印刷キャンセル処理とは、現在行われている印刷処理をキャンセルする機能です。
印刷キャンセルする方法として、次に示す方法があります。
利用者プログラムは、印刷キャンセル処理を行った後、クローズ処理を行ってください。
印刷キャンセル処理後にクローズ処理以外の処理を行った場合は、MEFP_RC_PRTABT(92)のエラーになります。
印刷中断ダイアログボックスからの印刷キャンセル
プリンタ情報ファイルのPRTDIALG(印刷中断ダイアログボックスの表示の有無)で「する」を指定した場合、印刷中断ダイアログボックスが表示されます。印刷中断ダイアログボックスの「取消」を選択することで、印刷を中断することができます。この時、MEFP_RC_PRTABT(92)のエラーが通知されます。
印刷中断ダイアログボックスの表示例を図に示します。
上記、XXXXXXXには、プリンタ情報ファイルのPRTID(印刷名)で指定された印刷名、またはプリンタ情報ファイル名が表示されます。
プログラムインタフェースを利用した印刷キャンセル
プリンタ装置の制御を利用することで、利用者プログラムから印刷をキャンセルすることができます。
プリンタ情報ファイルのPRTACS(印刷形態)で「多目的プリンタ機能を使っての印刷を行う」を指定した場合は、印刷キャンセルを行えません。印刷キャンセルを行うと、MEFP_RC_DISCARDCAN(7A)のエラーになります。
印刷キャンセルした場合、印刷中のジョブのキャンセルを行います。なお、印刷キャンセルの動作は、スプール設定により異なります。
各設定での印刷キャンセルの動作を下記に示します。
“全ページ分のデータをスプールしてから、印刷データをプリンタに送る”が指定されている場合は、クローズ処理時に、印刷中の該当ジョブのデータすべてがキャンセルされます。
“すぐに印刷データをプリンタに送る”または、“プリンタに直接印刷データを送る”が指定されている場合は、それまでに印刷したデータはキャンセルされません。