参考
COBOLアプリケーションでカーソル行/桁位置を設定するには、カーソル位置項目による設定で対応してください。
オペレータが入力を開始する行/桁位置を指定します。
PSINT PSFUNCTION ps_set_caret_lc (
PSFILE psfile,
PSPLCPOINT pLcPoint);
psfile | : | オープン処理で獲得した表示ファイル識別子を指定します。 |
pLcPoint | : | カーソルの行/桁位置を設定した行/桁座標構造体へのポインタを指定します。 |
画面への入力を要求するときにカーソルを定義体の左上を基準にして10桁、10行目に表示させます。
PSFILE psfile; SAMPLE samp; PSLCPOINT LcPoint; ~ ps_set_formatsize(psfile, "SAMPLE",s_SAMPLE); LcPoint.column = 10; LcPoint.line = 10; ~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~ ps_write(psfile, PS_WRITE_NORMAL, "SCREEN", &samp, 0); ps_set_caret_lc(psfile, &LcPoint); ps_read(psfile, PS_READ_NOERASE, "SCREEN", 0); ~
正常終了時には0が返されます。エラー発生時には1または2が返されます。psfileの指定に誤りがある場合には2が、それ以外のエラーの場合には1が返されます。1が返された場合には通知コードの獲得で通知コードを獲得してエラー原因を識別できます。
処理中にオペレータがタスクリストからの終了を選択すると-1が返されます。その場合、利用者プログラムは必ず実行を終了してください。
項目へのカーソル設定とカーソル行/桁位置の設定を同時に使用した場合、カーソル行/桁位置の設定で設定した値の方が有効となります。
カーソル設定を行う定義体は、すでに表示しておきます。また、オープン直後で定義体を表示する前にカーソル行/桁の設定を行うと、シーケンスエラーが通知されます。