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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

20.1.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)

データベースサーバおよびターゲットデータベースについての基本的な情報を指定する環境設定ファイルを「基本情報ファイル」と呼びます。

基本情報ファイルは、以下のファイルパス名で作成してください。

installdir/conf/work/confname/rmfo_system.ini

installdir : 本製品のインストールディレクトリ
confname : 環境設定名

注意

環境設定名には、「20.1.1 基本情報ファイル (rmfo_system.ini)」の「CONF_NAME」に設定する値と同じ値を使用してください。

基本情報ファイルには、1行につき1つのパラメーターを指定します。

各行は、パラメーター名とパラメーターを「=(等号)」で区切って、以下の形式で指定します。

パラメーター名=パラメーター値

基本情報ファイルに設定するパラメーターを、以下に示します。

パラメーター名

説明

パラメーター値

OPE_TYPE

運用種別

ターゲットデータベースの運用種別を以下の数値で指定してください。

  • 1 : オンライン

CONF_NAME

環境設定名

環境設定名を指定してください。他のオンライン運用の環境設定名およびオフライン運用の環境設定名と重複することはできません。

  • 指定可能な文字は、半角英数字と「_」です。

  • 最大長は16文字です。

  • 半角英字で始まる値を指定してください。

DB_TYPE

データベース運用形態

ターゲットデータベースの運用形態を、以下の数値で指定してください。本製品のSE版をご利用の場合は、「1:シングル」を指定してください。

  • 1 : シングル

  • 2 : HA

  • 3 : RAC

DBF_TYPE

データベースファイル種別

ターゲットデータベースのデータベースファイル種別を、以下の数値で指定してください。

  • データベース運用形態がシングル・HAの場合

    • 1 : ファイルシステム

    • 2 : RAW (*1)

  • データベース運用形態がRACの場合

    • 3 : ASM

(*1) 「20.1.2 Oracle定義ファイル (rmfo_database.ini)」の「ORA_VL」に「2 : 12.1.0」を指定する場合、「2 : RAW」は指定できません。

BK_TYPE

データファイルバックアップ方法

ターゲットデータベースのデータファイルバックアップ方法を以下の数値で設定してください。

  • 1 : RMAN

  • 2 : ACM(OPC)

  • 3 : ACM(EC)

  • 4 : ACM(QuickOPC)

注意

  • すべてのパラメーター名を記載してください。

  • すべてのパラメーター値を設定してください。

  • 「=」(等号)の前後に、空白およびタブを入れないでください。

  • 空行を入れないでください。

  • 「BK_TYPE」に「ACM(EC)」を指定した場合、バックアップ運用に関して注意が必要です。詳細は、「3.3.8 EC同期」を参照してください。