ブレードシャーシ縮退とは、以下の構成での切替え、切戻しを指します。
切替え元サイトと切替え先サイトで、管理されているブレードシャーシの台数が異なる構成
切替え元サイトと切替え先サイトで、シャーシ内LANスイッチブレードの台数が異なる構成
ブレードシャーシ縮退のサポート構成については、「表2.7 シャーシ縮退のサポート構成」と「図2.11 シャーシ縮退のサポート構成」を参照してください。
切替え方式 | 切替え対象のL-Serverが動作するブレードシャーシに搭載されているLANスイッチブレードの台数、モデル、名前 | |
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サイト間で一致する (注) | サイト間で一致しない | |
物理L-Server切替え(物理OS) | ○ | × |
物理/仮想L-Server切替え(VMホスト/VMゲスト) | ○ | × |
仮想L-Server切替え(VMゲスト) | ○ | ○ |
○: サポートします。
×: サポートしません。
注) 外部接続ポートを設定するネットワークリソースが存在しない場合、サーバツリー上のLANスイッチブレードの名前をサイト間で一致させる必要はありません。
図2.11 シャーシ縮退のサポート構成
ポイント
縮退されるLANスイッチブレードのポートだけを外部接続ポートとして使用したネットワークリソースは、切替え先サイトで内部ネットワークとして作成されます。「図2.12 切替え先サイトでブレードシャーシの台数とLANスイッチブレードの台数を減らす構成での切替え」を参照してください。
内部ネットワークリソースとは、外部接続ポートの設定がないネットワークリソースを指します。内部ネットワークリソースはSlot1とSlot2のコネクションブレードに接続します。
切替え後に、必要に応じてネットワークリソースの外部接続ポートの設定を行ってください。
詳細は、「4.3 切替え後の運用」および「4.5 切戻し後の運用」を参照してください。
切戻しの際、切戻し元サイトのネットワークリソースの設定により、切戻し先サイトでネットワークリソースが復旧されます。「図2.13 切替え先サイトでブレードシャーシの台数とLANスイッチブレードの台数を減らす構成での切戻し」を参照してください。
切戻し後に、必要に応じてネットワークリソースの外部接続ポートの設定を変更し、切替え前の状態に戻してください。詳細は、「4.3 切替え後の運用」および「4.5 切戻し後の運用」を参照してください。
図2.12 切替え先サイトでブレードシャーシの台数とLANスイッチブレードの台数を減らす構成での切替え
図2.13 切替え先サイトでブレードシャーシの台数とLANスイッチブレードの台数を減らす構成での切戻し