バックアップ・リストアは、ISI資源の破壊など万一の事態が発生した場合に、早急に運用環境を復元できるように行うものです。
ISI資源のバックアップ・リストアは、バックアップ用ディレクトリに資源ファイルをバックアップ(退避)しておき、資源の復旧が必要な場合に資源ファイルをバックアップ用ディレクトリからリストア(復元)します。
資源をバックアップする場合、サーバシステム上のアクセス可能なディスク上ではなく、通常はアクセスしないリムーバブル媒体などに退避しておくことを推奨します。最新の資源ファイルを保存しておくためには、資源ファイルの更新に応じて、バックアップを行う必要があります。
以降で説明するバックアップ・リストアの対象は、運用環境を定義するISIや連携製品(APS、データベース)の環境資源です。ユーザアプリケーションは対象外ですので、ユーザアプリケーションを使用している場合は別途バックアップ・リストアを行ってください。
バックアップ・リストアを行う場合、バックアップ時とリストア時で以下の条件を満たしている必要があります。
OSが同じであること
システムの情報(ホスト名やIPアドレス)が変更されていないこと
ISI、および連携製品のバージョン・レベルが同じであること
ISI、および連携製品のエディションが同じであること
ISI、および連携製品のインストールパスが同じであること
ユーザアプリケーションや資源ファイルの格納パスが同じであること