Appliance Managerにログインすると、[ホーム]画面が表示されます。[ホーム]画面では、PRIMEFLEX for HA Databaseの稼働状態を確認できます。
注意
ログインするとWebブラウザのURLに“index.jsp”が付加されて“https://管理用のIPアドレス/appmgr/index.jsp”と表示されますが、ログインする時にはURLに“index.jsp”を指定しないでください。指定した場合、サーバの状態が誤って判断されて、機能制限された状態でログインする場合があります。
URLに“index.jsp”を指定してログインした場合は、ログアウトし、“index.jsp”なしのURLで再度ログインしてください。以下に、機能制限された状態の[ホーム]画面例を示します。
PRIMEFLEX for HA Databaseの状態をアイコンと文字で表示します。
稼働状態の表示と意味について、以下に示します。
状態 | 意味 | 説明 | 稼働状態 | 対処 |
---|---|---|---|---|
稼働状態:正常 | 正常 | 問題なくデータベースサービスが稼働している状態です。 | 問題なく運用されています。 | 必要ありません。 |
稼働状態:警告 | 警告 | データベースサービスは継続利用可能ですが、何らかの問題が発生している状態です。 | 以下のいずれかの状態です。
| 対処ウィンドウに対処方法が表示されますので、説明に従って対処してください。 詳細については、“3.4 警告・異常時の対処とリカバリー”を参照してください。 |
稼働状態:異常 | 異常 | データベースサービスが継続利用不可能なエラーが発生して、データベースサービスが停止している状態です。 | 二重化したデータベースの両方が停止しています。 |
注) Open SQLインターフェースを選択した場合、二重化したデータベースの一方が停止して稼働状態が「警告」になると、直前に動作していたアプリケーションが約45秒間遅延することがあります。
備考. 以下の場合に、機器の異常以外で一時的に稼働状態が「異常」を示すことがあります。この場合、1分程度で「正常」に戻ります。
・リカバリーのためにシステムが自動的にデータベースを停止した
リカバリーボタンは、PRIMEFLEX for HA Databaseの異常が発生した後にデータベースを最新の状態に復旧するために使用します。リカバリーの詳細は、“3.4 警告・異常時の対処とリカバリー”を参照してください。
チェックボックスが有効の状態で表示されます。
チェックボックスを有効にすると、[ホーム]画面の各項目の表示を30秒おきに自動的に最新化します。
チェックボックスを有効にした場合、画面が定期的に更新されるため、ブラウザを操作しない状態が続いてもタイムアウトしません。画面を接続したまま放置しないようにするか、パスワード付きのスクリーンセーバーを設定して、他の人が操作できないようにしてください。
[ホーム]画面を再度開いた場合、以前のチェックボックスの状態に関わらず再びチェックボックスは有効になります。
[最新情報に更新]ボタンは、[ホーム]画面の稼働状態の表示を最新化するために使用します。情報の更新中は、ブラウザの操作はできません。
注意
Appliance Managerでは、ブラウザの機能による最新情報への更新([F5]キーを押すなど)を行わないでください。
メッセージウィンドウには、PRIMEFLEX for HA Databaseの状態を示す以下のメッセージが表示されます。表示されるメッセージの数は最大1000件です。1000件を超えた場合、古いものから削除されます。なお、1分以内に発生した同一のメッセージは、最初のメッセージだけが表示されます。
参照
メッセージは、以下の形式でAppliance Managerの[ホーム]画面のメッセージウィンドウに出力されます。
日付△時刻△ラベル △インスタンス名:△エラー種別:△メッセージID: メッセージ本文
△は半角空白
ラベル:“FIS-HADBR_AMGRDB”または“FIS-HADBR_AMGRCME”という文字列です。
インスタンス名: “DBAP”固定です。全体に関するメッセージの場合は、表示されません。
エラー種別:以下のエラー種別のうち1つが表示されます。
エラー種別 | エラーレベル |
---|---|
INFO | 情報(正常な状態です) |
WARNING | 警告 |
ERROR | エラー |
メッセージID:5桁の半角の数字からなる文字列が表示されます。
メッセージ出力の例
2015/01/11 11:22:33 FIS-HADBR_AMGRDB: INFO: 10005: リカバリーを開始しました。 2015/01/11 11:22:34 FIS-HADBR_AMGRDB: DBAP: INFO: 10005: リカバリーを開始しました。
表示されるメッセージの一覧については、“付録A メッセージ一覧”を参照してください。なお、ラベルの位置に“ServerView”と表示されるメッセージは、ハードウェアに関するメッセージです。ハードウェアの故障を検出した場合、故障した箇所の詳細な情報はServerView Operations Managerで確認してください。Appliance Manager の[ServerViewコンソール]をクリックすると[ServerViewコンソール]画面が表示され、詳細を確認できます。
対処ウィンドウには、PRIMEFLEX for HA Databaseで警告または異常が発生した場合の対処方法が表示されます。警告または異常の発生時は、対処ウィンドウに表示された対処にしたがって対処を実施した後に、リカバリーボタンをクリックしてください。
対処ウィンドウの出力の例
FIS-HADBR_AMGRDB: ERROR: 11001 ハードウェア故障のメッセージが出力されている場合は、ハードウェア部品の交換を行ってください。 ハードウェア故障のメッセージが出力されていない場合は、初期調査資料を採取し、富士通の保守員の指示に従ってください。 ・・・
画面右上にある以下のリンクは、Appliance Managerのすべての画面に共通です。
ServerView Operations Managerの[ServerViewコンソール]画面が表示されます。
ServerView Operations Managerでは、以下の装置について装置上の表記と異なった表記が表示されます。
ServerViewの表記 | 装置上の表記 |
---|---|
ServerUnit1 | ServerUnit#1 |
ServerUnit2 | ServerUnit#2 |
ExternalSwitch1 | ExternalSwitch#1 |
ExternalSwitch2 | ExternalSwitch#2 |
ServerViewコンソールには、Appliance Managerの管理用ユーザーIDを表すhadbrというユーザー名で自動的にログインされます。
ServerViewコンソールをログアウトした場合は、ServerViewのウィンドウをすべて閉じてください。[ServerViewコンソール]画面を表示する場合は、必ず、この[ServerViewコンソール]リンクから行ってください。
注意
ServerView Operations Managerで、Appliance Managerの管理用ユーザーID(hadbr)のパスワードは変更しないでください。Appliance Managerから、ServerView Operations Managerの[ServerViewコンソール]に自動的にログインできなくなります。
リンクをクリックして表示されるウィンドウに「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」という警告が表示されますが、[このサイトの閲覧を続行する]リンクを選択し、ログインを続行してください。
「このアプリケーションを実行しますか。」という警告が表示された場合、[実行]を選択してください。次回から確認が不要な場合は[この発行者および前述の場所からのアプリケーションでは、次回から表示しない]をチェックしてください。
「Javaが、セキュリティー問題の発生が考えられるアプリケーションコンポーネントを発見しました。」という警告が表示された場合は、[いいえ]を選択してください。メッセージが表示されないようにするには、“3.1 管理端末の設定”の“JREのインストール”のセキュリティの設定を行ってください。
「このWebサイトから次のアプリケーションへのアクセスを許可しますか。」という警告が表示された場合、[許可する]を選択してください。
「続行しますか。このWebサイトへの接続は信頼できません。」という警告が表示された場合、[続行]を選択してください。
ServerView Operations Manager画面でStorageUnitを選択した場合、ストレージ情報画面が正常に表示されないときがあります。
この場合は、ストレージ情報画面を閉じ、再度StorageUnitを選択してください。
PRIMEFLEX for HA Databaseのオンラインマニュアルを開きます。
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」という警告が表示されますが、[このサイトの閲覧を続行する]リンクを選択し、ログインを続行してください。
[製品情報]ウィンドウが表示されます。
PRIMEFLEX for HA Databaseの型名と製造号機を表示します。
ポイント
本ウィンドウの情報(型名と製造号機)で、お使いのPRIMEFLEX for HA Databaseのハードウェア構成が特定できます。この情報は、トラブル発生時に弊社保守員へ連絡する場合に必要となります。
対象製品の型名情報については、“設置ガイド”を参照ください。
参考
Appliance Managerの[ホーム]画面で監視するほかに、データベース稼働状態やハードウェアの状態は、以下の方法で監視することができます。
外部に設置された運用管理サーバで監視する。
稼働状態をメールで受け取る。
詳細は、“付録E 運用管理サーバとの連携”の“E.1 運用監視”および“E.3 メール通知”を参照してください。