1.4.9 esidefrestore

esidefrestoreコマンドについて説明します。

機能説明

J2EE実行環境において、esidefbackupコマンドでバックアップした定義をリストアします。

形式

システムで1つのISI定義を利用する場合

esidefrestore ファイル名

ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合

esidefrestore ファイル名 [-u ISIプロジェクト名]

引数

表1.95 引数の一覧
引数	説明
ファイル名	リストアするファイルの名前を指定します。

オプション

表1.96 オプションの一覧
オプション	説明
-u	リストアするISIプロジェクト名を指定します。省略時は、システムのワークディレクトリが対象となります。 ISI構成ごとにISI定義を分ける設定がされている場合に利用できます。 ISIプロジェクト名に指定できる文字列は半角英数字、'_'だけです。最大長は28byteです。先頭と最終の文字に'_'は、使用することはできません。

復帰値

表1.97 コマンドの復帰値と対処方法
復帰値	意味と対処
0	正常終了。
1	異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

注意事項

本コマンドは、管理者権限を所有するユーザ、またはInterstage運用者だけが実行できます。
リストアが正常終了すると、ISIサーバに登録されていた定義は、リストアした定義に置き換わります。
ISI構成ごとにISI定義を分ける運用において、ISIプロジェクト名のワークディレクトリが存在しない場合は、ISIプロジェクト名のワークディレクトリが作成されます。

使用例

esidefrestoreコマンドの使用例を示します。この例では、定義のバックアップファイル「D:\backup\20050824.zip」をリストアします。

esidefrestore D:\backup\20050824.zip

ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合のesidefrestoreコマンドの使用例を示します。この例では、ISIプロジェクト「isiproject」に定義のバックアップファイル「D:\backup\20050824.zip」をリストアします。

esidefrestore D:\backup\20050824.zip -u isiproject

esidefrestoreコマンドの使用例を示します。この例では、定義のバックアップファイル「/opt/tmp/20050824.zip」をリストアします。

esidefrestore /opt/tmp/20050824.zip

ISI構成ごとにISI定義を分ける運用の場合のesidefrestoreコマンドの使用例を示します。この例では、ISIプロジェクト「isiproject」に定義のバックアップファイル「/opt/tmp/20050824.zip」をリストアします。

esidefrestore /opt/tmp/20050824.zip -u isiproject