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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.29.1 プロジェクトマネージャを利用する場合

ビルド・リビルド

翻訳およびリンクは、プロジェクトマネージャのビルド機能を使用して行います。

  1. プロジェクトマネージャを起動します。

  2. プロジェクトファイル“STORESV2.prj”を開きます。

  3. 設定されているCOMサーバ情報を確認します。

    ターゲットファイル(STORESV2.dll)を選択し、[プロジェクト]-[オプション]-[COMサーバ]メニューから“参照”を選択します。

    [参照]ダイアログが表示され、設定されているCOMサーバ情報が参照できます。

  4. プロジェクトマネージャの[プロジェクト]メニューから“ビルド”を選択します。

    →  ビルド終了後、STORESV2.dllが作成されていることを確認してください。

MTSへの登録

作成したCOBOLアプリケーションをCOMサーバとして使用するためには、WindowsシステムおよびMTSへの登録が必要です。またこの際、トランザクションの制御方法を指定します。

MTSエクスプローラを使用して、システムのレジストリおよびMTSに登録します。詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“MTS環境への登録方法”を参照してください。

サーバプログラムの実行環境の設定

  1. プロジェクトマネージャの[ツール]メニューから“実行環境設定ツール”を選択します。

    →  実行環境設定ツールが表示されます。

  2. [ファイル]メニューの“開く”を選択し、ダイナミックリンクライブラリ(STORESV2.dll)が存在するフォルダーに、実行用の初期化ファイル(COBOL85.CBR)を作成します。

  3. [共通]タブを選択し、以下を設定します。

    • 環境変数情報@ODBC_Inf(ODBC情報ファイルの指定)に、ODBC情報ファイル名を指定します。

      • コネクション有効範囲(@SQL_CONNECTION_SCOPE)は、“オブジェクトインスタンス”を選択します。

      • COMMITモード(@SQL_COMMIT_MODE)は、“AUTO”を選択します。

    設定方法は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“ODBC情報設定ツールの使い方”を参照してください。

  4. [適用]ボタンをクリックします。

    →  設定した内容が実行用の初期化ファイルに保存されます。

  5. [ファイル]メニューの“終了”を選択し、実行環境設定ツールを終了します。

クライアントプログラムの修正

Sample26およびSample27を次のように修正することによって、このプログラムのクライアントとして使用することができます。