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PRIMEFLEX for HA Database 利用ガイド
FUJITSU Integrated System

D.7 ホスト名の変更

PRIMEFLEX for HA Databaseのホスト名を変更する場合は、以下の手順で実施してください。

注意

  • ホスト名の変更作業では、PRIMEFLEX for HA Databaseのサーバの再起動を伴います。
    そのため、実行する前にアプリケーションの停止や利用者へのアナウンスを行ってください。

  • ホスト名の変更は、セットアップの完了後に実行してください。セットアップが完了していない状態でホスト名の変更を実施した場合に、正常に動作しない可能性があります。

  • ホスト名の変更は、実行から完了まで約10分かかります。

  1. ホスト名の変更を実行する前に、アプリケーションの停止や利用者へのアナウンスをします。

  2. いずれかのサーバユニットに、スーパーユーザーでログインします。ログイン方法については、“付録G サーバへのログイン方法”を参照してください。

  3. 以下に示すコマンドを実行し、ホスト名を変更します。

    # /opt/FJSVaplamdb/bin/modify_hostname.sh
  4. コマンドを実行すると、以下の項目の入力を求められます。

    1. ServerUnit#1のホスト名

    2. ServerUnit#2のホスト名


    入力後に、ホスト名の変更処理が実行されます。“Hostname modifications have been completed.”のメッセージが表示された後に、サーバが再起動されます。

    以下に、コマンドの実行例を示します。太字は、お客様が入力する項目です。

    # /opt/FJSVaplamdb/bin/modify_hostname.sh
    
    Input new hostname of ServerUnit#1.(Current hostname = aphost1)
    > newhost1                                             …a.ServerUnit#1のホスト名
    
    Input new hostname of ServerUnit#2.(Current hostname = aphost2)
    > newhost2                                             …b.ServerUnit#2のホスト名
    
    Type "OK" to update the hostnames.
    Type "exit" to cancel.
    
    [ Hostname settings ]
    1) ServerUnit#1 : aphost1 -> newhost1
    2) ServerUnit#2 : aphost2 -> newhost2
    
    (OK/exit[exit])> OK
    
    **********
    Hostname modifications have been completed.
  5. サーバの再起動後に、ホスト名が変更されていることを確認してください。
    ホスト名を確認するためには、ServerUnit#1およびServerUnit#2にスーパーユーザーでログインし、以下のコマンドを実行してください。

    # hostname

    注意

    • ホスト名は下記の命名規約に従う必要があります。

      • ASCII文字のaからzまでの英字と0から9までの数字と-(ハイフン)を使用してください。

      • 1~63文字以内で構成してください。

      • ホスト名の最初と最後に-(ハイフン)を使用することはできません。

    • ホスト名を変更した場合は、管理端末の名前解決設定を変更してください。管理端末の名前解決については“3.1 管理端末の設定”を参照してください。

    • Open SQLインターフェース使用時で、格納データの暗号化を設定している場合は、以下の作業を実施する必要があります。
      初期値以外のパスフレーズを使用している場合、5.サーバの再起動後に、Appliance Managerに「データベースサービスが停止しました。」のメッセージが表示され、Appliance Managerの稼働状態が異常になります。このときは、以下の手順を実施してください。

      1. キーストアの自動オープンの有効化を実施します。
        この作業は、サーバユニットに、管理用のユーザーIDでログインして実施します。本作業は、両方のサーバユニットに対して行ってください。

        # pgx_keystore --enable-auto-open /var/pg_keystore/location/keystore.ks
        パスフレーズを入力してください:
        キーストアの自動オープンが有効になりました
        
      2. PRIMEFLEX for HA Databaseをシャットダウンします。

      3. 電源を投入します。

参考

PRIMEFLEX for HA Databaseのホスト名を変更しても、運用管理サーバによる監視に影響はありません。

ただし、“E.1 運用監視”で設定した[運用管理サーバで表示するホスト名]にPRIMEFLEX for HA Databaseのホスト名に合わせた名を指定している場合は、ここで変更したPRIMEFLEX for HA Databaseのホスト名に合わせて、[運用管理サーバで表示するホスト名]も変更することをお勧めします。
[運用管理サーバで表示するホスト名]を変更したときは、Systemwalker Centric Managerの設定も変更する必要があります。

[運用管理サーバで表示するホスト名]を変更したい場合は、“E.1 運用監視”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの設定変更は、“F.1 運用準備”を参照してください。