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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.3.2 出力処理

【提供インタフェース】

  

【機能説明】

  レコードデータ領域に格納しているデータを項目の属性に従って編集し、画面上またはプリンタ装置に出力します。利用者プログラムは、当機能を呼び出す前に、出力の対象となる項目のレコードデータ項目に出力データを設定します。

  使用する定義体名を定義体名とレコードデータ領域長の設定、または定義体名の設定で設定した後に、当機能を使用します。

[形式]

PSINT PSFUNCTION ps_write(
    PSFILE psfile,
    PSUSHORT mode,
    PSPSTR pGroup,
    PSPVOID pRecord,
    PSPVOID pAttr);

[パラメタ]

psfile

:

オープン処理で獲得した表示ファイル識別子を指定します。

mode

:

出力の種類を指定します。値とその意味は以下のとおりです。

PS_WRITE_NORMAL

:

通常出力を行います。

PS_WRITE_CLEAR

:

全画面消去出力を行います。

プリンタ機能で指定できる値はPS_WRITE_NORMALだけです。

pGroup

:

出力の対象とする項目群名または項目名を指定します。項目群名または項目名には、先頭から最大6文字までのNULLで終わる文字列を指定します。pGroupに0を指定すると、すべての項目が出力の対象となります。

pRecord

:

レコードデータ領域を指すポインタを指定します。

pAttr

:

リザーブです。必ず0を指定します。

[使用例]

ウィンドウ情報ファイル"DSPFILE"を使って画面をオープンし、オープンした画面に定義体"SAMPLE"を表示させます。出力の対象とする項目群名には、定義体中のすべての項目を表示させるために、"SCREEN"を指定します。

PSFILE psfile;
SAMPLE samp;
PSUSHORT Error;
psfile = ps_open("DSPFILE",PS_OPEN_DSP,&Error,0);
~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~
ps_set_formatsize(psfile,"SAMPLE",s_SAMPLE);
ps_write(psfile,PS_WRITE_NORMAL,"SCREEN",&samp,0);
~ 中略 ~
ps_close(psfile,&Error);
[診断]

  正常終了時には0が返されます。エラー発生時には1または2が返されます。psfileの指定に誤りがある場合には2が、それ以外のエラーの場合には1が返されます。1が返された場合には通知コードの獲得通知コードを獲得してエラー原因を識別できます。

  処理中にオペレータがタスクリストからの終了を選択すると-1が返されます。その場合、利用者プログラムは必ず実行を終了してください。

[形式]

WRITE レコード名.

[パラメタ]

PROCESSING MODE句

:

出力の種類を指定します。値とその意味は以下のとおりです。

空白

:

通常出力を行います。

CL

:

全画面消去出力を行います。

プリンタ機能で指定できる値は通常出力だけです。

GROUP句

:

出力の対象とする項目群名または項目名を指定します。

[使用例]

定義体SAMPの項目S001を表示します。

MOVE "SAMP" TO DSP-FORMAT.
MOVE "  " TO DSP-MODE.
MOVE "S001" TO DSP-GROUP.
WRITE SAMP.
[診断]

  FILE STATUS句に通知コードが格納されます。