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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

E.5.10 テーブル格納

CSVファイルに記載されたデータ、またはデータベースのテーブルに格納されたデータをテーブルに格納する方法を説明します。

テンプレートの構成

テンプレートを構成するノードを説明します。

ノード名

ノードの役割

ユーザーの操作

テーブル抽出

入力データストアの種類がデータベースの場合、本ノードでデータを抽出します。

データベースのテーブルから抽出する場合は、必要なパラメーターを入力します。

CSV抽出

入力データストアの種類がCSVファイルの場合、本ノードでデータを抽出します。

ありません。

格納先データ削除

格納先データベースのテーブル内の情報を削除します。

必要なパラメーターを入力します。

テーブル格納

設定されたテーブルへデータを格納します。

必要なパラメーターを入力します。

参考

データを格納する前にテーブル内のデータを削除したくない場合、以下の手順で[格納先データ削除]ノードを削除してください。

  1. [格納先データ削除]ノードを選択し、右クリックメニューから[削除]を選択してノードを削除します。

  2. [CSV抽出]ノードまたは[テーブル抽出]ノードの出力コネクターと[テーブル格納]ノードの入力コネクターを接続します。

利用手順

手順は以下のとおりです。

  1. テンプレートのコピーの作成
    以下の手順でテンプレートをコピーします。

    1. [分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[02_データ操作]-[02_テーブル格納]を選択します。

    2. 右クリックメニューから[開く]を選択します。

    3. メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。

    4. 表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。

  2. 入力データストアを定義
    既に使用したい入力データストアが存在する場合は、この手順は不要です。
    手順は、“E.5.9 カラムナテーブル格納”の“利用手順”の“2. 入力データストアの定義”を参照してください。

  3. 出力データストアの定義
    [テーブル格納]ノードに対して出力データストアを定義します。以下の手順で出力データストアを定義します。

    1. [データストア一覧パネル]の[出力データストア]フォルダー配下で、出力データストアの定義を作成したいフォルダーを選択します。
      フォルダーがない場合には、作成してください。一つ上のフォルダーを選択し、右クリックメニューの[フォルダーの新規作成]を選択します。

    2. 右クリックメニューの[出力データストアの定義の新規作成]を選択します。または、メニューバーの[定義]-[出力データストアの定義の新規作成]を選択します。

    3. [出力データストアの種類選択]画面が表示されるので、[データベース]を選択します。

    4. [出力データストアの定義]画面が表示されるので、必要な情報を入力します。以下の情報については、次のように設定します。

      • [接続先情報]タブの[データベース種別]は、“Symfoware Server (Openインターフェース)”を選択

      • [接続先情報]タブの[接続情報]のホスト名は、「localhost」を設定

      • [接続先情報]タブの[ポート番号]は接続するDWHサーバと通信するポート番号を設定(デフォルトは26500)

      • [データ構成]タブで入力する項目名は、入力データストアのデータが持つ項目名と同じ情報をすべて設定

    5. [名前を付けて保存]ボタンをクリックします。

    6. [データストア一覧パネル]で、作成した出力データストアを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択して配備します。

  4. ノードのパラメーターの設定
    以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[格納先データ削除]ノードは[パラメーター]タブで、[テーブル格納]ノードは[ノード情報]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。CSVファイルからデータを抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードのパラメーターの値の設定は不要です。

    [テーブル抽出]ノード

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    Windows[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    Linux/opt/symfoclient64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar

    抽出条件

    任意

    入力データストアからデータを抽出するための抽出条件を、SQL文で指定します。
    指定可能なSQL文の長さの上限値は1023文字となります。
    すべてのデータを抽出する場合は、この項目の指定を省略します。

    [格納先データ削除]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    データを格納するテーブルがあるデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    データを格納するテーブルのスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    データを格納するテーブル名を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データを格納するテーブルを作成したユーザー名、またはテーブルへのTRUNCATE権限が付与されたユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    [テーブル格納]ノード

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    JDBCパス

    必須

    Windows[DWHサーバのインストールディレクトリ]\symfoclient64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar

    Linux/opt/symfoclient64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar

    注意

    値には1023文字まで入力できます。

  5. テンプレートとの接続
    手順は、“E.5.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“4. テンプレートとの接続”を参考に、作成した入力データストアと出力データストアをテンプレートのノードと接続してください。

  6. CSVファイルに記載されたデータから抽出する場合は、[CSV抽出]ノードと入力データストアを接続してください。

  7. データベースのテーブルデータから抽出する場合は、[テーブル抽出]ノードと入力データストアを接続してください。

    参考

    CSVファイルに記載されたデータ、またはテーブルのデータに対して、行絞込や結合などのデータ加工を行ってからカラムナテーブルに格納する場合、[CSV抽出]ノードと[格納先データ削除]ノードの間に追加することができます。“Interstage Business Analytics Modeling Server 分析フロー設計・開発ガイド”の“部品を使う”を参考に追加してください。
    なお、ノードを追加することで出力項目に違いが生じる場合、加工後の出力項目に応じたテーブルを事前に作成し、出力データストアの[データ構成]タブの項目名を違いに対応させて定義し配置する必要があります。

  8. データ加工フローの実行
    手順は、“E.5.1 カラムナテーブル作成”の“利用手順”の“5. データ加工フローの実行”を参照してください。