資源破壊が発生した場合など、バックアップしておいたISI資源を復旧するためのリストア手順について説明します。
リストアは以下の手順で行います。
ISIの停止
資源のリストア
メッセージブローカのサービス化
Formatmanager変換機能のセットアップ
ISIの起動
各手順の詳細を以降で説明します。
ポイント
クラスタ構成の環境にリストアを行う場合、“ISI Java EE導入ガイド”の“クラスタシステムのセットアップ”を参照し、クラスタ環境の設定を行い、esisetclusterコマンドを実行したあとにリストアを行ってください。クラスタを構成していない環境の場合、本手順は不要です。
各ノードでのリストアは、それぞれのノードでバックアップした資源を使用してください。
リストアを行う前に、ISIを停止してください。停止手順については、“1.1 ISIサーバの運用管理”の“1.1.2 停止”を参照してください。
リストア手順について説明します。
リストア対象とする資源は、バックアップ操作時にバックアップ対象とした資源です。
リストアは、以下の手順で行います。
APS環境資源のリストア
ISI環境資源のリストア
Interstage運用グループの設定
各手順の詳細を以降で説明します。
APS環境資源のリストアの詳細は、“Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)”を参照してください。
ISI環境資源のリストアは、以下のコマンドを実行します。
isirestore X:\Backup\isi
isirestore /backup/isi
ポイント
バックアップ資源格納用ディレクトリのパスに空白を含むパスは指定できません。
Interstage運用グループの設定
セキュリティ強化を実施するため、Interstage運用グループの設定を行ってください。Interstage運用グループの設定方法については、“1.4.2 Interstage運用グループの変更”を参照してください。
非同期メッセージング機能を使用している場合、メッセージブローカのサービス化を行ってください。メッセージブローカのサービス化は、以下を実施してください。
ln -s /opt/FJSVesi/var/imq/<ポート番号>/ijmq /etc/init.d/ijmq_<ポート番号> ln -s /etc/init.d/ijmq_<ポート番号> /etc/rc0.d/K03ijmq_<ポート番号> ln -s /etc/init.d/ijmq_<ポート番号> /etc/rc2.d/S97ijmq_<ポート番号>
<ポート番号>には、メッセージブローカの作成時に指定したポート番号を指定してください。
Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)を使用している場合、Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)のセットアップを行ってください。
セットアップ方法については、“ISI Java EE導入ガイド”の“Formatmanager変換機能(ISIサーバ分離型)”を参照してください。
リストアを行ったあと、ISIを起動してください。起動手順については、“1.1 ISIサーバの運用管理”の“1.1.1 起動”を参照してください。