8.1.4 業務ユニットの情報確認

業務ユニットの以下の情報が確認できます。

業務ユニット名

作成済みの業務ユニット名は、業務ユニットのルートディレクトリで確認します。

以下に示す業務ユニットのルートディレクトリのパスから、業務ユニット名の一覧が取得できます。

/var/opt/FJSViscopt/default/<業務ユニット名>

業務ユニット管理者名／業務ユニット管理グループ名

業務ユニット管理者名は、業務ユニットのルートディレクトリの所有者で確認します。

また、業務ユニット管理グループ名は、業務ユニットのルートディレクトリのグループで確認します。

IPアドレス

IPアドレスは、各サービスに設定されています。

各サービスに応じて確認します。

例

Java EE 6で確認する場合

domain.xml（<業務ユニットのルートディレクトリ>/isje6/var/domains/domain1/config/domain.xml）においてname属性に「server-config」が設定されているconfigタグ配下にある、name属性に「admin-listener」が設定されているnetwork-listener要素のaddress属性を参照することにより、確認できます。
以下は、IPアドレスに192.0.2.1が設定されている場合のdomain.xmlの例です。

<config name="server-config">
  <network-config>
    <network-listeners>
      <network-listener ・・・ name="http-listener-1" ・・・
      <network-listener port="12011" protocol="admin-listener" address="192.0.2.1" transport="tcp"
        name="admin-listener" thread-pool="admin-thread-pool"></network-listener>

Interstage HTTP Server 2.2で確認する場合

Webサーバ一覧ファイル(<業務ユニットのルートディレクトリ>/ahs/etc/servers.conf)に、業務ユニット上に作成されている全Webサーバの環境定義ファイル(httpd.conf)のパスが設定されています。

IPアドレスは、各環境定義ファイルのListenディレクティブの値で確認できます。

リソース制御情報

RHEL7の場合

systemctlコマンドで確認します。

/usr/bin/systemctl show --no-pager -p MemoryLimit -p CPUShares system-isas-default-<業務ユニット名>.slice

RHEL6の場合

cggetコマンドで確認します。

/bin/cgget -r memory.limit_in_bytes -r cpu.shares isas-default-<業務ユニット名>

参照

cggetコマンドについては、オペレーションシステムのマニュアルを参照してください。