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NetCOBOL V11.0 入門ガイド
FUJITSU Software

6.14.1 NetCOBOL Studioを利用する場合

Visual Basicプログラムの翻訳・リンク

コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行し、翻訳およびリンクを行い、実行可能ファイルを作成します。

C:\COBOL\Samples\COBOL\Sample13>nmake -f MakeFile_VB

翻訳およびリンク終了後、実行可能プログラムSample13.exeが作成されていることを確認してください。
上記の例の場合、Sample13.exeは以下に作成されます。

C:\COBOL\Samples\COBOL\Sample13\VBProj\bin\x86\Release\Sample13.exe

注意

Microsoft .NET Framework v4.0.30319を使用しています。Frameworkのバージョンが異なる場合は、Makefile_VBのNETFRAMEWORKPATH に正しい値を設定してください。

COBOLプログラムの翻訳・リンク

  1. サンプル用に作成したワークスペースを指定して、NetCOBOL Studioを起動します。

  2. [依存]ビューを確認し、Sample13プロジェクトがなければ、以下を参考にサンプルプログラムのプロジェクトをNetCOBOL Studioのワークスペースにインポートします。

  3. [依存]ビューからSample13プロジェクトを選択し、以下の構成になっていることを確認します。

    自動ビルドが設定されている場合、プロジェクトをワークスペースにインポートした直後にビルドが実行されます。この場合、[その他のファイル]には、ビルド後に生成されるファイル(.dllや.objなど)が表示されます。既定では自動ビルドに設定されています。

  4. [その他のファイル]にSample13.dllが作成されていない場合(自動ビルドが実行されていない場合)、NetCOBOL Studioのメニューバーから[プロジェクト] > [プロジェクトのビルド]を選択します。

    →  プロジェクトのビルドが行われ、Sample13.dllが作成されます。

プログラムの実行

  1. [依存]ビューからSample13プロジェクトを選択し、NetCOBOL Studioのメニューバーから[実行(R)] > [実行(S)] > [COBOLアプリケーション]を選択します。

    →  [実行ファイルの選択]ダイアログボックスが表示されます。

  2. [実行ファイル]に以下のファイルを指定し、[OK]ボタンをクリックします。

    C:\NetCOBOL Studio\workspace\Sample13\VBProj\bin\x86\Release\sample13.exe

実行結果

  1. プログラムを実行すると、Visual Basicで作成したフォームが表示されます。

    フォームには、左辺を示す2つの入力用のテキストボックスおよび右辺を示す1つの出力用テキストボックスがあります。

  2. 左辺を示すテキストボックスに数値を入力します。

  3. [=](イコール)ボタンを押すと、COBOLで作成したアプリケーションに左辺で指定した数値が渡されます。

    COBOLアプリケーションでは、2つの数値を乗算し、編集項目に格納し、これをVisual Basicアプリケーションに返却します。

  4. Visual Basicアプリケーションは、返却された文字を右辺に示すテキストボックスに表示します。

  5. 各テキストボックスの値をクリアするには、[クリア]ボタンを押します。