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Interstage Service Integrator V9.6.1 リファレンス
FUJITSU Software

1.3.17 fdtsvmerge

fdtsvmergeコマンドについて説明します。

機能説明

Formatmanagerの複数の変換テーブルを、サーバ上でマージします。

主な用途

図1.1 変換テーブルマージコマンドの位置付け

マージ前の個々の変換テーブル(上図変換テーブル1、2、3)間で、同一ID(フォーマットID、変換IDなど)が存在する場合、その定義内容はそれぞれ一致することを前提にします(一致していない場合はエラーになります)。見た目では一致していても、Formatmanagerクライアントの一般フォーマットにて行挿入で追加した項目は、同一名称・けた数・属性などでも、順に入力した場合と扱いが異なることがあります。注意してください。

マージ前の個々の変換テーブル(上図変換テーブル1、2、3)は、それぞれ別のディレクトリに存在し、マージ後の変換テーブルもさらに別のディレクトリに生成します。

形式

fdtsvmerge -i 結合元ディレクトリ -i 結合元ディレクトリ [-i 結合元ディレクトリ・・] -o 結合先ディレクトリ [-f]

オプション

表1.61 オプションの一覧

オプション

説明

-i 結合元ディレクトリ

変換テーブルの結合元ディレクトリを指定します。2個以上、複数指定可能です。

-o 結合先ディレクトリ

変換テーブルの結合先ディレクトリを指定します。

-f

結合先ディレクトリにすでに変換テーブルがある場合、上書きします。

復帰値

表1.62 コマンドの復帰値と対処方法

復帰値

意味と対処

0

正常終了。

1

異常終了。エラーメッセージから原因を特定し、再度実行してください。

処理結果

結果は、以下の形式で出力します。

正常時

UX:fdtsvmerge: INFO: 0001: 変換テーブルの結合が完了しました

異常時

UX:fdtsvmerge: WARNING: 1004: FLATLCLF.TXT: 一般フォーマット情報の属性が一致しません(フラットID:FLAT001, 1行目, 結合元1:X, 結合元2:N/S9.99)
UX:fdtsvmerge: WARNING: 1005: FLATLCLF.TXT: 一般フォーマット情報の桁数が一致しません(フラットID:FLAT001, 2行目, 結合元1:10, 結合元2:7)
UX:fdtsvmerge: ERROR: 2015: 結合ルールエラーが発生しました

正常時

AP:fdtsvmerge: INFO: 0001: 変換テーブルの結合が完了しました

異常時

AP:fdtsvmerge: WARNING: 1004: FLATLCLF.TXT: 一般フォーマット情報の属性が一致しません(フラットID:FLAT001, 1行目, 結合元1:X, 結合元2:N/S9.99)
AP:fdtsvmerge: WARNING: 1005: FLATLCLF.TXT: 一般フォーマット情報の桁数が一致しません(フラットID:FLAT001, 2行目, 結合元1:10, 結合元2:7)
AP:fdtsvmerge: ERROR: 2015: 結合ルールエラーが発生しました

注意事項