機能説明
esirepconfコマンドは、ワークディレクトリの操作(作成、削除、表示)を行います。ISI構成ごとにISI定義を分ける設定がされている場合に利用できます。
それぞれの操作を行う場合にサブコマンドを指定することで、指定したサブコマンドに対応する操作が行えます。本コマンドは、管理者権限を所有するユーザで実行してください。また、複数同時に実行することはできません。
形式
esirepconf {create|delete|list}
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
create|delete|list | サブコマンドを指定します。
|
機能説明
createサブコマンドは、ワークディレクトリにISIプロジェクトの作成を行います。
ISIプロジェクト作成直後はISI定義が登録されていません。ISI StudioからISI定義を登録するか、esidefaddコマンドを使用して、ISIプロジェクトにISI定義を登録してください。esidefaddコマンドの詳細は、“1.3.2 esidefadd”コマンドを参照してください。
形式
esirepconf create -u ISIプロジェクト名
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-u ISIプロジェクト名 | 新規作成するワークディレクトリのISIプロジェクト名を指定します。 ISIプロジェクト名に指定できる文字列は半角英数字、'_'だけです。最大長は28byteです。先頭と最終の文字に'_'は、使用することはできません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
注意事項
本コマンドを使用してワークディレクトリを作成した場合は、以下のように、メディエータファンクション定義をワークディレクトリに登録してください。esidefaddコマンドの詳細は、“1.3.2 esidefadd”コマンドを参照してください。
以下は、ISIプロジェクト名が“isiproject”の場合の例です。
esidefadd -m <INSDIR>\etc\def\default\mediatorfunction.xml -o -u isiproject
esidefadd -m /opt/FJSVesi/etc/def/default/mediatorfunction.xml -o -u isiproject
使用例
esirepconf create -u isiproject
機能説明
deleteサブコマンドは、すでに作成済みのISIプロジェクトの削除を行います。
deleteサブコマンドを実行する前に、削除対象のISIプロジェクトからISI定義をバックアップすることをお勧めします。ISI定義のバックアップについては、“1.4.8 esidefbackup”コマンドを参照してください。
形式
esirepconf delete -u ISIプロジェクト名
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-u ISIプロジェクト名 | 削除するISIプロジェクトの名前を指定します。 ISIプロジェクト名に指定できる文字列は半角英数字、'_'だけです。最大長は28byteです。先頭と最終の文字に'_'は、使用することはできません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
使用例
esirepconf delete -u isiproject
機能説明
listサブコマンドは、すでに作成済みのISIプロジェクトの一覧を表示します。ISIプロジェクトに登録されているISI定義の一覧を表示する場合は、esideflistコマンドを利用してください。
ISIプロジェクト一覧のISIプロジェクト名の横に表示されている[deployed]、または[not deploy]は、ISIプロジェクトの定義の状態を示します。esidefdeployコマンドを実行した直後は、[deployed]が表示されます。esidefaddコマンドを実行した直後は、[not deploy]が表示されます。
形式
esirepconf list
オプション
ありません。
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了 |
1 | 異常終了 |
使用例
esirepconf list