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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

8.3.12 LISTVIEWまたは旧バージョンからの移行

本バージョンの環境設定、保管フォルダ作成済みの環境において、旧バージョンのList Worksで使用していた保管フォルダ、旧バージョンのList Worksで退避した保管フォルダ、LISTVIEWで退避した保管フォルダを移行(追加)する場合の手順について説明します。本手順は既に本バージョンのインストール、環境設定が実施されているとして説明します。

移行ツールの実行で、保管フォルダや保管フォルダ内の帳票などが移行されます。なお、旧バージョンでディレクトリサービス連携を行っていた場合、アクセス権は移行されません。オペレーティングシステムのアクセス権に従って移行されます。

注意

ディレクトリサービス連携で管理していたディレクトリ、およびファイルのオペレーティングシステム上でのアクセス権は、全操作ができるアクセス権になっています。移行後に管理者のみが操作できるようにするため、保管フォルダの復元後のアクセス権は、chmodなどのコマンドを使用して変更することを推奨します。


移行手順を以下に説明します。


手順1保管フォルダの構成の決定

運用に合わせて、移行先サーバに作成する保管フォルダの構成を決定します。ここで決定した構成に従って、“手順4:移行ツールの実行”で使用する移行情報ファイルを作成します。


手順2保管フォルダの復元
旧バージョン List Worksで使用していたデータ

追加する保管フォルダが第一階層の保管フォルダの場合、任意のディスク上にそのまま格納します。

追加する保管フォルダが第一階層の保管フォルダ以外の場合、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下に保管フォルダを格納します。

なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者名はディレクトリの所有者になります。

旧バージョン List Worksで退避したデータ

復元する保管フォルダが第一階層の保管フォルダの場合、任意のディスク上にそのまま復元します。

復元する保管フォルダが第一階層の保管フォルダ以外の場合、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下に復元します。

なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者名はディレクトリの所有者になります。

LISTVIEWで退避したデータ

LISTVIEWの退避機能を使用して退避したデータを復元する場合は、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下にlvrestlwコマンドを使用して復元します。

なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者はディレクトリの所有者になります。

lvrestlwコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

注意

  • 保管フォルダは、第一階層の保管フォルダ、または、第一階層の保管フォルダ直下に移行(追加)されます。保管フォルダを第一階層の保管フォルダ直下以外に移行(追加)したい場合は、移行(追加)後に保管フォルダを移動してください。

  • lvrestlwコマンドは、Solaris 11では使用できません。


手順3List Worksサービスの停止

移行ツールの実行のため、List Worksサービスが動作中の場合は、List Worksサービスを停止する必要があります。

lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

手順4移行ツールの実行

移行ツールを実行します。

移行ツールの概要や実行手順については、“8.3.5 移行ツールの説明”を参照してください。

手順5List Worksサービスの起動

lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。