帳票をPDFファイルに変換して保存するには、プリンタ情報ファイルに以下を指定してください。
STREAM(ストリーム種別指定)
PDFファイル化への出力であること指定します。指定するキーワード値は、PDFです。
STREAMENV(管理情報ファイル名指定)
List Creator PDF変換機能連携の固有情報を記述した文書情報ファイル名を指定します。ファイルの詳細は、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。ファイル名を省略するとMEFD_RC_OPEN(10)のエラーとなります。
STREAMFILE(ストリーム出力ファイル名指定)
PDFファイルとして出力するファイル名を指定します。ファイル名を省略するとMEFD_RC_OPEN(10)のエラーとなります。
注意
PDF出力の指定について
List Creator PDF変換機能連携で有効なプリンタ情報ファイルの指定については、プリンタ情報ファイルを参照してください。
プリンタ情報ファイルのSTREAM(ストリーム種別指定)にLWおよびPDF以外の値を指定した場合は、MEFP_RC_NOSTREAM(9I)のエラーになります。
動作環境について
システムにInterstage List Creator Enterprise Edition がインストールされていない状態で、List Creator PDF変換機能と連携しようとすると、MEFP_RC_STREAMLOAD(9H)のエラーになります。
出力できるオーバレイの形式および注意事項については、List Creatorのマニュアルを参照してください。Charset Managerがインストールされていない場合は、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーとなります。
FORMで画面帳票定義体を作成するときに、Charset Managerがインストールされていない環境で、画面帳票定義体のコード系を「JIS8およびシフトJIS」以外で作成した場合、またはオーバレイ定義体を作成した場合は、文字化けなどの不都合が発生することがあります。Charset Managerをインストールし、FORMの「コード変換の指定」を「ADJUSTを使用する」にして更新してください。Charset Managerをインストールし、変換仕様「JEF変換タイプ」に「領域重視」を指定した環境で、オーバレイ定義体を出力すると、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーになります。コード系が「EBCDIC」の画面帳票定義体、オーバレイ定義体の出力時は、変換仕様「JEF変換タイプ」に「字形重視」を指定してください。なお、変換仕様の「JEF変換タイプ」を「字形重視」に変更することで、出力時のエラーは回避できます。しかし、一部の文字に文字化けなどの不都合が発生することがあります。
コードが「EBCDIC」の画面帳票定義体での固定リテラル項目の文字、およびKOL2/KOL5オーバレイ定義体の文字にJEF拡張漢字およびJEF拡張非漢字を指定している場合、Charset Managerをインストールし、Charset Managerの外字領域対応定義でJEF→Unicodeのコード対応定義を設定してください。
外字の登録については、List Creatorのマニュアルを参照してください。
文字コード規格「JIS X 0213:2004(JIS2004)」で追加された文字(サロゲートペア)を出力する場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V9.3.0以降が必要です。V9.2.0以前を使用した場合、MEFP_RC_CALLAPI(9M)のエラーとなります
作成したPDFファイルを表示または印刷する場合の注意事項については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。
出力ページ制御について
定義体、プリンタ情報ファイルおよびI/S制御レコードの関係は、出力ページの制御情報の優先度を参照してください。
印刷情報の指定について
PRTACS(印刷形態)に、「多目的プリンタ機能を使っての印刷を行う」を指定した場合は、MEFD_RC_OPEN(10)のエラーとなります。
帳票定義体での印刷範囲の設定は、無効となります。
LP印刷は、定義体で指定した属性を有効としてLP用紙に印刷したイメージを変倍でA4横に縮小して出力されます。
プリンタ情報ファイルのCMPCTTYPE(コンパクト印刷タイプ指定)は無効となります。
オーバレイについて
出力できるオーバレイの形式および注意事項については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。
項目の装飾について
List Creator PDF変換機能がサポートしているフォントを利用できます。サポートしているフォントについては、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。
帳票定義体に指定されている項目は、明朝体で出力されます。ゴシック体で出力する場合は、プリンタ情報ファイルのMAPFONT(置換フォント指定)を使用して、項目に指定されているフォント名を"FUJゴシック体"に置き換えてください。
また、帳票定義体で縦書きフォント("@"付きフォント)を指定している項目は、横書きで出力されます。縦書きフォントで出力する場合は、プリンタ情報ファイルのMAPFONT(置換フォント指定)を使用して、項目に指定されているフォント名を"@FUJ明朝体"、または"@FUJゴシック体"に置き換えてください。
画面帳票定義体の出力属性にOCR-Bフォントを指定した英数字項目、または帳票定義体のOCR-B項目は、List Creatorに添付されたOCR-Bフォントで出力されます。出力される文字の注意事項については、List Creatorのマニュアルを参照してください。OCR-Bフォントが指定されているPDFファイルを印刷する場合、OCR-B文字の読み取りについては保証していません。
ラベル印字機能の飾り文字の指定は無効となり、標準で出力されます。
数字項目以外での'\'は、バックスラッシュで出力される場合があります。文書情報ファイルでエンベッドの指定をしてください。指定方法については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。
罫線の二重線、波線は無効となり、実線で出力されます。
網がけパターンは、通常の帳票印刷と結果が異なり、色の濃淡で出力されます。網がけの描画については、List Creatorのマニュアルを参照してください。
組込みメディアについて
出力できる画像ファイルは、ビットマップ、JPEG、TIFF(LZW圧縮形式除く)、およびPNGデータです。List Creator PDF変換機能が未サポートの画像ファイルを指定した場合、MEFD_RC_MALOAD(42)、またはMEFP_RC_CALLAPI(9M) のエラーとなります。List Creator PDF変換機能がサポートしている画像ファイルについては、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照してください。
プリンタ情報ファイルのMEDIAMODE(メディア解像度指定)に「PRT」(プリンタ解像度で出力する)、または「DSP」(ディスプレイの解像度で出力する)を指定した場合、List Creatorの描画仕様で出力されます。
組込みメディア項目の「メディアデータの解像度で出力」、およびプリンタ情報ファイルのMEDIAMODE(メディア解像度指定)の指定値「MDA」(画像データの解像度で出力する)を有効にする場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V6.0以前と連携した場合は、「メディアデータ(画像データ)の解像度で出力する」の指定は無効となり、List Creator PDF変換機能の描画仕様で出力されます。
組込みメディア項目の「透過色を指定する」、およびプリンタ情報ファイルのSTAMP(画像の透過指定)での透過指定を有効にする場合は、Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V6.0以前と連携した場合は、不透過で出力されます。
バーコードについて
出力できるバーコードは範囲指定バーコード項目に限ります。基本モジュール幅バーコード項目は無効となり、出力されません。出力可能なバーコード種別は、JAN標準、JAN短縮、CODE3 OF 9、INDUSTRIAL 2 OUT OF 5(IND)、INTERLEAVED 2 OUT OF 5(ITF)、NW-7(NW7)、カスタマバーコード、QRコード、CODE128、EAN128、UPC-A、UPC-E、EAN-13、U.S. POSTNET、U.S. Postal FIM、EAN-128(コンビニエンスストア向け)、およびCODE 3 OF 9(EIAJ準拠)です。ただし、連携するList Creator PDF変換機能がサポートしていないバーコード種を出力した場合、MEFD_RC_LFLD(47)のエラーとなります。List Creator PDF変換機能がサポートしているバーコード種については、List Creator PDF変換機能のマニュアルを参照して下さい。また、範囲指定バーコードの指定範囲が狭い場合、指定範囲を超えて出力されます。
バーコードの出力結果が、MeFtからプリンタ装置に印刷した範囲より大きくなる場合があります。
QRコードを出力する場合、指定した分割数は無効となり、分割数1で出力されます。
カスタマバーコードの印刷方向は、0度、90度が有効です。0度または180度が指定されている場合は0度に、90度または270度が指定されている場合は90度とみなして出力します。
CODE128のチェックキャラクタ印字指定を有効にするには、Interstage List Creator Enterprise Edition V8.0以降が必要です。Interstage List Creator Enterprise Edition V7.0以前と連携した場合は、CODE128のチェックキャラクタは印字されます。