レコードデータ領域に格納しているデータを項目の属性に従って編集し、画面上またはプリンタ装置に出力します。利用者プログラムは、当機能を呼び出す前に、出力の対象となる項目のレコードデータ項目に出力データを設定します。
使用する定義体名を定義体名とレコードデータ領域長の設定、または定義体名の設定で設定した後に、当機能を使用します。
PSINT PSFUNCTION ps_write(
PSFILE psfile,
PSUSHORT mode,
PSPSTR pGroup,
PSPVOID pRecord,
PSPVOID pAttr);
psfile | : | オープン処理で獲得した表示ファイル識別子を指定します。 | ||
mode | : | 出力の種類を指定します。値とその意味は以下のとおりです。 | ||
PS_WRITE_NORMAL | : | 通常出力を行います。 | ||
PS_WRITE_CLEAR | : | 全画面消去出力を行います。 | ||
プリンタ機能で指定できる値はPS_WRITE_NORMALだけです。 | ||||
pGroup | : | 出力の対象とする項目群名または項目名を指定します。項目群名または項目名には、先頭から最大6文字までのNULLで終わる文字列を指定します。pGroupに0を指定すると、すべての項目が出力の対象となります。 | ||
pRecord | : | レコードデータ領域を指すポインタを指定します。 | ||
pAttr | : | リザーブです。必ず0を指定します。 |
ウィンドウ情報ファイル"DSPFILE"を使って画面をオープンし、オープンした画面に定義体"SAMPLE"を表示させます。出力の対象とする項目群名には、定義体中のすべての項目を表示させるために、"SCREEN"を指定します。
PSFILE psfile; SAMPLE samp; PSUSHORT Error; psfile = ps_open("DSPFILE",PS_OPEN_DSP,&Error,0); ~ レコードデータ領域 samp へのデータ設定 ~ ps_set_formatsize(psfile,"SAMPLE",s_SAMPLE); ps_write(psfile,PS_WRITE_NORMAL,"SCREEN",&samp,0); ~ 中略 ~ ps_close(psfile,&Error);
WRITE レコード名.
PROCESSING MODE句 | : | 出力の種類を指定します。値とその意味は以下のとおりです。 | ||
空白 | : | 通常出力を行います。 | ||
CL | : | 全画面消去出力を行います。 | ||
プリンタ機能で指定できる値は通常出力だけです。 | ||||
GROUP句 | : | 出力の対象とする項目群名または項目名を指定します。 |
定義体SAMPの項目S001を表示します。
MOVE "SAMP" TO DSP-FORMAT. MOVE " " TO DSP-MODE. MOVE "S001" TO DSP-GROUP. WRITE SAMP.
FILE STATUS句に通知コードが格納されます。