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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.29 COM連携-MTSによるトランザクション管理をするプログラム(Sample28)

ここでは、本製品で提供するサンプルプログラム-Sample28-について説明します。

Sample28では、COBOLによるCOMサーバプログラムのトランザクション管理をMTSで行う方法を示します。

COBOLアプリケーションで、MTS(Microsoft(R) Transaction Server)によるトランザクション管理を行う場合の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“COM機能”を参照してください。

このプログラムを動作させるためには、以下の製品が必要です。

なお、このプログラムはODBCドライバを経由してデータベースにアクセスします。

このため、このプログラムを動作させるためには、以下の製品が必要です。

ODBCドライバを使用するデータベースアクセスについては、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“リモートデータベースアクセス”を参照してください。

注意

以降では、NetCOBOLのインストール先フォルダーをC:\COBOLとして説明しています。フォルダー名がC:\COBOLになっているところは、NetCOBOLをインストールしたフォルダーに変更してください。

概要

このプログラムでは、Sample25と同様にオンラインストアのアプリケーションを構築するための次の機能を提供します。

ただし、このプログラムでは、トランザクションの管理をMTSの機能を使用して、COBOLプログラムから直接行っています。

Sample25では、埋込みSQL文のCOMMIT文/ROLLBACK文を使用して、トランザクションの管理をデータベースに任せていました。これは埋込みSQL文に慣れた人にはわかりやすい方法ですが、トランザクション管理をデータベースに任せることにより、データベースの処理に負荷がかかります。

このプログラムでは、トランザクションの管理はMTSの機能を使用して、COBOLプログラム自身で行います。これにより、データベースの処理の負荷が軽減されるとともに、より詳細なトランザクションの管理が可能となります。

MTSの機能を使用して、COBOLアプリケーションからトランザクションを管理するには、次の2つの方法があります。

ここでは、前者の例を示します。

提供プログラム

使用しているCOBOLの機能

使用しているCOBOLの文

プログラムを実行する前に