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Interstage Application Server/Interstage Business Application Server Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

21.1.1 業務ユニットの削除時の異常

業務ユニットの削除時に異常が発生した場合の対処方法について説明します。


業務ユニットの削除に失敗する

isbizadminコマンドのdeleteサブコマンドを使用して業務ユニットの削除に失敗した場合、以下の手順で削除し直してください。


RHEL7の場合
  1. 削除する業務ユニットを停止します。

    停止方法については、「8.1.2 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。


  2. 削除する業務ユニットで運用している各サービスを、以下の手順で削除します。


    Interstage PCMIサービス

    削除する業務ユニットのPCMIサービスに対して、以下を実施します。

    1. 自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

      自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停止しない場合の設定方法」を参照してください。

    2. 以下のserviceファイルを削除します。

      /usr/lib/systemd/system/FJSVpcmiisje6-CLDdefault_<業務ユニット名>.service

    Interstage HTTP Server 2.2

    削除する業務ユニット上のすべてのWebサーバで、以下を実施します。

    1. 自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

      自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動止しない場合の設定方法」を参照してください。

    2. 以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを削除します。

      <業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/bin/ahsservicectl delete <Webサーバ名>
  3. sudoersファイルを編集します。

    業務ユニット管理者にコマンドの実行権限を付加するために設定した内容を削除します。

    削除内容については、「8.1.1 業務ユニットの作成・初期設定」を参照してください。


  4. 以下のディレクトリを削除します。

    /etc/systemd/system/system-isas-default-<業務ユニット名>.slice.d
  5. 以下のsliceファイルを削除します。

    /usr/lib/systemd/system/system-isas-default-<業務ユニット名>.slice
  6. 以下を実行して、削除した情報をsystemdに反映させます。

    /usr/bin/systemctl daemon-reload
  7. 以下の業務ユニットのルートディレクトリを削除します。

    /var/opt/FJSViscopt/default/<業務ユニット名>

RHEL6の場合
  1. 全業務ユニット名の一覧を取得します。

    取得方法については、「業務ユニット名」を参照してください。


  2. 手順1で取得した全業務ユニットをすべて停止します。

    停止方法については、「8.1.2 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。


  3. 削除する業務ユニットで運用している各サービスを削除します。


    Interstage PCMIサービス

    削除する業務ユニットのPCMIサービスに対して、以下を実施します。

    1. 自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

      自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停止しない場合の設定方法」を参照してください。

    2. 以下のRCスクリプトを削除します。

      /etc/init.d/FJSVpcmiisje6-CLDdefault_<業務ユニット名>

    Interstage HTTP Server 2.2

    削除する業務ユニット上のすべてのWebサーバで、以下を実施します。

    1. 自動起動/自動停止するように設定している場合は、自動起動/自動停止しないように設定します。

      自動起動/自動停止しない設定については、「自動起動/自動停止しない場合の設定方法」を参照してください。

    2. 以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを削除します。

      <業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/bin/ahsservicectl delete <Webサーバ名>
  4. sudoersファイルを編集します。

    業務ユニット管理者にコマンドの実行権限を付加するために設定した内容を削除します。

    削除内容については、「8.1.1 業務ユニットの作成・初期設定」を参照してください。


  5. /etc/cgconfig.confファイルの、isas-default-<業務ユニット名>の設定部分を削除します。

    業務ユニット名「biz1」の場合

    group「isas-default-biz1」の設定部分を、以下の太字のstartコメント行からendコメント行まで削除します。

     
    #Fujitsu-cgroup-isas-default-biz1-start group isas-default-biz1 { perm { task { uid = bizuser1; gid = bizgroup1; } admin { uid = root; gid = root; } } cpu { cpu.shares = "500"; } cpuacct { } memory { memory.limit_in_bytes = "2G"; } } #Fujitsu-cgroup-isas-default-biz1-end
  6. 以下の業務ユニットのルートディレクトリを削除します。

    /var/opt/FJSViscopt/default/<業務ユニット名>
  7. OSを再起動します。


  8. 削除した業務ユニットを除いた、手順1で取得した全業務ユニットをすべて起動します。

    起動方法については、「8.1.2 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。