以下のような場合、Cloud Services Managementの管理情報と、実際のクラウドの状態に差異が発生することがあります。
マニュアルに従いCloud Services Managementのバックアップ・リストアを行った場合
クラウド上のサービスやクラウド管理製品を直接操作した場合
Cloud Services Managementの処理でトラブルが発生した場合
このような場合には、以下の作業を実施して、Cloud Services Managementの管理情報と、クラウド上のサービスの状態を一致させてください。
Cloud Services Managementの管理情報には、以下の2種類があります。
クラウド管理用ポータル
連携アダプター
ポイント
クラウド管理用ポータルで管理しているサービスの情報は、fscsm_service exportコマンドで出力することができます。出力されたXMLファイルと、クラウドサービス・クラウド管理製品側の各リソースの対応関係を確認してください。
連携アダプターで管理している情報は、"付録B 連携アダプター基盤管理用ブラウザインターフェースの操作"で確認してください。
fscsm_service exportコマンドの詳細については、"5.2.6 サービス出力コマンド"を参照してください。
管理情報にないサービスがクラウド上に存在する場合
管理情報(クラウド管理用ポータル、連携アダプターとも)にないサービスがクラウド上に存在する場合、クラウドの管理コンソール等を使用して、過剰なサービスを削除してください。
クラウド管理用ポータルの管理情報にないサービスがクラウド上に存在する場合、連携アダプターの管理情報を削除してください。また、クラウドの管理コンソール等を使用して、過剰なサービスを削除してください。
管理情報にあるサービスがクラウド上には存在しない場合
管理情報(クラウド管理用ポータル、連携アダプターとも)にあるサービスがクラウド上には存在しない場合、クラウド管理用ポータルから該当のサービスの削除申請を行うよう、業務システム提供部門に依頼してください。ただし、特権管理者ユーザーを作成している場合、そのユーザーで削除申請を行うことができます。
連携アダプターの管理情報にあるサービスがクラウド上に存在しない場合、連携アダプターの管理情報を削除してください。
注意
クラウド上にサービスが存在しないため、クラウドへの削除要求はエラーになります。クラウドへの削除要求がエラーになっても、Cloud Services Managementの管理情報は削除されます。
サービスの構成が異なる場合
サービスの構成が異なる場合には、クラウド管理用ポータルから該当のサービスの変更申請を行うよう、業務システム提供部門に依頼してください。ただし、特権管理者ユーザーを作成している場合、そのユーザーで変更申請を行うことができます。
注意
サービスの構成でエラーが発生した場合、仮想マシンにアタッチされていない追加ブロックデバイスが残る可能性があります。サービスの変更申請前に、クラウドの管理コンソール上で、アタッチされていないディスクを削除してください。
ポイント
変更の内容は、クラウド上の構成と一致している必要はありません。変更の内容に従って、クラウド上のサービスの構成が更新されます。