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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.3.15 fdcmn_convert

fdcmn_convertコマンドについて説明します。

機能説明

フォーマット変換を実行します。

フォーマット変換、文字コード変換 、CSV変換 、ファイル抽出 、レイアウト調整、XML変換だけを実行したい場合、本コマンドで簡単に実行することができます。

ISIのメッセージング機能やメディエーション機能の中でフォーマット変換が必要な場合は、本コマンドを利用しないで、ISIのメディエータファンクションでフォーマット変換を行ってください。

形式

fdcmn_convert {-t 変換パラメタID | -a 変換メッセージ形式自動判別(ID判断型)のID } [{-i 入力ファイル名 | -I フラットID,入力フラットファイル名} -o 出力ファイル名 [-u 条件外ファイル名]]

オプション

表1.56 オプションの一覧

オプション

説明

-t 変換パラメタID

変換パラメタIDを指定します。

-a 変換メッセージ形式自動判別(ID判断型)のID

変換メッセージ形式自動判別(ID判断型)のIDを指定します。IDは、「発行元ID,発行元フォーマットID,送信先ID,送信先フォーマットID」の順に4つのIDをカンマ区切りで指定します。
  例: fdcmn_convert -a SRCID,SRCFMTID,DSTID,DSTFMTID ~省略~

-i 入力ファイル名

入力ファイル名を指定します。省略した場合はFEDIT/FL-TABLEの運用登録で指定されたファイル名を使用します。

-I フラットID,入力フラットファイル名

複数フォーマットを入力とするフォーマット変換を行う時のフラットIDおよび入力ファイル名を指定します(フラットIDと入力ファイル名をカンマで区切って指定。複数指定可能)。省略した場合はFormatmanagerクライアントの運用登録で指定されたファイル名を使用します。

-o 出力ファイル名

出力ファイル名を指定します。省略した場合は運用登録で指定されたファイル名を使用します。

-u 条件外ファイル名

ファイル抽出情報に登録した条件に一致しないデータを出力するファイル名を指定します。省略した場合は運用登録で指定されたファイル名を使用します。

復帰値

表1.57 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

処理結果

結果は、以下の形式で出力します。

正常時

何も出力されません。

異常時

以下のメッセージが出力されます。メッセージ内のReasonCode,DetailCode1,DetailCode2,DetailCode3,DetailCode4, FuncID,EvtFuncID,DetailStringをもとに対処してください。メッセージコードの詳細は、“ISI メッセージ集”の“フォーマット変換時に出力されるコード”を参照してください。

WARNING: FDTCOMAPI-20001: Formatmanagerでワーニングが発生しました。: KindCode=0x2 ReasonCode=0x8011 DetailCode1=0x7 DetailCode2=0x0 DetailCode3=0x0 DetailCode4=0x0 DetailCode5=0x0 FuncID=0x730 EvtFuncID=0x730 DetailString="0x00000007:DEN->HED[1]->所属名称"

ERROR: FDTCOMAPI-30001: Formatmanagerでエラーが発生しました。: KindCode=0x1 ReasonCode=0x1101 DetailCode1=0x20000133 DetailCode2=0x0 DetailCode3=0x0 DetailCode4=0x0 DetailCode5=0x0 FuncID=0x0 EvtFuncID=0x0 DetailString="Specified conversion parameter ID not found. (ConvParamID=outfile8)"

注意事項