本製品のサービスが起動しない場合、以下のいずれかが原因である可能性があります。
データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない
データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)に対して、サービスとしてログオンできるセキュリティの設定がない
データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が利用するフォルダーに対し、アクセス許可が適切でない
データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)のパスワードが変更されている
ここでは、上記の原因に対する対処方法を説明します。
以下の手順で復旧してください。
データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)を作成します。パスワードは利用するOSのセキュリティポリシーに従った値を設定してください。
手順1で作成したユーザーに対して、サービスとしてログオンできるセキュリティの設定を行います。
Windowsのコントロール パネルで[管理ツール]から[ローカル セキュリティ ポリシー]を開きます。
[ローカル セキュリティ ポリシー]画面の[セキュリティの設定]-[ローカルポリシー]を順に展開し、[ユーザー権利の割り当て]を選択します。
[ユーザー権利の割り当て]が表示された状態で、「サービスとしてログオン」と表示されているポリシーをダブルクリックします。
表示された[サービスとしてログオンのプロパティ]画面で、[ローカル セキュリティの設定]タブを選択し、[ユーザーまたはグループの追加]ボタンをクリックします。
表示された[ユーザー または グループ の選択]画面の[選択するオブジェクト名を入力してください]欄に、手順1で設定したユーザー名を入力します。
[ユーザー または グループ の選択]画面で[OK]ボタンをクリックします。
[サービスとしてログオンのプロパティ]画面で[OK]ボタンをクリックします。
データディクショナリに対応するフォルダーに対し、データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)へのアクセス許可を編集します。
下記のフォルダーすべてに対して、右クリックメニューから[プロパティ]-[セキュリティ]を選択し、データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)のアクセス許可を編集してフルコントロールを許可してください。
%FSCSM_HOME%\db\CSMSYSTEM %FSCSM_HOME%\db\CSMMETERINGLOG %FSCSM_HOME%\db\CSMACCOUNTING %FSCSM_HOME%\db\CSMAPP
サービスに対してログオン情報を設定してください。
Windowsのコントロール パネルで、[管理ツール]から[サービス]を開きます。
[サービス]画面で、以下のサービスを1つずつ選択し、右クリック後に[プロパティ]を選択して[ログオン]タブを表示します。[パスワード]欄、[パスワードの確認入力]欄に、手順1で設定したパスワードを入力し、[OK]ボタンをクリックします。
FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMSYSTEM)
FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMACCOUNTING)
FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMMETERINGLOG)
FUJITSU Software Cloud Services Management DB Service(fjsvfscsmdb_FSCSMAPP)
Cloud Services Managementのサービスを起動します。
Cloud Services Managementの起動の詳細については、"2.1.1 起動"を参照してください。
"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順2と手順5を実行してください。
"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順3と手順5を実行してください。
"6.1.2.1 データベース接続用のOSユーザー(fjsvcsmdb)が存在しない場合"の手順4と手順5を実行してください。