パラメーターの値の指定方法
テンプレート内のノードのパラメーターの値に、英大文字と英小文字を区別した識別子(データベース名、スキーマ名、テーブル名、項目名)を指定する場合、識別子をダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。また、スキーマ名、テーブル名、項目名をダブルクォーテーションで囲んで指定する場合は、ダブルクォーテーションの前にエスケープ文字(\)を付加してください。
例
例1)データベース名に「SymfoASDB」を指定する場合
"SymfoASDB"
例2)スキーマ名に「SymfoASSCM」を指定する場合
\"SymfoASSCM\"
ただし、以下の表に記載したパラメーターの値にはダブルクォーテーションを使用できません。
テンプレート名 | ノード名 | パラメーター名 |
---|---|---|
カラムナテーブル作成 | カラムナテーブル作成 | データベース名 |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
項目名 データ型 NOTNULL制約 | ||
格納構造作成 | データベース名 | |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
カラムナテーブル削除 | カラムナテーブル削除 | データベース名 |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
格納構造削除 | データベース名 | |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
カラムナテーブル格納 | 格納先データ削除 | データベース名 |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
カラムナテーブル格納 | データベース名 | |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
カラムナテーブル行絞込 | 格納先データ削除 | データベース名 |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
カラムナテーブル抽出 | データベース名 | |
スキーマ名 | ||
テーブル名 | ||
絞り込み条件 | ||
カラムナテーブル格納 | データベース名 | |
スキーマ名 | ||
テーブル名 |
参考
識別子として使用できる文字の種類は、“付録A 定量制限”を参照してください。
Symfoware Analytics Serverのテーブルを入力データストアに利用する場合
CSVファイルに記載されたデータではなく、Symfoware Analytics Serverのカラムナテーブルまたはテーブルのデータを入力データストアに利用したい場合のデータ加工フローの定義方法を説明します。
はじめに、以下の手順でSymfoware Analytics Serverのテーブルのデータを抽出する処理を定義します。
入力データストアの定義
以下の手順で入力データストアを定義します。
[データストア一覧パネル]の[入力データストア]フォルダー配下で、入力データストアの定義を作成したいフォルダーを選択します。
フォルダーがない場合には、作成してください。一つ上のフォルダーを選択し、右クリックメニューの[フォルダーの新規作成]を選択します。
右クリックメニューの[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。または、メニューバーの[定義]-[入力データストアの定義の新規作成]を選択します。
[入力データストアの種類選択]画面が表示されるので、[データベース]を選択します。
[入力データストアの定義]画面が表示されるので、必要な情報を入力します。以下の情報については、次のように設定します。
[接続先情報]タブの[データベース種別]は、“Symfoware Server (Openインターフェース)”を選択
[接続先情報]タブの[接続情報]のホスト名は、「localhost」を設定
[接続先情報]タブの[ポート番号]は接続するDWHサーバと通信するポート番号を設定(デフォルトは26500)
[データ構成]タブで入力する項目名は、対象のテーブルが持つ項目名と同じ情報をすべて設定します。
[データ構成]タブで入力するスキーマ名は省略可能です。省略した場合は、[接続情報]タブの[ユーザID]をスキーマ名とみなします。
[名前を付けて保存]ボタンをクリックします。
[データストア一覧パネル]で、作成した入力データストアを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択して配備します。
データベース抽出部品の定義
以下の手順でデータベース格納部品を定義します。
[部品一覧パネル]の[抽出]フォルダー配下の[データベース抽出]部品を[分析フローパネル]にドラッグアンドドロップします。
[分析フローパネル]上の[データベース抽出]ノードをダブルクリックします。または、[データベース抽出]ノードの右クリックメニューから[プロパティ]を選択します。
[プロパティ]ダイアログが表示されます。[ノード情報]タブの[パラメーター]のパラメーター名[JDBCパス]の値に以下を設定します。
[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar
/opt/symfoclient64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar
必要であればノード名を変更し、[OK]ボタンを押してダイアログを閉じます。
ノードの接続
以下の手順で入力データストアと[データベース抽出]ノードを接続します。
[データストア一覧パネル]から作成した入力データストアを分析フローパネルにドラッグアンドドロップして配置します。
配置した入力データストアの出力コネクターから、[データベース抽出]ノードの入力コネクターに向かってドラッグアンドドロップし、エッジで接続します。
次に、上記の手順で作成した[データベース抽出]ノードの出力コネクターに、データ加工などの処理を接続することでSymfoware Analytics Serverのテーブルのデータを利用したデータ加工フローを定義することができます。
データ加工フローの実行に失敗した場合の対処方法
データ加工フローの実行に失敗した場合、ステータスバーの表示が「エラー」となり、[エラー]ダイアログが表示されます。エラーの原因を調査し、データ加工フローを修正してください。
調査方法は、“Interstage Business Analytics Modeling Server 分析フロー設計・開発ガイド”マニュアルの“分析フローを実行”の手順3を参照してください。エラーメッセージは、“Symfoware Server メッセージ集”を参照するか、またはエラーメッセージに記載された内容を確認し、ノードのパラメーターを修正してください。また、必要に応じてデータ加工フローを修正してください。
エラーメッセージから問題が特定できない場合、以下を確認してください。
異常が発生したノードの「SymfowareAnalyticsServerインストールパス」に正しくない値が指定されている場合、正しい値を指定してください。
データ加工サーバのデータ管理ディレクトリに指定したディスクの容量が不足している場合、以下のように対処してください。
ディスク容量に空きのあるディスクを用意します。
データ加工サーバのデータ管理ディレクトリの設定を変更します。詳細は、“Interstage Business Analytics Modeling Server 運用ガイド”の“環境設定ファイルによる変更”を参照してください。
それでも解決できない場合は当社技術員に連絡してください。
データベースクライアント接続のためのポート番号を変更した場合
データベースクライアント接続のためのポート番号を変更した場合は、データ加工フロー内のノードの定義を変更する必要があります。変更箇所と変更方法は以下のとおりです。
変更箇所 | 変更方法 |
---|---|
psqlコマンドを使用するノードの[コマンド]タブ内の[コマンド]欄 |
例 ポート番号“26501”を指定する場合 |