、帳票名を必ず指定してください。
帳票格納ディレクトリをフルパスで指定します。
省略すると、環境設定画面の[全般]タブで指定されている帳票格納ディレクトリが有効になります(List Creatorデザイナをインストールしている場合は、帳票格納ディレクトリを帳票定義一覧画面のオプション画面からも切り替えることができます)。
注意
帳票格納ディレクトリ名の末尾には、「円マーク(\)」を指定しないでください。
使用する印刷プリンタ名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。
省略すると、通常使うプリンタが有効になります。
注意
印刷用プリンタ以外のプリンタを指定した場合、または通常使うプリンタが印刷用プリンタになっていない場合、テスト印刷は正しく行われません。
ポイント
印刷プリンタ名は、プリンタフォルダで表示されるプリンタ名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで指定します。ただし、リモートプリンタを使用する場合は、「"\\コンピュータ名\プリンタ名"」の形式で指定します。
「帳票1」という帳票様式のレイアウトをテスト印刷します。
prtest "帳票1"
復帰値を示します。
復帰値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
-1 | 異常終了 |
以下の種別の項目は、擬似データを使用して印刷されます。
項目種別 | 擬似データの印刷形式 |
---|---|
数字項目 | 指定された項目長・編集形式の擬似データ「9999....」 ただし、編集形式が日付の場合は、指定された項目長・編集形式の現在の日付 |
テキスト項目 | 指定された項目長の擬似データ「XXXX....」 |
ラジオボタン項目 | 選択されません(選択時情報と非選択時情報に指定されている文字列の長い方の項目長の擬似データ「XXXX....」が指定されたものとして動作します)。 |
バーコード項目 | 指定されたバーコード種別・項目長の擬似データ「9999....」のバーコード(*1) |
組込みメディア項目 | テスト印刷用ビットマップ |
郵便番号項目 | 7桁の擬似データ「9999999」 |
日付項目 | 指定された項目長・編集形式の現在の日付 |
時刻項目 | 指定された項目長・編集形式の現在の時刻 |
*1:
code 3 of 9(EIAJ準拠)の場合、以下のようなデータが印刷されます。
Z9999…
EAN-128(コンビニエンスストア向け)の場合、以下のようなデータが印刷されます。
91999…
1部だけ印刷されます。
帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの区切りページ出力設定画面で設定した情報は無効になります。
帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの印刷属性設定画面で設定した情報は無効になります。
集計表形式およびフリーフレーム形式の帳票の場合、各パーティションが1回ずつ印刷されます。