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Symfoware Analytics ServerV12.2.0 利用ガイド
FUJITSU Software

3.12.14 パラメーター変更

Symfoware Analytics Serverは、データベースの動作環境に関する各種情報を以下のファイルに保持しています。

業務や運用に合わせて、上記のファイルのパラメーターをテキストエディタで直接編集してください。

注意

パラメーターの変更は、DWHサーバ管理者ユーザーが行ってください。

3.12.14.1 postgresql.conf

エラーログの設定

WindowsWindowsの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

event_source

複数のDWHサーバを利用する場合、イベントログに出力するメッセージを識別するためにメッセージにつけるイベントソース名を指定します。

デフォルトは、PostgreSQLです。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。
サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを画面とイベントログに出力するように、“stderr, eventlog”を指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。
これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。
詳細は、“PostgreSQL文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

LinuxLinuxの場合

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

logging_collector

DWHサーバが出力するメッセージをサーバログファイルに出力するように、“on”を指定します。
サーバログファイルは、データベースクラスタ内のpg_logディレクトリの下に作成されます。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

syslog_ident

複数のインスタンスを利用する場合、システムログに出力するメッセージを識別するためにメッセージにつけるラベルを指定します。

pg_ctlコマンドのreloadオプション

log_destination

DWHサーバが出力するメッセージを画面とシステムログに出力するように、“stderr,syslog”を指定します。

log_line_prefix

DWHサーバが出力するメッセージの先頭につける情報を指定します。
これらの情報はメッセージの自動監視に便利です。
SQLSTATE値、出力時刻、実行したホスト、アプリケーション名、ユーザーIDを出力することができます。
詳細は、“PostgreSQL文書”の“何をログに”を参照してください。

例)log_line_prefix = '%e: %t [%p]: [%l-1] user = %u,db =

%d,remote = %r app = %a '

接続に関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

listen_addresses

クライアントアプリケーションからの接続をサーバが監視する TCP/IP アドレスを指定します。
この値は、ホスト名をコンマで区切ったリストまたは数値によるIPアドレスです。*という特別なエントリーは利用可能な全てのIPインターフェースに対応します。エントリー0.0.0.0は全てのIPv4アドレスの監視をそしてエントリー::は全てのIPv6アドレスの監視を許容します。
リストが空の場合、サーバはいかなるIPインターフェースも全く監視しないで、Unixドメインソケットのみを使用して接続が行われます。

デフォルトの値はlocalhostで、ローカルなTCP/IP “loopback”接続のみ許可します。

  • symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • マシンの再起動

superuser_reserved_connections

DWHサーバを管理するために使用する接続を予約するために使用します。この値は以下の説明をもとに加算して設定します。

  • 自動バキューム機能でDWHサーバの起動中に常時使用 ... 3つ

  • バックアップやインデックス再構築などの保守のために管理者が接続 ... 1つ

  • pgAdminの動作時に使用 ... 使用するクライアントの数

デフォルト値は3です。

max_connections

DWHサーバへの同時接続数 + superuser_reserved_connectionsの値を指定します。

デフォルト値および最大値は100です。

カラムナテーブルに関する設定

パラメーター名

設定値

設定を有効にする方法

bypass_pgexec.enable

カラムナテーブル専用のSQLエンジンを使用するか否かを指定します。
使用しない設定にした場合、カラムナテーブルは読み込み専用の表となります。

以下の値で指定します。

  • true:使用する

  • false:使用しない

デフォルト値は“true”です。

  • システム全体を有効化する場合
    symasstart(システムの起動コマンド)の実行

  • 接続中のコネクションのみを有効化する場合
    SET文の実行

参照

その他のパラメーターについては、“PostgreSQL文書”の“サーバの設定”を参照してください。

3.12.14.2 システム関数制御パラメーター

システム関数の各動作を制御するパラメーターについて説明します。

システム関数の制御パラメーターは、以下のどちらかの方法で指定します。

これらのパラメーターは、システム関数pgxa_import_to_table、pgxa_export_from_table、pgxa_import_fixed_data、およびpgxa_export_fixed_dataを使用する場合に指定できます。

表3.13 制御パラメーター一覧

パラメーター名

説明

省略値

symas_ext.logdir

ログの出力先ディレクトリを指定します。

null

symas_ext.workdir

作業用ディレクトリを指定します。

null

symas_ext.quotation

csv形式で出力する場合の、囲み文字を指定します。以下のどちらかを指定してください。

  • "(ダブルクォーテーション)

  • '(シングルクォーテーション)

'(シングルクォーテーション)

symas_ext.overwrite

出力ファイルが存在する場合の操作を指定します。以下のどちらかを指定してください。

  • true:上書きします。

  • false:エラーにします。

false

参照

その他のパラメーターについては、“PostgreSQL文書”の“サーバの設定”を参照してください。