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Cloud Services Management V1.1.0 運用ガイド
FUJITSU Software

6.1.2 本製品のサービスが起動しない場合

本製品のサービスが起動しない場合、以下のいずれかが原因である可能性があります。

ここでは、上記の原因に対する対処方法を説明します。

6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合

以下の手順で復旧してください。

  1. データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)を作成します。パスワードは利用するOSのセキュリティポリシーに従った値を設定してください。

  2. 手順1で作成したユーザーに対して、サービスとしてログオンできるセキュリティの設定を行います。

    1. Windowsのコントロール パネルで[管理ツール]から[ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます。

    2. [ローカル セキュリティ ポリシー]画面の[セキュリティの設定]-[ローカルポリシー]を順に展開し、[ユーザー権利の割り当て]を選択します。

    3. [ユーザー権利の割り当て]が表示された状態で、「サービスとしてログオン」と表示されているポリシーをダブルクリックします。

    4. 表示された[サービスとしてログオンのプロパティ]画面で、[ローカル セキュリティの設定]タブを選択し、[ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックします。

    5. 表示された[ユーザー または グループ の選択]画面の[選択するオブジェクト名を入力してください]欄に、手順1で設定したユーザー名を入力します。

    6. [ユーザー または グループ の選択]画面で[OK]ボタンをクリックします。

    7. [サービスとしてログオンのプロパティ]画面で[OK]ボタンをクリックします。

  3. データディクショナリに対応するフォルダーに対し、データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)へのアクセス許可を編集します。

    下記のフォルダーすべてに対して、右クリックメニューから[プロパティ]-[セキュリティ]を選択し、データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)のアクセス許可を編集してフルコントロールを許可してください。

    %FSCSM_HOME%\db\CSMSYSTEM
    %FSCSM_HOME%\db\CSMMETERINGLOG
    %FSCSM_HOME%\db\CSMACCOUNTING
    %FSCSM_HOME%\db\CSMAPP
  4. サービスに対してログオン情報を設定してください。

    1. Windowsのコントロール パネルで、[管理ツール]から[サービス]を開きます。

    2. [サービス]画面で、以下のサービスを1つずつ選択し、右クリック後に[プロパティ]を選択して[ログオン]タブを表示します。[パスワード]欄、[パスワードの確認入力]欄に、手順1で設定したパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。

      • FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMSYSTEM)

      • FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMACCOUNTING)

      • FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMMETERINGLOG)

      • FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMAPP)

  5. Cloud Services Managementのサービスを起動します。

    Cloud Services Managementの起動の詳細については、"2.1.1 起動"を参照してください。


6.1.2.2 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)に対して、サービスとしてログオンできるセキュリティの設定がない場合

"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順2と手順5を実行してください。


6.1.2.3 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が利用するフォルダーに対し、アクセス許可が適切でない場合

"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順3と手順5を実行してください。


6.1.2.4 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)のパスワードが変更されている場合

"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順4と手順5を実行してください。