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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.5.29 esisetup

esisetupコマンドについて説明します。

機能説明

ISI運用管理コンソールとISIサーバをセットアップします。

形式

esisetup [-s|-d]

esisetup [-s|-d|-r [-u DBユーザID [-p パスワード]] [-w]]

オプション

表1.183 オプションの一覧

オプション

説明

-s

同期メッセージング構成でセットアップする場合に指定します。

-sを省略した場合、非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成でセットアップします。

-d

非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成で、ファイルキューでセットアップする場合に指定します。

表1.184 オプションの一覧

オプション

説明

-s

同期メッセージング構成でセットアップする場合に指定します。

-s、-d、-rのすべてを省略した場合、非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成でセットアップします。

-d

非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成で、ファイルキューでセットアップする場合に指定します。

-r

非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成でセットアップする場合に指定します。

-u DBユーザID

JMS-RキューのDBユーザIDを指定します。
省略した場合は、対話形式でDBユーザIDが求められます。

-p パスワード

JMS-RキューのDBユーザのパスワードを指定します。
省略した場合は、対話形式でパスワード入力が求められます。

-w

apfwaddmsgtblコマンドで追加したメッセージ格納領域を使用してJMS-Rキューを作成する場合に指定します。

本オプション指定時、本コマンドではJMS-Rキューは作成されません。esiqueadd_jmsrコマンドを使用してJMS-Rキューを作成してください。

復帰値

表1.185 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

使用例

esisetupコマンドの使用例を示します。この例では、非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成でセットアップします。

esisetup

■作成リソース

本コマンドではInterstage Application Serverに以下のリソースを作成します。

同じ名前の資源がすでに作成されている場合はエラーになります。

■ワークユニット

表1.186 ワークユニット

ワークユニット

備考

ESIAdminServer

ISI運用管理コンソール用のアプリケーションを配備します。

ESIServer

ISIサーバ用のアプリケーションを配備します。

ESIServer_Outbound

ISIサーバ用のアプリケーションを配備します。
-sオプション指定時は作成しません。

JMS

表1.187 イベントチャネル

グループ名

チャネル名

タイプ

Destination

ユニット

備考

ESI-GRP0

ESI-ADMIN

Queue

ESIAdminQueue

esi00

ISI運用管理コンソールで使用するキューです。

メッセージ送受信には、使用しないでください。

EE版の場合だけ作成します。

ESI-GRP1

ESI-INBOUND

Queue

ESIInboundQueue

esi01

シーケンスエンジンへの入力キューになります。メッセージ送受信APIの送信APIの接続先キューになります。
非同期メッセージング構成の場合に作成されます。

ESI-INBOUND-R

Queue

ESIInboundRecoveryQueue

esi01

シーケンスエンジンの処理に失敗した場合にリカバリ用のメッセージを格納するキューになります。
非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成の場合に作成されます。

ESI-SEND

Queue

ESISendQueue

esi01

シーケンスエンジンからの出力キューになります。このキューからSOAPメッセージ送信やJMS送信が行われます。
非同期メッセージング構成の場合に作成されます。

ESI-SEND-R

Queue

ESISendRecoveryQueue

esi01

外部送信に失敗した場合にリカバリ用のメッセージを格納するキューになります。
非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成の場合に作成されます。

ESI-FTP

Queue

ESIFTPQueue

esi01

シーケンスエンジンからの出力キューになります。このキューのメッセージをファイル転送機能で送信することができます。
非同期メッセージング構成の場合に作成されます。

ESI-OUTBOUND

Queue

ESIOutboundQueue

シーケンスエンジンからの出力先キューになります。

メッセージ送受信APIの受信APIの接続先キューになります。
非同期メッセージング構成の場合に作成されます。

ESI-GRP1

または

ESI-GRP4

ESI-MONITORING

Queue

ESIMonitoringQueue

esi01

または

esi04

Interstage BPM Analyticsへのイベント送信キューです。

非同期メッセージング(メッセージ保証なし)構成の場合はESI-GRP1で作成します。

同期メッセージング構成、および非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成の場合はESI-GRP4で作成します。

保存先

ユニットID

備考

esi00

保存先(ユニット)として以下のディレクトリ配下を使用します。


<INSDIR>\var\notify


/opt/FJSVesi/var/notify

esi01

esi04

Destination

JNDI名

タイプ

イベントチャネル

ネーミングサービス

グループ名

チャネル

ホスト名またはIPアドレス

ポート

ESIAdminQueue

Queue

ESI-GRP0

ESI-ADMIN

localhost

8002

ESIMonitoringQueue

Queue

ESI-GRP0

または

ESI-GRP4

ESI-MONITORING

localhost

8002

ESIInboundQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-INBOUND

localhost

8002

ESIInboundRecoveryQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-INBOUND-R

localhost

8002

ESISendQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-SEND

localhost

8002

ESISendRecoveryQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-SEND-R

localhost

8002

ESIFTPQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-FTP

localhost

8002

ESIOutboundQueue

Queue

ESI-GRP1

ESI-OUTBOUND

localhost

8002