名前
isbizbackout - 業務ユニットに反映された修正の取消し
形式
isbizbackout [-y] bizname
機能説明
指定された業務ユニットに反映された修正を取り消して、修正反映前の状態に戻します。
モジュール以外に、修正反映後に更新した定義情報や、配備したアプリケーションなども修正反映前の状態に戻ります。
取消しを行う前に、取消し後の修正レベルと現在の業務ユニットの修正レベルを表示し、業務ユニットを停止したことを確認するプロンプトを表示します。
has <業務ユニット名> been stopped? (y/n)>
プロンプトに対して、y、Y、Yesなどの肯定を示す文字が入力された場合は処理を継続し、それ以外が入力された場合は、0以外の戻り値で処理を中止します。業務ユニットを停止していない場合は処理を中止し、業務ユニットを停止してから本コマンドを再度実行してください。
業務ユニットの停止方法については、「12.1 業務ユニットの起動・停止」を参照してください。
修正レベルは以下の形式で表示されます。
[<業務ユニット名> backup] <修正番号> <適用日時> <コンポーネント名> <コンポーネントバージョン> ... [<業務ユニット名>] <修正番号> <適用日時> <コンポーネント名> <コンポーネントバージョン> ...
[<業務ユニット名> backup]の下に表示される情報が取消し後の修正レベル、[<業務ユニット名>]の下に表示される情報が現在の修正レベルです。
<適用日時>は基本製品に修正が適用された日時で、年4桁・月2桁・日2桁・時間2桁・分2桁・秒2桁の「YYYY/MM/DD hh:mm」の形式です。各項目はブランクで区切られます。
反映されている修正が無い場合は、以下を表示します。
--- no fixes applied ---
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-y | 業務ユニットに反映された修正を取り消す前に確認プロンプトを表示しません。 |
オペランド
オぺランド名 | 説明 |
---|---|
bizname | 反映された修正を取り消す業務ユニットの業務ユニット名を指定します。 |
戻り値
0: 正常終了
0以外: 異常終了
注意事項
修正を取戻す前に、業務ユニット配下の資材は一旦削除されます。
「iscopt32097: clean up <業務ユニット名>」というメッセージが表示されたあとに、本コマンドがエラーで終了した場合、業務ユニットは使用できない状態になっています。エラーの原因を取り除いてから、本コマンドを再度実行してください。
使用例
業務ユニット「biz1」に反映された修正を取り消します。
# /opt/FJSViscopt/bin/isbizbackout biz1 [biz1 backup] --- no fixes applied --- [biz1] T000000LP-01 2015/05/19 14:00 ISJE6 V11.2.0_RHEL6_X64 has biz1 been stopped? (y/n)>y isbizbackout: INFO: iscopt32097: clean up biz1 isbizbackout: INFO: iscopt32097: backout biz1 isbizbackout: INFO: iscopt32001: command executed successfully.
関連項目