本バージョンの環境設定、保管フォルダ作成済みの環境において、旧バージョンのList Worksで使用していた保管フォルダ、旧バージョンのList Worksで退避した保管フォルダ、LISTVIEWで退避した保管フォルダを移行(追加)する場合の手順について説明します。本手順は既に本バージョンのインストール、環境設定が実施されているとして説明します。
移行ツールの実行で、保管フォルダや保管フォルダ内の帳票などが移行されます。なお、旧バージョンでディレクトリサービス連携を行っていた場合、アクセス権は移行されません。オペレーティングシステムのアクセス権に従って移行されます。
注意
ディレクトリサービス連携で管理していたディレクトリ、およびファイルのオペレーティングシステム上でのアクセス権は、全操作ができるアクセス権になっています。移行後に管理者のみが操作できるようにするため、保管フォルダの復元後のアクセス権は、chmodなどのコマンドを使用して変更することを推奨します。
移行手順を以下に説明します。
運用に合わせて、移行先サーバに作成する保管フォルダの構成を決定します。ここで決定した構成に従って、“手順4:移行ツールの実行”で使用する移行情報ファイルを作成します。
追加する保管フォルダが第一階層の保管フォルダの場合、任意のディスク上にそのまま格納します。
追加する保管フォルダが第一階層の保管フォルダ以外の場合、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下に保管フォルダを格納します。
なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者名はディレクトリの所有者になります。
復元する保管フォルダが第一階層の保管フォルダの場合、任意のディスク上にそのまま復元します。
復元する保管フォルダが第一階層の保管フォルダ以外の場合、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下に復元します。
なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者名はディレクトリの所有者になります。
LISTVIEWの退避機能を使用して退避したデータを復元する場合は、第一階層の保管フォルダとするディレクトリを作成し、配下にlvrestlwコマンドを使用して復元します。
なお、第一階層の保管フォルダの名前は、作成したディレクトリ名、作成者はディレクトリの所有者になります。
lvrestlwコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
注意
保管フォルダは、第一階層の保管フォルダ、または、第一階層の保管フォルダ直下に移行(追加)されます。保管フォルダを第一階層の保管フォルダ直下以外に移行(追加)したい場合は、移行(追加)後に保管フォルダを移動してください。
lvrestlwコマンドは、Solaris 11では使用できません。
移行ツールの実行のため、List Worksサービスが動作中の場合は、List Worksサービスを停止する必要があります。
lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。
lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |
移行ツールを実行します。
移行ツールの概要や実行手順については、“8.3.5 移行ツールの説明”を参照してください。 |
lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。
lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。 |