ここでは、スレーブサーバに異常が発生した際の動作について、説明します。
impala-shellやクエリ実行アプリケーションが接続しているスレーブサーバで以下に示す異常が発生した場合、実行していたクエリは中断されてしまいます。クエリの実行状況を確認し、他のスレーブサーバで、必要に応じて再度クエリを実行してください。
システムの異常
業務 LAN ネットワークの異常
iSCSI ネットワークの異常
対象のスレーブサーバのシステムログなどを参照して異常の原因を調査し、取り除いてください。
システムログの参照やスレーブサーバの再起動だけでは解決できない重度の障害が発生した場合は、対象のスレーブサーバの復旧作業を行ってください。
スレーブサーバのリストア手順については、「13.2.1.2 スレーブサーバのリストア」を参照してください。
ポイント
リストアを行うためには、事前に正常稼働時のスレーブサーバのバックアップを採取している必要があります。
スレーブサーバのバックアップ手順については、「13.1.2.2 スレーブサーバのバックアップ」を参照してください。
スレーブサーバの復旧が完了した後、復旧を行ったスレーブサーバの再起動を行ってください。
スレーブサーバの復旧・再稼働が完了したあとは、マスタサーバから impala_start コマンドを実行し、異常となったスレーブサーバ上の Impala を再起動してください。
Impala の起動については、「A.4 impala_start」を参照してください。
注意
一部のスレーブサーバのImpalaを再起動するために、impala_start コマンドを実行した場合、"bdpp2: WARN : 205" メッセージが出力されますが、スレーブサーバの Impala の再起動には問題ありません。
スレーブサーバの復旧が完了したあとは、必要に応じてクエリの実行を行い、業務を再開してください。