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PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.3

8.1.2 クラスタアプリケーションの運用属性の変更

クラスタアプリケーションの運用属性の変更は、以下のようになります。

◆操作手順

  1. RMSを停止する

    RMSを起動している場合は、“7.2.1.2 RMSを停止する”を参照して、RMSを停止してください。

  2. 対象のuserApplicationの運用属性を変更する

    “Global Cluster Services”画面で、<userApplication Configuration Wizard>を選択します。
    “userApplication Configuration Wizard”画面の左のツリーから、変更したいuserApplicationを選択し、マウスの右ボタンをクリックして表示されるポップアップメニューで[userApplicationやResourceの変更]を選択します。

ポイント

クラスタアプリケーションの変更は、userApplication Configuration Wizardのトップメニューで[userApplicationやResourceの変更]を選択し、<次へ>をクリックすることでも行えます。

運用属性を変更します。各運用属性については、“6.7.5 属性の説明”を参照してください。

運用属性の変更が終了したら、登録します。<登録>ボタンをクリックし、RMS Configurationに登録します。

RMS Configurationへの登録が完了し、RMS Configurationの配布が可能であると判断された場合は、以下のメッセージ画面が表示されます。

他のクラスタアプリケーションの運用属性や、リソースの属性を変更しない場合は、<はい>をクリックしてください。

参考

PRIMECLUSTERはユーザのニーズに応じて、userApplicationの運用属性がCUI操作で設定可能となっています。
以下に、userApplicationオブジェクトの運用属性、および環境変数と、その設定可能な値について示します。

表8.1 userApplicationオブジェクトの運用属性一覧

対象動作

userApplication属性/環境変数

設定値
(太字:デフォルト)

意味

フェイルオーバ動作

AutoSwitchOver

No

自動フェイルオーバしない

HostFailure

ノード故障時フェイルオーバする

ResourceFailure

リソース故障時フェイルオーバする

Shutdown

RMS停止時フェイルオーバする

リソースの非活性失敗時の動作

HaltFlag

No

ノードを強制停止しない

Yes

ノードを強制停止する

クラスタアプリケーション起動時の動作

OnlinePriority

0

PriorityList 属性の最高位ノードが運用系となる

1

最後に運用系であったノードが運用系となる

ノード起動時のフェイルオーバ機能の動作

hvenv.local ファイルのHV_RCSTART 環境変数

0

フェイルオーバ機能を自動起動しない

1

フェイルオーバ機能を自動起動する

故障発生ノードの扱い

PersistentFault

0

ノードの再起動後、故障発生ノードを排除しない

1

ノードの再起動後も、故障発生ノードを排除する

ホットスタンバイの動作

StandbyTransitions

No

ホットスタンバイしない

StartUp

フェイルオーバ機能の起動時にホットスタンバイする

SwitchRequest

切替え操作後にホットスタンバイする

ClearFaultRequest

故障クリア操作後にホットスタンバイする