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Interstage Service Integrator V9.5.1 Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

1.1.2 停止

ISIを停止するには、以下の手順で行います。

停止の手順
  1. MQD受信の停止

  2. インバウンドのMQアダプタの停止

  3. III連携用EJBディスパッチャの停止

  4. ISIサーバの停止

  5. MQD送信の停止

  6. アウトバウンドのMQアダプタの停止

  7. MQDの停止

  8. Interstageの停止

ポイント

  • 停止はInterstage運用グループに属するユーザ、またはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。

    • Interstageの停止

  • ISI実行環境やアダプタを複数個セットアップしている場合には、セットアップ済みのISI実行環境やアダプタの個数に応じて停止時間がかかります。そのため、停止時間について考慮に入れた運用を行ってください。停止時間の見積もり式は以下のとおりです。

    停止時間=MQDシステム停止時間+Interstage停止時間+ISI停止時間
    MQDシステム停止時間=(24×MQDシステム数)秒
    Interstage停止時間=50+(1×MQ/MQDのキュー数)秒
    ISI停止時間=9+(10×追加するISI実行環境数)+(3.5×MQアダプタ数)+(1.3×MQDアダプタ数)秒
    
    ※以下のマシンでの停止時間です。
    モデル:SPARC M10
    CPU:SPARC64 X 2.8GHz×32
    メモリ:256GB
  1. MQD受信の停止

    MQD受信の停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して停止を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    isstopwuコマンドを実行し、MQD受信を停止します。isstopwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstopwu ISIMQDI_MQD001_Unit01
    isstopwu ISIMQDL_MQD001_Unit01
  2. インバウンドのMQアダプタの停止

    インバウンドのMQアダプタの停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して停止を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを停止します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin stop-cluster ISIMQI_000_Unit01
  3. III連携用EJBディスパッチャの停止

    III連携用EJBディスパッチャの停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して停止します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    asadminコマンドを使用してIII連携用EJBディスパッチャの停止を行います。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin stop-cluster IIIDP
  4. ISIサーバの停止

    ISIサーバの停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して停止します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    asadminコマンドを使用してISIサーバの停止を行います。コマンドを使用してISIサーバを停止する場合はISIサーバと関連付いているEJBディスパッチャも停止する必要があります。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin stop-cluster ISISrv_Unit01
    asadmin stop-cluster ISIDP_Unit01
  5. MQD送信の停止

    MQD送信アダプタの停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して停止を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    isstopwuコマンドを実行し、MQD送信を停止します。isstopwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstopwu ISIMQDO_MQD001_Unit01
  6. アウトバウンドのMQアダプタの停止

    アウトバウンドのMQアダプタの停止方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して停止

    • コマンドを使用して停止

    ISI運用管理コンソールを使用した停止方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して停止を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した停止方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを停止します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例(Oneway方式)

    asadmin stop-cluster ISIMQO_000_Unit01
  7. MQDの停止

    mqdstpコマンドを実行し、MQDを停止します。MQD受信、MQD送信を利用しているMQDを停止してください。

    実行例

    mqdstp -s MQDESI01

    mqdstpコマンドの詳細は、Interstage Application Serverの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。

  8. Interstageの停止

    Interstageを以下の順で停止します。Interstageの停止はシステム管理者で行ってください。

    1. Interstageの停止

      Interstageを停止します。Interstageは以下のコマンドで停止します。

      isstop -f -s

      isstop -f

      isstopコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    2. Interstage Java EE DASサービスの停止

      Interstage Java EE DASサービスを停止します。Interstage Java EE DASサービスは以下のコマンドで停止します。

      ijdasstop

      ijdasstopコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    3. メッセージブローカの停止

      メッセージブローカを停止します。メッセージブローカは以下のコマンドで停止します。

      /etc/init.d/ijmq_<ポート番号> stop

      クラスタ環境の場合は、以下のコマンドで停止します。

      /opt/FJSVesi/var/imq/<ポート番号>/IJMQ_INTERSTAGE stop

      <ポート番号>には、メッセージブローカの作成時に指定したポート番号を指定してください。

    4. JMXサービスの停止

      JMXサービスを停止します。[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを停止します。

      • Interstage Operation Tool

      JMXサービスを停止します。JMXサービスは以下のコマンドで停止します。

      ismngconsolestop

      ismngconsolestopコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。