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Interstage List Works V10.3.1 環境構築手引書
FUJITSU Software

8.3.13 Symfowareデータベースの移行に失敗した場合の再移行手順

移行中に保管データベースの作成に失敗した場合は、保管データベースを削除し、保管データベースの再構築を実施してから再度、移行処理を行います。再移行はスーパーユーザで行います。

注意

移行ツールの実行後、保管フォルダ構成情報ファイルの情報を保管データベースへロード中にエラーとなった場合は、本手順に従って、再移行を実施します。

再移行の手順を以下に示します。


手順1帳票資源の確認

同一サーバへ移行する場合は、List Worksサーバの環境を退避したバックアップファイルがあることを確認します。

異なるサーバへ移行する場合は、移行元サーバに帳票資源があることを確認します。


手順2移行前の状態に戻す(異なるサーバに移行のみ)

移行先サーバの環境を、受信/保管/印刷/ファイリング/装置フォルダ、および印刷資源を削除して、移行前の状態に戻します。


手順3List Worksサービスの停止

保管データベースの再移行のため、List Worksサービスが動作中の場合は、List Worksサービスを停止する必要があります。

lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを停止します。

lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。
手順4保管データベースの削除

データベース削除スクリプト(dropLWDB.sh)を使用して、以下の手順で保管データベースを削除します。dropLWDB.shは、「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop」ディレクトリ配下に格納されています。

/optは、List Worksのインストールディレクトリです。


  1. データベース削除スクリプトの複写

    dropLWDB.shが格納されている「/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop」ディレクトリを、作業用ディレクトリ(例えば、/workディレクトリ)配下に複写してください。

      例)/opt/FJSVlw-sv/dbsetup/symfo/drop  →  /work/drop

    保管データベースをList Worksサーバとは別にデータベースサーバとして構築している場合は、データベースサーバの作業用ディレクトリに複写してください。


  2. データベース削除スクリプトの編集

    複写したdropLWDB.shをテキストエディタで開き、実行環境に合わせて、太字下線部分を変更します。

    #  RDBディレクトリ
    DB_DIR=/LWSFW

  3. データベース削除スクリプトの実行

    dropLWDB.shを複写先ディレクトリで実行して、保管データベースを削除します。

    実行例を以下に示します。

    # cd /work/drop
    # ./dropLWDB.sh

手順5帳票資源の複写・アクセス権の設定(異なるサーバに移行のみ)

異なるサーバへ移行する場合は、再度、帳票資源を移行先サーバへ複写します。移行前の状態を保持するため、複写した資源に対して、移行元と同じアクセス権を設定します。


手順6保管データベースの再作成

再度、データベース構築スクリプトを実行して、保管データベースの作成を行います。


手順7移行ツールの実行

移行ツールを実行します。


手順8List Worksサービスの起動

lwserverコマンドを使用して、List Worksサービスを起動します。

lwserverコマンドの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。

手順9各フォルダ(保管フォルダ以外)の作成(異なるサーバに移行のみ)

異なるサーバへ移行する場合は、受信/印刷/ファイリングフォルダ(保管フォルダ以外)を作成します。