esidefbackupコマンドについて説明します。
機能説明
J2EE実行環境において、ワークディレクトリに登録されているISI定義を、zip形式でバックアップします。
ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合は、ISIプロジェクトごとのISI定義をバックアップします。
形式
esidefbackup ファイル名
esidefbackup ファイル名 [-u ISIプロジェクト名]
引数
引数 | 説明 |
---|---|
ファイル名 | 定義をバックアップするファイルの名前を指定します。 |
オプション
オプション | 説明 |
---|---|
-u | バックアップするISIプロジェクト名を指定します。 省略時は、システムのワークディレクトリが対象となります。 ISI構成ごとにISI定義を分ける設定がされている場合に利用できます。 ISIプロジェクト名に指定できる文字列は半角英数字、'_'だけです。最大長は28byteです。先頭と最終の文字に'_'は、使用することはできません。 |
復帰値
復帰値 | 意味と対処 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
1 | 異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。 |
注意事項
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者だけが実行できます。
ワークディレクトリに登録されている定義をバックアップします。運用中の定義と異なる場合もあります。
バックアップした定義と運用中の定義の整合性を確保するために、データバックアップは、esidefdeployコマンドによる定義の反映と同時に実行することをお勧めします。
使用例
esidefbackupコマンドの使用例を示します。この例では、定義を「D:\backup\20050824.zip」にバックアップします。
esidefbackup D:\backup\20050824.zip
ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合のesidefbackupコマンドの使用例を示します。この例では、ISIプロジェクト「isiproject」の定義を「D:\backup\20050824.zip」にバックアップします。
esidefbackup D:\backup\20050824.zip -u isiproject
esidefbackupコマンドの使用例を示します。この例では、定義を「/opt/tmp/20050824.zip」にバックアップします。
esidefbackup /opt/tmp/20050824.zip
ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合のesidefbackupコマンドの使用例を示します。この例では、ISIプロジェクト「isiproject」の定義を「/opt/tmp/20050824.zip」にバックアップします。
esidefbackup /opt/tmp/20050824.zip -u isiproject