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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

E.5.9 カラムナテーブル格納

CSVファイルに記載されたデータ、またはデータベースのテーブルに格納されたデータをカラムナテーブルに格納する方法を説明します。

テンプレートの構成

テンプレートを構成するノードを説明します。

ノード名

ノードの役割

ユーザーの操作

テーブル抽出

入力データストアの種類がデータベースの場合、本ノードでデータを抽出します。

データベースのテーブルから抽出する場合は、必要なパラメーターを入力します。

CSV抽出

入力データストアの種類がCSVファイルの場合、本ノードでデータを抽出します。

ありません。

格納先データ削除

カラムナテーブル内のデータを削除します。

必要なパラメーターを入力します。

カラムナテーブル格納

カラムナテーブルにデータを格納します。

必要なパラメーターを入力します。

処理結果格納(ビルトイン)

処理を終了します。

ありません。

参考

データを格納する前にカラムナテーブル内のデータを削除したくない場合、以下の手順で[格納先データ削除]ノードを削除してください。

  1. [格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。

  2. [CSV抽出]ノードまたは[テーブル抽出]ノードの出力コネクターと[カラムナテーブル格納]ノードの入力コネクターを接続します。

利用手順

手順は以下のとおりです。

  1. テンプレートのコピーの作成
    以下の手順でテンプレートをコピーします。

    1. [分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[02_データ操作]-[01_カラムナテーブル格納]を選択します。

    2. 右クリックメニューから[開く]を選択します。

    3. メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。

    4. 表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。

  2. 入力データストアの定義
    既に使用したい入力データストアが存在する場合は、この手順は不要です。
    以下の手順で入力データストアを定義します。

    1. [データストア一覧パネル]の[入力データストア]フォルダー配下で、入力データストアの定義を作成したいフォルダーを選択します。
      フォルダーがない場合には、作成してください。一つ上のフォルダーを選択し、右クリックメニューの[フォルダーの新規作成]を選択します。

    2. 右クリックメニューの[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。または、メニューバーの[定義]-[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。

    3. [入力データストアの種類選択]画面が表示されるので、[ファイル]を選択します。

      [入力データストアの定義]画面が表示されるので、以下の情報を設定します。

      • [格納先情報]タブ
        [分析サーバ上のファイルパス] にDWHサーバ上のファイルパスを絶対パスで指定します。

      • [データ形式]タブ
        「テキストデータ」を選択します。
        入力ファイルの文字コードに合わせた文字コードおよび区切り文字を指定します。

      • [データ構成]タブ
        [データ構成]に、入力ファイルに合わせたヘッダー情報を入力し、項目名情報には入力ファイルに存在する全項目名を入力します。ヘッダーが存在する場合、入力するヘッダー名をCSVファイルのヘッダー名と一致させる必要があります。ヘッダー名に使用できる文字は、“A.1 データベースサーバ機能”を参照してください。

      参考

      「入力データストアの種類選択」画面で[データベース]を選択した場合は、“Symfoware Analytics Serverのテーブルを入力データストアに利用する場合”を参照してください。

    4. [名前を付けて保存]ボタンをクリックします。

    5. [データストア一覧パネル]で、作成した入力データストアを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択して配備します。

  3. 出力データストアの定義
    [処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して出力データストアを定義します。手順は、“E.5.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“2. 出力データストアの定義”を参照してください。

  4. ノードのパラメーターの設定
    以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[パラメーター]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。CSVファイルからデータを抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードのパラメーターの値の設定は不要です。

    [テーブル抽出]ノード

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    Windows[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    Linux/opt/symfoclient64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar

    抽出条件

    任意

    入力データストアからデータを抽出するための抽出条件を、SQL文で指定します。
    指定可能なSQL文の長さの上限値は1023文字となります。
    すべてのデータを抽出する場合は、この項目の指定を省略します。

    [格納先データ削除]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルがあるデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルのスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    データを格納するカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    [カラムナテーブル格納]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    [格納先データ削除]ノードで指定したカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    注意

    値には1023文字まで入力できます。

  5. テンプレートの接続

    手順は、“E.5.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“4. テンプレートとの接続”を参考に、作成した入力データストアと出力データストアをテンプレートのノードと接続してください。
    CSVファイルに記載されたデータから抽出する場合は、[CSV抽出]ノードと入力データストアを接続してください。
    データベースのテーブルデータから抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードと入力データストアを接続してください。

    参考

    CSVファイルに記載されたデータ、またはテーブルのデータに対して、行絞込や結合などのデータ加工を行ってからカラムナテーブルに格納する場合、[CSV抽出]ノードまたは[テーブル抽出]と[格納先データ削除]ノードの間に追加することができます。“Interstage Business Analytics Modeling Server 分析フロー設計・開発ガイド”の“部品を使う”を参考に追加してください。
    なお、ノードを追加することで出力項目に違いが生じる場合、加工後の出力項目に応じたカラムナテーブルを事前に作成し、[カラムナテーブル格納]ノードに指定する必要があります。

  6. データ加工フローの実行
    手順は、“E.5.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“5. データ加工フローの実行”を参照してください。