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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

E.5.1 カラムナテーブル作成

カラムナテーブルを作成する方法を説明します。

注意

  • 作成したカラムナテーブルがBIツールから参照できない場合は、カラムナテーブルに対するビュー表を定義し、BIツールからは定義したビュー表を参照するようにしてください。
    ビュー表の定義方法は、“J.5.10 pgxa_create_view”を参照してください。

  • SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の値に“false”を設定した場合、カラムナテーブルは読み込み専用の表となります。SQLオプション“bypass_pgexec.enable”の詳細は、“3.12.14 パラメーター変更”の“カラムナテーブルに関する設定”の“bypass_pgexec.enable”を参照してください。

テンプレートの構成

テンプレートを構成するノードを説明します。

ノード名

ノードの役割

ユーザーの操作

フロー開始

処理を開始します。

ありません。

カラムナテーブル作成

カラムナテーブルを作成します。

必要なパラメーターを入力します。

格納構造作成

データベースに格納構造を作成します。

必要なパラメーターを入力します。

処理結果格納(ビルトイン)

処理を終了します。

ありません。

利用手順

手順は以下のとおりです。

  1. テンプレートのコピーの作成
    以下の手順でテンプレートをコピーします。

    1. [分析フロー一覧パネル]の[テンプレート]-[01_テーブル操作]-[01_カラムナテーブル作成]を選択します。

    2. 右クリックメニューから[開く]を選択します。

    3. メニューバーの[プロジェクト]-[名前を付けて保存]を選択します。

    4. 表示された画面で、「分析フロー名」と「保存先フォルダー」を指定して、[OK]ボタンをクリックし、コピーを作成します。

  2. 出力データストアの定義
    それぞれの[処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して出力データストアを定義します。

    1. [データストア一覧パネル]の[出力データストア]フォルダー配下で、出力データストアの定義を作成したいフォルダーを選択します。
      定義を作成したいフォルダーがない場合、フォルダーを新規に作成します。一つ上のフォルダーを選択し、右クリックメニューの[フォルダーの新規作成]を選択します。

    2. 右クリックメニューの[出力データストアの定義の新規作成]を選択します。または、メニューバーの[定義]-[出力データストアの定義の新規作成]を選択します。

    3. [出力データストアの種類選択]画面が表示されるので、[ファイル]を選択します。
      [出力データストアの定義]画面が表示されるので、必要な情報を入力します。以下の項目は、固定値を指定してください。

      • [格納先情報]タブの[データ格納先]で[ビルトインデータストア]を選択

      • [データ形式]タブの[データ形式]で[バイナリデータ]を選択

    4. [名前を付けて保存]ボタンをクリックします。

    5. [データストア一覧パネル]で、作成した出力データストアを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択して配備します。

  3. ノードのパラメーターの設定
    以下のノードをダブルクリックし、ノードのプロパティを開きます。[パラメーター]タブで必要なパラメーターの値を設定し、[OK]ボタンをクリックします。

    [カラムナテーブル作成]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    DWHサーバ管理者ユーザーから割り当てられたデータベース名を指定します。

    利用できるデータベースについてはDWHサーバ管理者ユーザーに問い合わせてください。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    DWHサーバ管理者ユーザーから割り当てられたスキーマ名を指定します。スキーマ名を作成しない運用の場合は、“public”を指定します。

    利用できるスキーマ名についてはDWHサーバ管理者ユーザーに問い合わせてください。

    TBL

    テーブル名

    必須

    作成するカラムナテーブルの名前を指定します。使用できる文字は、“A.1 データベースサーバ機能”を参照してください。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    データベースのユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    ユーザーのパスワードを指定します。

    Cols1

    項目名  データ型  NOTNULL制約

    必須

    作成するカラムナテーブルの項目名をカンマ区切りで指定します。指定方法は以下のとおりです。

    [項目名] [データ型] [NOT NULL]

    (例)項目名“col1”、“col2”、“col3”を指定する場合。

    col1 integer NOT NULL, col2 char(10), col3 char(10) NOT NULL

    項目名に使用できる文字と項目数の上限は、“A.1 データベースサーバ機能”を参照してください。

    使用できるデータ型は、“H.1 データ型”を参照してください。

    ポイント

    NOTNULL制約の指定
    列に値の指定が必要な制約を設けたい場合に指定します。
    NOTNULL制約が不要の場合は項目名とデータ型のみ指定してください。

    注意

    指定する値が無い場合でも、変数を削除しないでください。

    Cols2
    Cols3
    Cols4
    Cols5
    Cols6
    Cols7
    Cols8
    Cols9
    Cols10

    項目名  データ型  NOTNULL制約

    任意

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    [格納構造作成]ノード

    変数名

    パラメーター名

    必須/任意

    値の説明

    DB

    データベース名

    必須

    [カラムナテーブル作成]ノードで指定したデータベース名を指定します。

    SCM

    スキーマ名

    必須

    [カラムナテーブル作成]ノードで指定したスキーマ名を指定します。

    TBL

    テーブル名

    必須

    [カラムナテーブル作成]ノードで指定したカラムナテーブルの名前を指定します。

    UserName

    ユーザー名

    必須

    [カラムナテーブル作成]ノードで指定したユーザー名を指定します。

    Password

    パスワード

    必須

    [カラムナテーブル作成]ノードで指定したパスワード名を指定します。

    InstallPath

    SymfowareAnalyticsServerインストールパス

    必須

    DWHサーバのインストールディレクトリを絶対パスで指定します。

    参考

    [カラムナテーブル作成]ノードで作成するカラムナテーブルは、“E.5.9 カラムナテーブル格納”で格納するデータに応じて作成してください。

    注意

    • 値には1023文字まで入力できます。

    • Cols1~Cols10の値には複数の項目を入力することができます。1023文字を超える場合は、以下のようにカンマで終わるように入力し、次の項目からは次のColsの値に入力してください。

      Cols1=col1 char(1) NOT NULL,col2 date NOT NULL,col3 time,....,coln integer,
      Cols2=coln1 integer,coln2 float NOT NULL

      なお、Cols2~Cols10の値は空白のままでも問題ありません。

  4. テンプレートとの接続
    以下の手順でテンプレートと出力データストアを接続します。

    1. [データストア一覧パネル]から作成した出力データストアを分析フローパネルにドラッグアンドドロップして配置します。

    2. [処理結果格納(ビルトイン)]ノードの出力コネクターから、配置した出力データストアの入力コネクターに向かってドラッグアンドドロップし、エッジで接続します。それぞれの[処理結果格納(ビルトイン)]ノードに対して、1つずつ出力データストアを接続するようにしてください。

  5. データ加工フローの実行
    以下の手順でデータ加工フローを実行します。

    1. メニューバーの[プロジェクト]-[上書き保存]を選択し、データ加工フローを保存します。

    2. [分析フロー一覧パネル]から保存したデータ加工フローを選択し、右クリックメニューの[配備]を選択してデータ加工フローを配備します。

    3. メニューバーの[実行]-[開始]を選択して実行します。ステータスバーの表示が「実行中」となります。
      正常終了すると、以下の画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。ステータスバーの表示が「実行中」から「実行完了」になります。

      参考

      カラムナテーブル作成が失敗した場合、ステータスバーの表示が「エラー」となり、[エラー]ダイアログが表示されます。エラーの原因を調査し、データ加工フローを修正してください。
      調査方法は、“Interstage Business Analytics Modeling Server 分析フロー設計・開発ガイド”の“分析フローを実行”の手順3を参照してください。エラーメッセージは、“Symfoware Server メッセージ集”を参照するか、またはエラーメッセージに記載された内容を確認し、ノードのパラメーターを修正してください。また、必要に応じてテンプレートを修正してください。解決できない場合は当社技術員に連絡してください。