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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.3.16 fdtsvdispdef

fdtsvdispdefコマンドについて説明します。

機能説明

サーバ上にある変換テーブルの内容を表示します。以下の内容を表示します。これら以外の定義内容は表示できません。

主な用途

形式

fdtsvdispdef -f フラットID [-p 変換テーブルディレクトリ]
fdtsvdispdef -m 複数一般ID [-p 変換テーブルディレクトリ]
fdtsvdispdef -s 伝票形式ID [-p 変換テーブルディレクトリ]
fdtsvdispdef -l 可変長ID [-p 変換テーブルディレクトリ]
fdtsvdispdef -v 可変長ID [-p 変換テーブルディレクトリ]
fdtsvdispdef -c 変換ID [-d フラットID,項目番号,項目内通番] [-p 変換テーブルディレクトリ]

オプション

表1.58 オプションの一覧

オプション

説明

-f フラットID

一般フォーマット登録の内容を表示したいときに、該当のフラットIDを指定します。“all”を指定した場合は、フラットIDの一覧が表示されます。

-m 複数一般ID

複数一般フォーマット登録の内容を表示したいときに、該当の複数一般IDを指定します。“all”を指定した場合は、複数一般IDの一覧が表示されます。

-s 伝票形式ID

伝票形式フォーマット登録の内容を表示したいときに、該当の伝票形式IDを指定します。“all”を指定した場合は、伝票形式IDの一覧が表示されます。

-l 可変長ID

行終端可変長フォーマット登録の内容を表示したいときに、該当の可変長IDを指定します。“all”を指定した場合は、行終端可変長フォーマットの可変長IDの一覧が表示されます。

-v 可変長ID

繰返し数指定可変長フォーマット登録の内容を表示したいときに、該当の可変長IDを指定します。“all”を指定した場合は、繰返し数指定可変長フォーマットの可変長IDの一覧が表示されます。

-c 変換ID

フォーマット変換設定の内容を表示したい場合に、該当の変換IDを指定します。“all”を指定した場合は、変換IDの一覧が表示されます。

-d フラットID,項目番号,項目内通番

フォーマット変換設定の出力項目(変換先項目)の個々の設定内容を表示したい場合に、該当のフラットIDと項目番号と項目内通番を指定します。フラットIDと項目番号と項目内通番はオプション“-c 変換ID(-dなし)”を実行したときの表示内容から確認できます。

-p 変換テーブルディレクトリ

表示したい変換テーブルが配置されているディレクトリを指定します。省略時はカレントディレクトリを参照します。

復帰値

表1.59 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

処理結果

結果は、以下の形式で表示します。

一般フォーマット登録(all指定時)

(a)~(c)は以下の内容を示します。

(a)フラットID
(b)フラット名称
(c)レコード長

(a)~(c)は該当する列が対象です。


一般フォーマット登録(フラットID指定時)

(a)~(i)は以下の内容を示します。(d)~(i)は列を指します。

(a)フラットID
(b)フラット名称
(c)レコード長
(d)通番
(e)フィールド名
(f)属性(“表1.60 属性一覧”参照)
(g)けた数
(h)グループ区分
(i)グループ繰返し数

(d)から(i)は該当する列が対象です。

表1.60 属性一覧

記号

属性

X

X属性

K

K属性

B

B属性

H

H属性

N/U

N属性(符号無)、空白詰め、小数部なし

N/U.1~N/U.15

N属性(符号無)、空白詰め、小数部1けた~15けた

N/UZ

N属性(符号無)、0詰め、小数部なし

N/UZ.1~N/UZ.15

N属性(符号無)、0詰め、小数部1けた~15けた

N/S

N属性(符号有)、空白詰め、+符号なし、小数部なし

N/S.1~N/S.15

N属性(符号有)、空白詰め、+符号なし、小数部1~15けた

N/SP

N属性(符号有)、空白詰め、+符号あり、小数部なし

N/SP.1~N/SP.15

N属性(符号有)、空白詰め、+符号あり、小数部1~15けた

N/SZ

N属性(符号有)、0詰め、+符号なし、小数部なし

N/SZ.1~N/SZ.15

N属性(符号有)、0詰め、+符号なし、小数部1~15けた

N/SZP

N属性(符号有)、0詰め、+符号あり、小数部なし

N/SZP.1~N/SZP.15

N属性(符号有)、0詰め、+符号あり、小数部1~15けた

9/U

9属性(符号無)、小数部なし

9/U.1~9/U.15

9属性(符号無)、小数部1~15けた

9/S

9属性(符号有)、小数部なし

9/S.1~9/S.15

9属性(符号有)、小数部1~15けた

C/U

C属性(符号無)、空白詰め、小数部なし

C/U.1~C/U.15

C属性(符号無)、空白詰め、小数部1けた~15けた

C/UZ

C属性(符号無)、0詰め、小数部なし

C/UZ.1~C/UZ.15

C属性(符号無)、0詰め、小数部1けた~15けた

C/S

C属性(符号有)、空白詰め、+符号なし、小数部なし

C/S.1~C/S.15

C属性(符号有)、空白詰め、+符号なし、小数部1~15けた

C/SP

C属性(符号有)、空白詰め、+符号あり、小数部なし

C/SP.1~C/SP.15

C属性(符号有)、空白詰め、+符号あり、小数部1~15けた

C/SZ

C属性(符号有)、0詰め、+符号なし、小数部なし

C/SZ.1~C/SZ.15

C属性(符号有)、0詰め、+符号なし、小数部1~15けた

C/SZP

C属性(符号有)、0詰め、+符号あり、小数部なし

C/SZP.1~C/SZP.15

C属性(符号有)、0詰め、+符号あり、小数部1~15けた

P/U

P属性(符号無)、小数部なし

P/U.1~P/U.15

P属性(符号無)、小数部1~15けた

P/S

P属性(符号有)、小数部なし

P/S.1~P/S.15

P属性(符号有)、小数部1~15けた

複数一般フォーマット登録(all指定時)

(a)~(b)は以下の内容を示します。

(a)複数一般ID
(b)複数一般名称

(a),(b)は該当する列が対象です。


複数一般フォーマット登録(複数一般ID指定時)

(a)~(e)は以下の内容を示します。

(a)複数一般ID
(b)複数一般名称
(c)通番
(d)フラットID
(e)フラット名称

(c)~(e)は該当する列が対象です。


伝票形式フォーマット登録(all指定時)

(a)~(b)は以下の内容を示します。

(a)伝票形式ID
(b)伝票形式名称

(a),(b)は該当する列が対象です。


伝票形式フォーマット登録(伝票形式ID指定時)

(a)~(m)は以下の内容を示します。

(a)伝票形式ID
(b)伝票形式名称
(c)ブロック長
(d)基本レコード長
(e)判断位置
(f)判断けた数
(g)通番
(h)フラットID
(i)フラット名称
(j)レコード種別

File header(ファイルヘッダ)、Form header(伝票ヘッダ)、Item record(明細レコード)、Continuation(前レコードに属する)、Form trailer(伝票トレーラ)、File trailer(ファイルトレーラ)

(k)生成

Required(必須)、Option(転記あり時だけ)

(l)レベル
(m)条件(レコード区分)

(g)~(m)は該当する列が対象です。


行終端可変長フォーマット登録(all指定時)

(a)~(b)は以下の内容を示します。

(a)可変長ID
(b)可変長名称

(a),(b)は該当する列が対象です。


行終端可変長フォーマット登録(可変長ID指定時)

(a)~(d)は以下の内容を示します。

(a)可変長ID
(b)可変長名称
(c)フラットID(1行目はヘッダ部、2行目は明細部)
(d)フラット名称(1行目はヘッダ部、2行目は明細部)

(c),(d)は該当する列が対象です。


繰返し数指定可変長フォーマット登録(all指定時)

(a)~(b)は以下の内容を示します。

(a)可変長ID
(b)可変長名称

(a),(b)は該当する列が対象です。


繰返し数指定可変長フォーマット登録(可変長ID指定時)

(a)~(d)は以下の内容を示します。

(a)可変長ID
(b)可変長名称
(c)フラットID(1行目はヘッダ部、2行目は明細部)
(d)フラット名称(1行目はヘッダ部、2行目は明細部)

(c)~(d)は該当する列が対象です。


フォーマット変換設定(all指定時)

(a)~(e)は以下の内容を示します。

(a)変換ID
(b)入力元フォーマット形式(矢印の前)、出力先フォーマット形式(矢印のあと)。

Flat(一般形式フォーマット)、CompoundFixed(複数一般フォーマット)、Structured(伝票形式フォーマット)、L.D.Variable(行終端可変長フォーマット)、Variable.R(繰返し数指定可変長フォーマット)

(c)入力元フォーマットID
(d)出力先フォーマットID
(e)変換名称

(a)~(e)は該当する列が対象です。


フォーマット変換設定(変換ID指定時)

(a)~(j)は以下の内容を示します。

(a)変換ID
(b)変換名称
(c)入力元フォーマット形式(矢印の前)、出力先フォーマット形式(矢印のあと)

Fixed(一般フォーマット)、CompoundFixed(複数一般フォーマット)、Structured(伝票形式フォーマット)、L.D.Variable(行終端可変長フォーマット)、Variable.R(繰返し数指定可変長フォーマット)

(d)入力元フォーマットID
(e)出力先フォーマットID
(f)出力先フラットID
(g)項目番号
(h)項目内通番
(i)フィールド名
(j)設定内容

Condition(条件設定)、Optimizing transfer(最適化転記)、Setting items(項目設定)、Calculation(計算設定)、Code conversion(項目コード変換設定)、 User program(利用者プログラム設定)

(f)~(j)は該当する列が対象です。

注意

条件設定と計算設定の場合、Formatmanagerクライアントでは、1画面内で2つの条件式や計算式を登録した場合でも、項目内通番は2つに分かれます(内容には変わりはありませんが、2行に分かれます)。


条件設定

(a)~(r)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)条件設定であることを表す“Condition”
(f)比較元のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)

(g)比較元のフラットID
(h)比較元のフィールド名
(i)比較元フィールドの何けた目からかを示す
(j)比較元フィールドの何けた分かを示す
(k)比較先のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)、Fixed(固定値)

(l)比較先のフラットID((k)がInputかOutputのときだけ)
(m)比較先のフィールド名((k)がInputかOutputのときだけ)
(n)比較先フィールドの何けた目からかを示す((k)がInputかOutputのときだけ)
(o)比較先フィールドの何けた分かを示す((k)がInputかOutputのときだけ)
(p)固定値((k)がFixedのときだけ)
(q)判断

Same(等しい)、Not equal(等しくない)、Equal or more(以上の)、More than(より大きい)、Less or equal(以下の)、Less than(未満の)

(r)後続判断

None(なし)、And(かつ)、Or(または)

注意

  • コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

  • (r)で“And”、“Or”の場合は、次の項目内通番に、条件設定が続きます。

最適化転記

(a)~(g)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)最適化転記であることを表す“Optimizing transfer”
(f)送り元のフラットID
(g)送り元のフィールド名

注意

コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

項目設定

(a)~(p)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)項目設定であることを表す“Setting items”
(f)設定元のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)、Direct Value(ダイレクト設定)

(g)設定元のフォーマットID((f)がInputかOutputのときだけ)
(h)設定元のフィールド名((f)がInputかOutputのときだけ)
(i)設定元フィールドの何けた目からかを示す((f)がInputかOutputのときだけ)
(j)設定元フィールドの何けた分かを示す((f)がInputかOutputのときだけ)
(k)ダイレクト設定する値の単位((f)がDirect Valueのときだけ)

Byte(バイト)、Bit(ビット)

(l)ダイレクト設定する値((f)がDirect Valueで(k)がByteのときだけ)
(m)ビット固定値((f)がDirect Valueで(k)がBitのときだけ)

On(1)、Off(0)

(n)設定先フィールドの何けた目からかを示す((f)がDirect Value+(k)がBitのとき以外)
(o)設定先フィールドの何けた分かを示す((f)がDirect Value+(k)がBitのとき以外)
(p)ビット位置((f)がDirect Valueで(k)がBitのときだけ)

注意

  • (n)、(o)の部分に「Sets just behind an effective value」と表示された場合は、「有効値の直後に設定」を指定していることを示します。

  • コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

計算設定

(a)~(s)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)計算設定であることを表す“Calculation”
(f)計算対象1つ目のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)

(g)計算対象1つ目のフォーマットID
(h)計算対象1つ目のフィールド名
(i)計算対象1つ目のフィールドの何けた目からかを示す
(j)計算対象1つ目のフィールドの何けた分かを示す
(k)計算対象2つ目のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)、Fixed(固定値)

(l)計算対象2つ目のフォーマットID((k)がInputかOutputのときだけ)
(m)計算対象2つ目のフィールド名((k)がInputかOutputのときだけ)
(n)計算対象2つ目のフィールドの何けた目からかを示す((k)がInputかOutputのときだけ)
(o)計算対象2つ目のフィールドの何けた分かを示す((k)がInputかOutputのときだけ)
(p)計算対象2つ目の固定値((k)がFixedのときだけ)
(q)計算方法

+(加算)、-(減算)、*(乗算)、/(除算)

(r)出力フィールドの何けた目からかを示す
(s)出力フィールドの何けた分かを示す

注意

コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

項目コード変換設定

(a)~(m)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)項目コード変換設定であることを表す“Code conversion”
(f)変換元のレコード

Input(入力元)、Output(出力先)

(g)変換元のフラットID
(h)変換元のフィールド名
(i)変換元フィールドの何けた目からかを示す
(j)変換元フィールドの何けた分かを示す
(k)CSV ID
(l)出力フィールドの何けた目からかを示す
(m)出力フィールドの何けた分かを示す

注意

コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

利用者プログラム設定

(a)~(k)は以下の内容を示します。

(a)対象項目のフォーマットID
(b)対象項目の項目番号
(c)対象項目の項目内通番
(d)対象項目のフィールド名
(e)利用者プログラム設定であることを表す“User Program”
(f)プログラムID
(g)パラメタの数
(h)パラメタに設定するレコード

Input(入力元)、Output(出力先)、Fixed(固定値)

(i)パラメタに設定するレコードのフラットID((h)がInputかOutputのときだけ)
(j)パラメタに設定するフィールド名((h)がInputかOutputのときだけ)
(k)パラメタに設定する固定値((h)がFixedのときだけ)

注意

コマンドの-dオプションのパラメタには「フォーマット変換設定(変換ID指定時)」の(f)(g)(h)で表示されたものを指定します。

注意事項