データファイルのACMバックアップに関する情報を指定する環境設定ファイルを「ACMバックアップ定義ファイル」と呼びます。
ACMバックアップ定義ファイルは、データファイルバックアップ方法が「ACM(OPC)」、「ACM(EC)」または「ACM(QuickOPC)」の場合のみ作成します。
ACMバックアップ定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。
installdir/conf/work/confname/rmfo_acmdbf.ini |
installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名
注意
環境設定名には、「20.1.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)」の「CONF_NAME」に設定する値と同じ値を使用してください。
ACMバックアップ定義ファイルに記述する内容は、「基本情報ファイル」の「データベースファイル種別」によって異なります。
「ファイルシステムの場合」を参照してください。
「RAWの場合」を参照してください。
「ASMの場合」を参照してください。
ファイルシステムの場合
ACMバックアップ定義ファイルには、1行につき1つの業務ボリュームに関する情報を指定します。
ACMバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
マウントポイント名|業務ボリューム|バックアップ1|バックアップ2|バックアップ3 |
ACMバックアップ定義ファイルの1行に設定する情報を、以下に示します。
項目名 | 設定値 |
---|---|
マウントポイント名 | ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のマウントポイントを絶対パスで指定してください。
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業務ボリューム | マウントポイント名に対応した、物理ディスクのボリュームを指定してください。
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バックアップ1 | 業務ボリュームに対応した1世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。
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バックアップ2 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「2」以上を指定した場合、2世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が1世代の場合は、空欄にしておいてください。
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バックアップ3 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合、3世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が2世代以下の場合は、空欄にしておいてください。
|
注意
データファイル(表領域)が格納されている領域をすべて指定してください。
設定値を区切る「|」は省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
業務ボリューム、バックアップボリュームは、ACMのswsrpvolinfoコマンドで表示されるOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
マウントポイント、業務ボリューム、および、バックアップ1には、必ず値を設定してください。
バックアップ2は、バックアップ管理世代を2世代以上に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を1世代に設定する場合は、指定する必要はありません。
バックアップ3は、バックアップ管理世代を3世代に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を2世代以下に設定する場合は、指定する必要はありません。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
RAWの場合
ACMバックアップ定義ファイルには、1行につき1つの業務ボリュームに関する情報を指定します。
ACMバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
表領域|業務ボリューム|バックアップ1|バックアップ2|バックアップ3 |
ACMバックアップ定義ファイルの1行に設定する情報を、以下に示します。
項目名 | 設定値 |
---|---|
表領域 | ターゲットデータベースの表領域名を指定します。一時表領域は設定しないでください。
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業務ボリューム | ターゲットデータベースの表領域に割り当てられたデータファイルに対応するブロック型論理デバイスのボリュームを指定してください。
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バックアップ1 | 業務ボリュームに対応した1世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。
|
バックアップ2 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「2」以上を指定した場合、2世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が1世代の場合は、空欄にしておいてください。
|
バックアップ3 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合、3世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が2世代以下の場合は、空欄にしておいてください。
|
注意
すべての表領域が格納されているボリュームに対して設定を行ってください。
制御ファイル、オンラインREDOログ・ファイル、一時表領域などのデータファイル(表領域)以外のデータベースファイルが格納されたボリュームは設定しないでください。
設定値を区切る「|」は、設定値を指定しない場合でも省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
業務ボリューム、バックアップボリュームは、”/opt/FJSVswsrp/bin/swsrpvolinfo”コマンドのOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
表領域、業務ボリューム、および、バックアップ1には、必ず値を設定してください。
バックアップ2は、バックアップ管理世代を2世代以上に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を1世代に設定する場合は、指定する必要はありません。
バックアップ3は、バックアップ管理世代を3世代に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を2世代以下に設定する場合は、指定する必要はありません。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。
ASMの場合
ACMバックアップ定義ファイルには、1行につき1つの業務ボリュームに関する情報を指定します。
ACMバックアップ定義ファイルの形式は、以下のとおりです。
ASMディスク・グループ名|業務ボリューム|バックアップ1|バックアップ2|バックアップ3 |
ACMバックアップ定義ファイルの1行に設定する情報を、以下に示します。
項目名 | 設定値 |
---|---|
ASMディスク・グループ名 | ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域のASMディスク・グループ名を指定してください。
|
業務ボリューム | ターゲットデータベースのデータファイル(表領域)が格納されている領域の、物理ディスクのボリュームを指定してください。
|
バックアップ1 | 業務ボリュームに対応した1世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。
|
バックアップ2 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「2」以上を指定した場合、2世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が1世代の場合は、空欄にしておいてください。
|
バックアップ3 | 「バックアップ基本情報ファイル」の「バックアップ管理世代数」に「3」を指定した場合、3世代目のACMバックアップ先ボリュームを指定します。 バックアップ管理世代数が2世代以下の場合は、空欄にしておいてください。
|
注意
データファイル(表領域)が格納されているASMディスク・グループをすべて指定してください。
設定値を区切る「|」は、設定値を指定しない場合でも省略できません。
「|」の前後に、空白およびタブを入れないでください。
空行を入れないでください。
最大行数は1024行です。
業務ボリューム、バックアップボリュームは、ACMのswsrpvolinfoコマンドで表示されるOriginal-Volume、Replica-Volumeを「@」以降のノード名(論理ノード名)も含めて指定してください。
ASMディスク・グループ名、業務ボリューム、および、バックアップ1には、必ず値を設定してください。
バックアップ2は、バックアップ管理世代を2世代以上に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を1世代に設定する場合は、指定する必要はありません。
バックアップ3は、バックアップ管理世代を3世代に設定する場合のみ設定してください。バックアップ管理世代を2世代以下に設定する場合は、指定する必要はありません。
参照
swsrpvolinfoコマンドについては、「ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド」を参照してください。