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Interstage Service Integrator V9.5.1 Java EE運用ガイド
FUJITSU Software

1.1.1 起動

ISIを起動するには、以下の手順で行います。

起動の手順
  1. Interstageの起動

  2. MQDの起動

  3. アウトバウンドのMQアダプタの起動

  4. MQD送信の起動

  5. ISIサーバの起動

  6. III連携用EJBディスパッチャの起動

  7. インバウンドのMQアダプタの起動

  8. MQD受信の起動

ポイント

  • 起動はInterstage運用グループに属するユーザ、またはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。

    • Interstageの起動

  • MQ連携を利用している場合、Interstageの起動の前にWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動してください。

  • ISI実行環境やアダプタを複数個セットアップしている場合には、セットアップ済みのISI実行環境やアダプタの個数に応じて起動時間がかかります。そのため、起動時間について考慮に入れた運用を行ってください。起動時間の見積もり式は以下のとおりです。

    起動時間=MQDシステム起動時間+Interstage起動時間+ISI起動時間
    MQDシステム起動時間=(2×MQDシステム数)秒
    Interstage起動時間=57+(1×MQ/MQDのキュー数)秒
    ISI起動時間=114+(4×追加するISI実行環境数)+(3.9×MQアダプタ数)+(2.7×MQDアダプタ数)秒
    
    ※以下のマシンでの起動時間です。
    モデル:SPARC M10
    CPU:SPARC64 X 2.8GHz×32
    メモリ:256GB
  1. Interstageの起動

    Interstageを以下の順序で起動します。Interstageの起動はシステム管理者で行ってください。

    1. JMXサービスの起動

      JMXサービスを起動します。[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。

      • Interstage Operation Tool

      JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。

      ismngconsolestart

      ismngconsolestartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    2. メッセージブローカの起動

      メッセージブローカを起動します。メッセージブローカは以下のコマンドで起動します。

      /etc/init.d/ijmq_<ポート番号> start

      クラスタ環境の場合は、以下のコマンドで起動します。

      /opt/FJSVesi/var/imq/<ポート番号>/IJMQ_INTERSTAGE start

      <ポート番号>には、メッセージブローカの作成時に指定したポート番号を指定してください。

    3. Interstage Java EE DASサービスの起動

      Interstage Java EE DASサービスを起動します。Interstage Java EE DASサービスは以下のコマンドで起動します。

      ijdasstart

      ijdasstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    4. Interstageの起動

      Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。

      isstart

      isstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

  2. MQDの起動
    mqdstrコマンドを実行し、MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。

    実行例

    mqdstr
  3. アウトバウンドのMQアダプタの起動

    アウトバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に通信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    アウトバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例(Oneway方式)

    asadmin start-cluster ISIMQO_000_Unit01
  4. MQD送信の起動

    MQD送信の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQDアダプタを起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISIMQDO_MQD001_Unit01
  5. ISIサーバの起動
    ISIサーバの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを使用してISIサーバの起動を行います。コマンドを使用してISIサーバを起動する場合はISIサーバと関連付いているEJBディスパッチャも起動する必要があります。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin start-cluster ISISrv_Unit01
    asadmin start-cluster ISIDP_Unit01
  6. III連携用EJBディスパッチャの起動
    III連携を行う場合は、III連携用EJBディスパッチャの起動が必要になります。III連携用EJBディスパッチャの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを使用してIII連携用EJBディスパッチャの起動を行います。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin start-cluster IIIDP
  7. インバウンドのMQアダプタの起動

    インバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に受信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。

    インバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    asadmin start-cluster ISIMQI_000_Unit01
  8. MQD受信の起動

    MQD受信の起動方法には、以下の方法があります。

    • ISI運用管理コンソールを使用して起動

    • コマンドを使用して起動

    ISI運用管理コンソールを使用した起動方法

    ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。

    コマンドを使用した起動方法

    isstartwuコマンドを実行し、MQD受信を起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

    実行例

    isstartwu ISIMQDL_MQD001_Unit01
    isstartwu ISIMQDI_MQD001_Unit01