入力開始時にカーソルを設定する項目を指定します。ディスプレイ機能でだけ有効な機能です。
void ps_set_item_cursor(
PSPUCHAR field,
PSUCHAR value);
field | : | 属性を設定する項目を指定します。 | ||
value | : | カーソルを設定するかどうかを指定します。値とその意味は以下のとおりです。 | ||
PS_CURSOR_SETCURSOR | : | カーソルを設定します。 | ||
PS_CURSOR_NORMAL | : | カーソルの設定を解除します。または、カーソル位置項目の指定を有効とします。 | ||
PS_CURSOR_EXCLUDE | : | カーソル位置項目の指定を抑止します。 |
入力開始時に項目名"R001"にカーソルを設定します。
PSFILE psfile; SAMPLE samp; PSUSHORT Error; psfile = ps_open("DSPFILE",PS_OPEN_DSP,&Error,0); ps_set_formatsize(psfile,"SAMPLE",s_SAMPLE); ~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~ ps_write(psfile,PS_WRITE_NORMAL,"SCREEN",&samp,0); ps_set_item_cursor(samp.R001,PS_CURSOR_SETCURSOR); ps_read(psfile,PS_READ_NOERASE, SCREEN",&samp,0);
入力後の項目ごとの特殊レジスタEDIT-CURSORに指定する。
特殊レジスタEDIT-CURSOR | : | カーソルを設定するかどうかを指定します。値とその意味は以下のとおりです。 | ||
" " (半角の空白) | : | カーソルの設定を解除します。または、カーソル位置項目の指定を有効とします。 | ||
"C" | : | カーソルを設定します。 | ||
"X" | : | カーソル位置項目の指定を抑止します。 |
入力開始時に項目名"R001"にカーソルを設定します。
MOVE "SAMP" TO DSP-FORMAT. MOVE " " TO DSP-MODE. MOVE "C" TO EDIT-CURSOR OF R001. MOVE "@ALLF" TO DSP-GROUP. READ ディスプレイファイル.
当関数を使用する場合、定義体作成時に項目制御部を定義する必要があります。
1つの利用者プログラムでは項目制御部の長さの異なる定義体を混在して使用することはできません。
項目へのカーソル設定とカーソル行/桁位置の設定を同時に使用した場合、カーソル行/桁位置の設定で設定した値の方が有効となります。
複数項目にカーソルを設定した場合、指定項目の先頭項目にカーソルが設定されます。
CのパラメタPS_CURSOR_SETCURSOR、もしくはCOBOLのパラメタ"C"は、入出力項目に設定したときだけ有効です。
CのパラメタPS_CURSOR_EXCLUDE、もしくはCOBOLのパラメタ"X"は、カーソル位置項目に設定したときだけ有効です。
CのパラメタPS_CURSOR_SETCURSOR、もしくはCOBOLのパラメタ"C"は、入力完了時にクリアされます。
COBOLの場合、入力処理を行う前に、特殊レジスタEDIT-CURSORを初期化してください。初期化しない場合、前回の設定内容が残り、期待した結果にならない場合があります。
当関数の戻り値はありません。