ISIを起動するには、以下の手順で行います。
Interstageの起動
MQDの起動
アウトバウンドのMQアダプタの起動
MQD送信の起動
ISIサーバの起動
III連携用EJBディスパッチャの起動
インバウンドのMQアダプタの起動
MQD受信の起動
ポイント
起動はInterstage運用グループに属するユーザ、またはシステム管理者で行うことができます。ただし、以下の操作は、必ずシステム管理者で行ってください。
Interstageの起動
MQ連携を利用している場合、Interstageの起動の前にWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動してください。
ISI実行環境やアダプタを複数個セットアップしている場合には、セットアップ済みのISI実行環境やアダプタの個数に応じて起動時間がかかります。そのため、起動時間について考慮に入れた運用を行ってください。起動時間の見積もり式は以下のとおりです。
起動時間=MQDシステム起動時間+Interstage起動時間+ISI起動時間 MQDシステム起動時間=(2×MQDシステム数)秒 Interstage起動時間=57+(1×MQ/MQDのキュー数)秒 ISI起動時間=114+(4×追加するISI実行環境数)+(3.9×MQアダプタ数)+(2.7×MQDアダプタ数)秒 ※以下のマシンでの起動時間です。 モデル:SPARC M10 CPU:SPARC64 X 2.8GHz×32 メモリ:256GB
Interstageの起動
Interstageを以下の順序で起動します。Interstageの起動はシステム管理者で行ってください。
JMXサービスの起動
JMXサービスを起動します。[スタート]メニューの[コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]から、以下のサービスを起動します。
Interstage Operation Tool
JMXサービスを起動します。JMXサービスは以下のコマンドで起動します。
ismngconsolestart
ismngconsolestartコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
メッセージブローカの起動
メッセージブローカを起動します。メッセージブローカは以下のコマンドで起動します。
/etc/init.d/ijmq_<ポート番号> start
クラスタ環境の場合は、以下のコマンドで起動します。
/opt/FJSVesi/var/imq/<ポート番号>/IJMQ_INTERSTAGE start
<ポート番号>には、メッセージブローカの作成時に指定したポート番号を指定してください。
Interstage Java EE DASサービスの起動
Interstage Java EE DASサービスを起動します。Interstage Java EE DASサービスは以下のコマンドで起動します。
ijdasstart
ijdasstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Interstageの起動
Interstageを起動します。Interstageは以下のコマンドで起動します。
isstart
isstartコマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
MQDの起動
mqdstrコマンドを実行し、MQDを起動します。MQDの起動はシステム管理者で行います。mqdstrコマンドの詳細については、Interstage Application Serveの“MessageQueueDirector 説明書”を参照してください。
実行例
mqdstr
アウトバウンドのMQアダプタの起動
アウトバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に通信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。
アウトバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例(Oneway方式)
asadmin start-cluster ISIMQO_000_Unit01
MQD送信の起動
MQD送信の起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQDアダプタを起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
isstartwu ISIMQDO_MQD001_Unit01
ISIサーバの起動
ISIサーバの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
asadminコマンドを使用してISIサーバの起動を行います。コマンドを使用してISIサーバを起動する場合はISIサーバと関連付いているEJBディスパッチャも起動する必要があります。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
asadmin start-cluster ISISrv_Unit01 asadmin start-cluster ISIDP_Unit01
III連携用EJBディスパッチャの起動
III連携を行う場合は、III連携用EJBディスパッチャの起動が必要になります。III連携用EJBディスパッチャの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でISIサーバの状態表示を行い、対象のISIサーバを選択して起動します。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
asadminコマンドを使用してIII連携用EJBディスパッチャの起動を行います。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
asadmin start-cluster IIIDP
インバウンドのMQアダプタの起動
インバウンドのMQアダプタを起動する場合、事前に受信対象のWebSphere MQのキューが属するWebSphere MQのキュー・マネージャーを起動しておきます。
インバウンドのMQアダプタの起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQアダプタの状態表示を行い、対象のMQアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
asadminコマンドを実行し、MQアダプタを起動します。asadminコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
asadmin start-cluster ISIMQI_000_Unit01
MQD受信の起動
MQD受信の起動方法には、以下の方法があります。
ISI運用管理コンソールを使用して起動
コマンドを使用して起動
ISI運用管理コンソールの[起動/停止]から行います。ISI運用管理コンソールの[起動/停止]画面でMQDアダプタの状態表示を行い、対象のMQDアダプタを選択して起動を行います。詳細は“1.2 ISI運用管理コンソールのヘルプ”を参照してください。
isstartwuコマンドを実行し、MQD受信を起動します。isstartwuコマンドの詳細は、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
実行例
isstartwu ISIMQDL_MQD001_Unit01 isstartwu ISIMQDI_MQD001_Unit01