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Interstage Application Server/Interstage Business Application Server Consolidation Option ユーザーズガイド
FUJITSU Software

18.1 修正の適用・反映

インフラ管理者は、基本製品の以下の機能に修正を適用した場合、業務ユニットに反映する準備をします。

業務ユニット管理者は、業務の運用スケジュールに合わせて、インフラ管理者が準備した修正を業務ユニットに反映します。


基本製品に修正を適用し、個々の業務ユニットへ修正を反映する手順と、インフラ管理者と業務ユニット管理者の役割について、以下に説明します。


手順

作業

作業者

インフラ管理者

業務ユニット管理者

1

「UpdateAdvisor(ミドルウェア)」を使って、基本製品に修正を適用します。

2

iscoコマンドのmakemasterサブコマンドを実行して、業務ユニットに修正を反映するための準備をします。

3

基本製品のJDK/JREの設定ファイル(注1)を書き換えている場合は、業務ユニット管理者に、その旨を通知し、業務ユニットのJDK/JREの設定ファイルの退避を促します。

4

業務ユニットを停止します。

5

業務ユニットのJDK/JREの設定ファイル(注2)を現状維持したい場合は、退避します。

6

isbizupdateコマンドを実行して、業務ユニットに修正を反映します。

7

手順5でJDK/JREの設定ファイルを退避した場合は、ファイルを元に戻します。

8

手順4で停止した業務ユニットを起動します。(注3)

○:作業あり、-:作業なし


1) JDK/JREの動作を規定するプロパティファイルなどです。対象のファイルについては「9.1.2 makemasterサブコマンド」を参照してください。

2) JDK/JREの動作を規定するプロパティファイルなどです。対象のファイルについては「13.1 isbizupdate」を参照してください。

3) 業務ユニットの起動と同時にInterstage Java EE 6 DASサービスやIJServerクラスタを起動しない設定にしている場合は、必要に応じて、Interstage Java EE 6 DASサービスやIJServerクラスタを起動してください。Interstage Java EE 6 DASサービスやIJServerクラスタの起動方法については、Interstage Application Serverの「Java EE運用ガイド(Java EE6編)」を参照してください。


注意

  • iscoコマンドのmakemasterサブコマンドを実行しない場合、isbizupdateコマンドを実行しても業務ユニットに修正が反映されません。基本製品の、上で示した機能に修正を適用したあとは、必ずiscoコマンドのmakemasterサブコマンドを実行してください。

  • 業務ユニットに修正を反映したあと、反映した修正を取り消して、元の状態に戻すことができます。詳細については、「18.2 修正の取消し」を参照してください。