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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

6.1.1 連携アダプター内での処理エラー

連携アダプター内で処理エラーが発生または検出された場合、処理エラーメールが送信されます。

以下の手順で、エラー原因を調査してください。

  1. 処理エラーメールのサブスクリプションIDを確認する

    サブスクリプションIDは、処理エラーメールのタイトル(Subject)に記載されています。

  2. アクセスログ、エラーログを参照する

    アクセスログ、エラーログから、手順1で確認したサブスクリプションIDを検索します。

  3. エラー原因を調査し、対処を行う

    手順2で検索したログ内容から、エラー原因を調査し、対処を行います。


メール件名

<ヘッダー> <サブスクリプションID> <エラーメッセージ>

ヘッダーには、操作種別に応じて値が設定されます。

サブスクリプションIDには、以下のような値が設定されます。

仮想マシン操作種別

形式

仮想マシン

<サービスID> <クラウド種別> <日時>

スナップショット作成

<サービスID> <クラウド種別> <日時>

スナップショット復帰、

スナップショット削除

<サービスID> <クラウド種別> <スナップショットID> <日時>

キーペア

<業務システムID> <クラウド種別> <日時>

サブスクリプションIDの形式に記載される項目は、以下の値が設定されます。

エラーメッセージには、エラーの概要が設定されます。

メール本文

メール本文には、エラーメッセージと詳細内容が記載されます。以下のようなメールが送信されます。

Subject: 
購入済サービス 「fjhvmu1aw ess.aws 20160229172725787」suspended

--------------------------------------
ご利用者様,

購入済サービス「'fjhvmu1aw ess.aws 20160229172725787'」のプロビジョニング処理は中止しました(Instance: 'aws-xxxxxxxx-yyyy-zzzzzzzzz-aaaaaaaaaaaa').

Reported problem: AWS returned the following error: Unable to execute
HTTP request: xxx.xx-xxxxxxxxx-1.xxxxxx.com

参考

メール本文に記載されているURLは、連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースのURLです。

連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースの詳細については、"付録B 連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースの操作"を参照してください。

アクセスログ

すべての連携アダプターのアクセスログは以下のファイルに出力されます。

%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\glassfish\domains\app-domain\logs\app-core.log

参考

アクセスログは10MBを超えると、古い情報は追番を付加したファイル名で保存されます。

app-core.log.1

以下のようなログが出力されます。

[02/08 10:28:28] [http-thread-pool-6081(5)] INFO  Create instance for organization  for subscription ServiceName002_userId_20160208102820.001.

エラーログ

アクセスログに"WARN"、"ERROR"のログレベルで出力されている内容の詳細情報が、エラーログとして別ファイルに出力されます。

連携アダプターのエラーログは以下に出力されます。

%FSCSM_HOME%\SWCTMG\glassfish3\glassfish\domains\app-domain\logs

ログファイルは、連携アダプター別に作成されます。

参考

エラーログは10MBを超えると、古い情報は追番を付加したファイル名で保存されます。

app-ror.log.1

以下のようなログが出力されます。

[12/08 16:59:50] [__ejb-thread-pool15] ERROR Error while checking instance status
org.oscm.app.v1_0.exceptions.AuthenticationException: User does not belong to the correct organization.
at rg.oscm.app.v1_0.service.APPAuthenticationServiceBean.authenticateUser(APPAuthenticationServiceBean.java: 196) at org.oscm.app.v1_0.service.APPAuthenticationServiceBean.getAuthenticatedTMForController(APPAuthentication ServiceBean.java:116) at org.oscm.app.v1_0.service.__EJB31_Generated__APPAuthenticationServiceBean__Intf____Bean__.getAuthenticated TMForController(Unknown Source) at org.oscm.app.v1_0.service.APPlatformServiceBean.authenticate(APPlatformServiceBean.java:149) at org.oscm.app.v1_0.intf.__APPlatformService_Remote_DynamicStub.authenticate(org/oscm/app/v1_0/intf/__APPlat formService_Remote_DynamicStub.java) at org.oscm.app.v1_0.intf._APPlatformService_Wrapper.authenticate(org/oscm/app/v1_0/intf/_APPlatformService_ Wrapper.java)

エラーの原因には、以下が考えられます。

6.1.1.1 連携アダプターの環境設定に関する異常

AWSの場合

Azureの場合

RORの場合

K5の場合

VMwareの場合

共通

6.1.1.2 管理サーバの環境設定に関する異常

K5の場合

共通

6.1.1.3 クラウド側に関する異常

AWSの場合

Azureの場合

RORの場合

K5の場合

VMwareの場合

共通

注意

AWS、Azure、およびK5の場合に記載したエラーメッセージは、クラウドの機能更新により変更になることがあります。


問題が特定できた場合には、必要な対処を行い、正常に処理が行われるか確認してください。

参照

ベンダー情報に設定する各パラメーターについては、"2.3.1 クラウドの準備"を参照してください。ベンダー情報の設定については、"2.10.2 ベンダー情報"を参照してください。

連携アダプターのセットアップについては、"FUJITSU Software Cloud Services Management 導入ガイド"の"連携アダプターのセットアップ"を参照してください。

クラウドの設定状況については、各クラウドの管理コンソールで確認してください。

連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースの詳細については、"付録B 連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースの操作"を参照してください。


上記の調査を行っても問題が特定できない場合、または対処を行っても問題が解決しない場合には、調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。

参照

調査資料の採取については、"4.3 資料採取ツール"を参照してください。

6.1.1.4 連携アダプターに関する異常

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