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Interstage Big Data Parallel Processing Server V1.2.1 拡張機能ガイド
FUJITSU Software

14.2 スレーブサーバ異常時の操作

ここでは、スレーブサーバに異常が発生した際の動作について、説明します。


impala-shellやクエリ実行アプリケーションが接続しているスレーブサーバで以下に示す異常が発生した場合、実行していたクエリは中断されてしまいます。クエリの実行状況を確認し、他のスレーブサーバで、必要に応じて再度クエリを実行してください。


図14.3 スレーブサーバにおける異常発生から業務再開までの流れ


(1) サーバの復旧

対象のスレーブサーバのシステムログなどを参照して異常の原因を調査し、取り除いてください。

システムログの参照やスレーブサーバの再起動だけでは解決できない重度の障害が発生した場合は、対象のスレーブサーバの復旧作業を行ってください。

スレーブサーバのリストア手順については、「13.2.1.2 スレーブサーバのリストア」を参照してください。

ポイント

リストアを行うためには、事前に正常稼働時のスレーブサーバのバックアップを採取している必要があります。

スレーブサーバのバックアップ手順については、「13.1.2.2 スレーブサーバのバックアップ」を参照してください。

(2) サーバ再稼働

スレーブサーバの復旧が完了した後、復旧を行ったスレーブサーバの再起動を行ってください。

(3) Impala起動

スレーブサーバの復旧・再稼働が完了したあとは、マスタサーバから impala_start コマンドを実行し、異常となったスレーブサーバ上の Impala を再起動してください。

Impala の起動については、「A.4 impala_start」を参照してください。

注意

一部のスレーブサーバのImpalaを再起動するために、impala_start コマンドを実行した場合、"bdpp2: WARN : 205" メッセージが出力されますが、スレーブサーバの Impala の再起動には問題ありません。

(4) 分析業務の再開(クエリ再実行)

スレーブサーバの復旧が完了したあとは、必要に応じてクエリの実行を行い、業務を再開してください。