利用者プログラムの文字コードがEBCDICおよびJEFの場合
JEF拡張漢字サポートが必須です。詳細については、「JEF拡張漢字サポートに関して」を参照してください。
オーバレイファイル名を英小文字または半角カナで定義体に指定すると、オーバレイの印刷時にMEFP_RC_NOOVLF(91)のエラーになります。オーバレイファイル名は英大文字および数字で指定してください。
利用者プログラムの文字コードがEUCの場合
ウィンドウ情報ファイルのJEFEXTN(JEF拡張漢字サポートの有無) およびプリンタ情報ファイルのJEFEXTN(JEF拡張漢字サポートの有無)で「JEF拡張漢字サポートを使用する」と指定した場合は、JEF拡張漢字サポートが必須です。
JEF拡張漢字サポートを使用する場合は、オーバレイファイル名を英小文字または半角カナで定義体に指定すると、オーバレイの印刷時にMEFP_RC_NOOVLF(91)のエラーになります。オーバレイファイル名は英大文字および数字で指定してください。
利用者プログラムの文字コードがUnicodeの場合
COBOLの翻訳オプションで、実行時のコード系にUnicodeを指定することでUnicodeを扱う利用者プログラムを作成することができます。詳細については、NetCOBOLユーザーズガイドを参照してください。
日本語項目はUCS-2(エンコードUTF-32形式の場合はUTF-32)となり、その他の項目はUTF-8になります。なお、使用する帳票定義体は、UTF-32用定義体変換コマンドを使用して変換しておく必要があります。エンコードUTF-32形式のデータを扱うアプリケーションの作成方法、および帳票定義体の変換方法については、NetCOBOLユーザーズガイドを参照してください。
JEF拡張漢字およびJEF拡張非漢字を出力する場合は、“FUJ明朝体”フォントが必要です。
半角カタカナを扱えるのは、英数字日本語混在項目だけです。
FORMで画面帳票定義体を作成するときに、Charset Managerがインストールされていない環境で、画面帳票定義体のコード系を「JIS8およびシフトJIS」以外で作成した場合、またはオーバレイ定義体を作成した場合は、文字化けなどの不都合が発生することがあります。Charset Managerをインストールし、FORMの「コード変換の指定」を「ADJUSTを使用する」にして更新してください。
コードが「EBCDIC」の画面帳票定義体での固定リテラル項目の文字、およびKOL2/KOL5オーバレイ定義体の文字にJEF拡張漢字およびJEF拡張非漢字を指定している場合、Charset Managerをインストールし、Charset Managerの外字領域対応定義でJEF→Unicodeのコード対応定義を設定してください。Charset Managerの外字領域対応定義でコード対応定義を設定しないと置き換え文字(アンダーライン)で出力されます。
Charset Managerをインストールし、変換仕様「JEF変換タイプ」に「領域重視」を指定した環境で、コード系が「EBCDIC」の画面帳票定義体を入出力すると、MEFD_RC_MED(22)のエラーになります。画面帳票定義体、オーバレイ定義体の作成時および入出力時は、変換仕様「JEF変換タイプ」に「字形重視」を指定してください。なお、変換仕様の「JEF変換タイプ」を「字形重視」に変更することで、入出力時のエラーは回避できます。しかし、一部の文字に文字化けなどの不都合が発生することがあります。
指定されているフォントが、システムにインストールされていないなど、使用できない状態の時、文字が重なって印刷されるなどの異常が発生する場合があります。指定のフォントが正しくインストールされているかなど、フォントが正しく使用できる環境になっているかを確認し、あらかじめ正しく印刷されることを必ず確認してから運用してください。
Unicodeの0面以外の文字(サロゲートペアで表現する文字、UTF-8の4バイト以上の文字)が指定された場合、以下のようになります。
画面機能:置き換え文字(アンダーライン)で出力およびレコード領域に格納されます。
印刷機能:印刷時は指定された文字で出力されます。
電子帳票保存またはPDF出力時は文字化けなどの不具合が発生しますので、指定しないでください。
注意
利用者プログラムの文字コードがUnicodeの場合、日本語項目以外では0xFFを含むコードを指定しないでください。指定した場合、MEFP_RC_FONT(9J)のエラーになる場合があります。
富士通ワープロソフト「OASYS」のコード系設定(CHCODE)の注意
OASYSのコード系の設定(CHCODE)を「富士通」にしている場合、OS/2拡張非漢字などの拡張文字が「・」で出力されます。拡張文字を表示したい場合は、OASYSのコード系の設定(CHCODE)を「マイクロソフト標準」に変更してください。