オープン時に印刷ダイアログボックスを表示し、そこで設定した情報を基に印刷する機能です。
印刷ダイアログボックスは、環境変数“MEFTDLG”または、プリンタ情報ファイルの「SETPRTDIALOG」の指定で表示できます。
環境変数の“MEFTDLG”に値‘Y'を指定し、印刷ダイアログボックスの設定画面でキャンセルを選択すると、印刷ダイアログボックスを表示しないときと同じ動作となります。印刷の取り消しではありません。
環境変数の“MEFTDLG”に値‘CAN'を指定した場合、または、プリンタ情報ファイルの「SETPRTDIALOG」で「2」または「3」を指定した場合、印刷ダイアログボックスの設定画面でキャンセルを選択すると、印刷を行いません。オープン処理は、MEFP_RC_PRTCAN(9L)のエラーが通知されます。
印刷ダイアログボックスで縮小を指定し、かつ定義体で縮小の指定がある場合、印刷ダイアログボックスの値で縮小された後、さらに定義体の値で縮小されます。
印刷ダイアログボックスを利用すると、プリンタ情報ファイル、定義体およびCOBOLのI制御レコードで指定している出力プリンタデバイス名、給紙口、用紙サイズ、複写枚数、両面印刷、綴じ代方向および印刷形式などの印刷ページに関する情報は無効となります。
プリンタ情報ファイルのキーワード「SETPRTDIALOG」で、「3」を指定した場合、プリンタ情報ファイルで指定した以下の情報が、印刷ダイアログボックス(およびプリンタの詳細情報)の初期表示として反映されます。
出力先プリンタ名
用紙サイズ(FORMSIZE指定、用紙名指定、任意用紙サイズ指定)
給紙口(SUPLY指定、給紙口名指定)
印刷方向
複写枚数
印刷ダイアログボックスでは、印刷するページを 1~99999ページの範囲で、複数の指定が可能です。印刷するページの区切りは‘,’で指定し、連続するページを指定する場合は、開始ページと終了ページの間に‘-’を付加して指定します。
(例)1ページ、3ページ、10~15ページを印刷する場合は、「1,3,10-15」と指定します。
印刷プレビューのプレビュー表示画面に先立って表示される印刷ダイアログボックスでは、印刷範囲の指定はできません。印刷プレビューの詳細については、「印刷プレビュー機能」を参照してください。