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MeFt V11.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.21.2 PDF出力

帳票をPDFファイルに変換して保存するには、プリンタ情報ファイルに以下を指定してください。

注意

PDF出力の指定について

動作環境について

  • システムにInterstage List Creator Enterprise Edition がインストールされていない状態で、List Creator PDF変換機能と連携しようとすると、MEFP_RC_STREAMLOAD(9H)のエラーになります。

  • 出力できるオーバレイの形式および注意事項については、List Creatorのマニュアルを参照してください。Charset Managerがインストールされていない場合は、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーとなります。

  • FORMで画面帳票定義体を作成するときに、Charset Managerがインストールされていない環境で、画面帳票定義体のコード系を「JIS8およびシフトJIS」以外で作成した場合、またはオーバレイ定義体を作成した場合は、文字化けなどの不都合が発生することがあります。Charset Managerをインストールし、FORMの「コード変換の指定」を「ADJUSTを使用する」にして更新してください。Charset Managerをインストールし、変換仕様「JEF変換タイプ」に「領域重視」を指定した環境で、オーバレイ定義体を出力すると、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーになります。コード系が「EBCDIC」の画面帳票定義体、オーバレイ定義体の出力時は、変換仕様「JEF変換タイプ」に「字形重視」を指定してください。なお、変換仕様の「JEF変換タイプ」を「字形重視」に変更することで、出力時のエラーは回避できます。しかし、一部の文字に文字化けなどの不都合が発生することがあります。

  • コードが「EBCDIC」の画面帳票定義体での固定リテラル項目の文字、およびKOL2/KOL5オーバレイ定義体の文字にJEF拡張漢字およびJEF拡張非漢字を指定している場合、Charset Managerをインストールし、Charset Managerの外字領域対応定義でJEF→Unicodeのコード対応定義を設定してください。

  • 外字の登録については、List Creatorのマニュアルを参照してください。

  • 文字コード規格「JIS X 0213:2004(JIS2004)」で追加された文字(サロゲートペア)を出力する場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V9.3.0以降が必要です。V9.2.0以前を使用した場合、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーとなります

  • 作成したPDFファイルを表示または印刷する場合の注意事項については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。

出力ページ制御について

印刷情報の指定について

  • PRTACS(印刷形態)に、「多目的プリンタ機能を使っての印刷を行う」を指定した場合は、MEFD_RC_OPEN(10)のエラーとなります。

  • 帳票定義体での印刷範囲の設定は、無効となります。

  • LP印刷は、定義体で指定した属性を有効としてLP用紙に印刷したイメージを変倍でA4横に縮小して出力されます。

  • プリンタ情報ファイルのCMPCTTYPE(コンパクト印刷タイプ指定)は無効となります。

オーバレイについて

  • 出力できるオーバレイの形式および注意事項については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。

項目の装飾について

  • List Creator PDF変換機能がサポートしているフォントを利用できます。サポートしているフォントについては、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。

  • 帳票定義体に指定されている項目は、明朝体で出力されます。ゴシック体で出力する場合は、プリンタ情報ファイルのMAPFONT(置換フォント指定)を使用して、項目に指定されているフォント名を"FUJゴシック体"に置き換えてください。
    また、帳票定義体で縦書きフォント("@"付きフォント)を指定している項目は、横書きで出力されます。縦書きフォントで出力する場合は、プリンタ情報ファイルのMAPFONT(置換フォント指定)を使用して、項目に指定されているフォント名を"@FUJ明朝体"、または"@FUJゴシック体"に置き換えてください。

  • 画面帳票定義体の出力属性にOCR-Bフォントを指定した英数字項目、または帳票定義体のOCR-B項目は、List Creatorに添付されたOCR-Bフォントで出力されます。出力される文字の注意事項については、List Creatorのマニュアルを参照してください。OCR-Bフォントが指定されているPDFファイルを印刷する場合、OCR-B文字の読み取りについては保証していません。

  • ラベル印字機能の飾り文字の指定は無効となり、標準で出力されます。

  • 数字項目以外での'\'は、バックスラッシュで出力される場合があります。文書情報ファイルでエンベッドの指定をしてください。指定方法については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。

  • 罫線の二重線、波線は無効となり、実線で出力されます。

  • 網がけパターンは、通常の帳票印刷と結果が異なり、色の濃淡で出力されます。網がけの描画については、List Creatorのマニュアルを参照してください。

組込みメディアについて

  • 出力できる画像ファイルは、ビットマップ、JPEG、TIFF(LZW圧縮形式除く)、およびPNGデータです。List Creator PDF変換機能が未サポートの画像ファイルを指定した場合、MEFD_RC_MALOAD(42)、またはMEFP_RC_CALLAPI(9M) のエラーとなります。List Creator PDF変換機能がサポートしている画像ファイルについては、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。

  • プリンタ情報ファイルのMEDIAMODE(メディア解像度指定)に「PRT」(プリンタ解像度で出力する)、または「DSP」(ディスプレイの解像度で出力する)を指定した場合、List Creatorの描画仕様で出力されます。

  • 組込みメディア項目の「メディアデータの解像度で出力」、およびプリンタ情報ファイルのMEDIAMODE(メディア解像度指定)の指定値「MDA」(画像データの解像度で出力する)を有効にする場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V6.0以前と連携した場合は、「メディアデータ(画像データ)の解像度で出力する」の指定は無効となり、List Creator PDF変換機能の描画仕様で出力されます。

  • 組込みメディア項目の「透過色を指定する」、およびプリンタ情報ファイルのSTAMP(画像の透過指定)での透過指定を有効にする場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V6.0以前と連携した場合は、不透過で出力されます。

バーコードについて

  • 出力できるバーコードは範囲指定バーコード項目に限ります。基本モジュール幅バーコード項目は無効となり、出力されません。出力可能なバーコード種別は、JAN標準、JAN短縮、CODE3 OF 9、INDUSTRIAL 2 OUT OF 5(IND)、INTERLEAVED 2 OUT OF 5(ITF)、NW-7(NW7)、カスタマバーコード、QRコード、CODE128、EAN128、UPC-A、UPC-E、EAN-13、U.S. POSTNET、U.S. Postal FIM、EAN-128(コンビニエンスストア向け)、およびCODE 3 OF 9(EIAJ準拠)です。ただし、連携するList Creator PDF変換機能がサポートしていないバーコード種を出力した場合、MEFD_RC_LFLD(47)のエラーとなります。List Creator PDF変換機能がサポートしているバーコード種については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照して下さい。また、範囲指定バーコードの指定範囲が狭い場合、指定範囲を超えて出力されます。

  • バーコードの出力結果が、MeFtからプリンタ装置に印刷した範囲より大きくなる場合があります。

  • QRコードを出力する場合、指定した分割数は無効となり、分割数1で出力されます。

  • カスタマバーコードの印刷方向は、0度、90度が有効です。0度または180度が指定されている場合は0度に、90度または270度が指定されている場合は90度とみなして出力します。

  • CODE128のチェックキャラクタ印字指定を有効にするには、Interstage List Creator Enterprise Edition V8.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以前と連携した場合は、CODE128のチェックキャラクタは印字されます。