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ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 16.2 説明書
FUJITSU Storage

4.2.7 領域のサイズ

本製品で使用する領域において、各領域のサイズについて説明します。

注意

  • 以降に記載するサイズは、最小値です。見積りサイズ以上の十分な領域を用意してください。


ターゲットデータベース領域

ターゲットデータベース資源の格納領域のサイズは、以下のとおりです。


オンライン系の運用の場合

アーカイブログ領域以外の下記の領域のサイズは、ターゲットデータベースの方式設計に依存します。
本製品でのサイズの制約はありません。

  • データファイル領域

  • 一時ファイル領域

  • 制御ファイル領域

  • オンラインREDOログ・ファイル領域

  • SPFILE領域

  • スタンバイREDOログ・ファイル領域


アーカイブログ領域のサイズは、以下のとおりです。

  • アーカイブログの削除周期の間に発生するアーカイブログを保存できるだけの領域サイズを用意してください。

  • オンライン復旧時に、オンラインバックアップ運用やオンラインアーカイブログバックアップ運用でバックアップされたアーカイブログのうち、リストア対象世代以降のアーカイブログをすべて格納できる領域サイズを用意してください。


オフライン系の運用の場合

下記のすべての領域のサイズは、ターゲットデータベースの方式設計に依存します。
本製品でのサイズの制約はありません。

  • データファイル領域

  • 一時ファイル領域

  • 制御ファイル領域

  • オンラインREDOログ・ファイル領域

  • アーカイブログ領域

  • SPFILE領域

  • スタンバイREDOログ・ファイル領域


管理領域

管理領域のサイズは、以下のとおりです。


オンライン系の運用の場合
RMfO管理領域

11GB以上の領域が必要です。

注意

  • オフライン運用で使用するRMfO管理領域とは必要サイズが異なります。

  • オンライン運用環境設定で、リカバリ・カタログ・データベースの一時ファイルサイズをデフォルトサイズより大きくする場合、RMfO管理領域のサイズを、増やした一時ファイルサイズ分、多く見積もる必要があります。RMfO管理領域には、十分な容量の領域を用意してください。


オフライン系の運用の場合
RMfO管理領域

1GB以上の領域が必要です。

注意

  • オンライン運用で使用するRMfO管理領域とは必要サイズが異なります。


作業領域

作業領域のサイズは、以下のとおりです。


オンライン系の運用の場合
スナップショット制御ファイル領域

ターゲットデータベースの制御ファイルと同等サイズ以上の領域が必要です。


オフライン系の運用の場合

対象領域はありません。


バックアップ領域

バックアップ資源の格納領域のサイズは、以下のとおりです。


オンライン系の運用の場合
データファイルバックアップ領域(RMAN)

バックアップ管理世代数を考慮した領域サイズが必要となります。
不要バックアップ削除タイミングと同一領域指定により、領域サイズの見積り式が異なります。

不要バックアップ
削除タイミング

同一領域指定

1領域当たりのサイズ

領域数

後削除

世代ごとに別領域

n×2

バックアップ管理世代数

後削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数+1)

1

前削除

世代ごとに別領域

n

バックアップ管理世代数

前削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数)

1

n = ターゲットデータベースのデータファイルサイズの総和サイズ以上

データファイルバックアップ領域(ACM)

ターゲットデータベースのデータファイル領域のボリュームと同じサイズが必要です。
バックアップ管理世代数分の領域が必要です。

制御ファイルバックアップ領域

バックアップ管理世代数を考慮した領域サイズが必要となります。
不要バックアップ削除タイミングと同一領域指定により、領域サイズの見積り式が異なります。

不要バックアップ
削除タイミング

同一領域指定

1領域当たりのサイズ

領域数

後削除

世代ごとに別領域

n×2

バックアップ管理世代数

後削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数+1)

1

前削除

世代ごとに別領域

n

バックアップ管理世代数

前削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数)

1

n = ターゲットデータベースの1つの制御ファイルと同等サイズ以上

アーカイブログバックアップ領域

バックアップ管理世代数を考慮した領域サイズが必要となります。
不要バックアップ削除タイミングと同一領域指定により、領域サイズの見積り式が異なります。

不要バックアップ
削除タイミング

同一領域指定

1領域当たりのサイズ

領域数

後削除

世代ごとに別領域

n×2

バックアップ管理世代数

後削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数+1)

1

前削除

世代ごとに別領域

n

バックアップ管理世代数

前削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数)

1

n = アーカイブログの削除を実施する周期の間で発生するアーカイブログの総和サイズ以上

注意

  • RAC構成の場合は、全ノードで発生するアーカイブログが対象となります。

SPFILEバックアップ領域

バックアップ管理世代数を考慮した領域サイズが必要となります。
不要バックアップ削除タイミングと同一領域指定により、領域サイズの見積り式が異なります。

不要バックアップ
削除タイミング

同一領域指定

1つの領域サイズ

領域数

後削除

世代ごとに別領域

n×2

バックアップ管理世代数

後削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数+1)

1

前削除

世代ごとに別領域

n

バックアップ管理世代数

前削除

全世代で同一領域

n×(バックアップ管理世代数)

1

n = SPFILEと同等サイズ以上


注意

  • データファイル、制御ファイル、アーカイブログ、SPFILEのRMANバックアップセットのサイズは、バックアップ元のファイルサイズとは異なります。バックアップ元のファイルサイズより大きくなることも考えられますので、各バックアップ領域には、十分な領域を用意してください。

参照


オフライン系の運用の場合
オフラインバックアップ領域

オフラインバックアップの対象資源のデータベースファイルが配置されているボリュームと同じサイズのボリュームが必要となります。