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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

20.1.12 リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル(rmfo_catalog.ini)

リカバリ・カタログ・データベースに関する情報を指定する環境設定ファイルを「リカバリ・カタログ・データベース定義ファイル」と呼びます。

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/work/confname/rmfo_catalog.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

注意

環境設定名には、「20.1.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)」の「CONF_NAME」に設定する値と同じ値を使用してください。

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。

各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。

パラメーター名=パラメーター値

リカバリ・カタログ・データベース定義ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。

パラメーター名

説明

パラメーター値

R_DB_NAME

データベース名(ORACLE_SID)

リカバリ・カタログ・データベースのデータベース名を指定してください。
リカバリ・カタログ・データベースはRMfO環境設定時に作成しますので、未使用のデータベース名を指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字です。

  • 最大長は8文字です。

  • 半角英字から始まる値を指定してください。

R_ORA_HOME

ORACLE_HOME

リカバリ・カタログ・データベースのORACLE_HOMEを絶対パスで指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および、「_」、「/」、「-」、「:」、「.」です。

  • 128文字以内を推奨します。

  • 「/」から始まる値を指定してください。

  • パスの最後に「/」を入れないでください。

  • パスの中に「//」を含まないでください。

R_LSNR_NAME

リスナー名

リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー名を指定してください。リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーは、RMfOが環境設定時に作成しますので、未使用のリスナー名を指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字および「_(アンダーバー)」です。

  • 最大長は、64文字です。

  • 半角英字から始まる値を指定してください。

R_PORT

ポート番号

リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナーが使用するポート番号を指定してください。リカバリ・カタログ・データベース接続用リスナー用のポート番号は、RMfOが環境設定時に割り当てます。未使用のポート番号を指定してください。

指定できる値は、1024~65535です。

R_USER

リカバリ・カタログ・ユーザー名

リカバリ・カタログ・ユーザー名を指定してください。

  • 指定可能な文字は、半角英数字と「_」、「#」、「$」です。

  • 最大長は30文字です。

  • 半角英字で始まる値を指定してください。

R_PROCESSES

同時接続可能OSユーザー・プロセス最大数

リカバリ・カタログ・データベースで使用する初期化パラメータのPROCESSESを変更します。

指定できる値の範囲は0~999で、デフォルト値は150です。

R_SGATARGET

SGAコンポーネント合計サイズ

リカバリ・カタログ・データベースで使用する初期化パラメータのSGA_TARGETを変更します。

指定できる値の範囲は0~9999で、デフォルト値は640(MB)です。

R_TEMPSIZE

一時表領域サイズ

リカバリ・カタログ・データベースで使用する一時表領域のサイズを変更します。

指定できる値の範囲は0~9999で、デフォルト値は300(MB)です。

注意

  • すべてのパラメーター名を記載してください。

  • すべてのパラメーター値を設定してください。

  • 「=」(等号)の前後に空白およびタブを入れないでください。

  • 空行を入れないでください。